Microsoft社員のためのeラーング「無意識のバイアス」

無意識のバイアスについて、それらが行動にどう影響するのか、職場でどう影響するのかについて理解するeラーニング。
社内向けのようですが、外部から閲覧できるようになってるようです。
すばらしい内容です。途中で流れるビデオもよく作ってあります。
Microsoftで働いてみたくなります。

MicrosoftのOSは世界中の言語をサポートしようとしていると聞いた記憶があります。
だれも平等にPCを利用できるようにするという使命を持って、もうすぐ失われであろう少数派の言語も含まれているとか。
そういうところは素晴らしいと思っているのですが、正直なところ、Microsoftの製品は積極的に好きにはなれません。

eLesson:無意識のバイアス | Microsoft >>

ヨーロッパ(たぶん英国)のいくつかのクリエイティブ・エージェンシーへのインタビューだそうです。
コロナ禍でクリエイティブの仕事にどんな変化が起こって、いままでとこれからはどう変わっていくのかを答えてくれています。
インタビューの内容からすると、よい変化が起こっている気がします。

1. お互いに気を配る
「私が気付いたことの一つは、人々がお互いに共感し合っているということです。離れていることで、ある意味では、社交的になったとも言えます。チームがお互いを気遣っているという実感があります」
「そのおかげで、クライアントとの距離も縮まりました。みんな一緒にこの状況に置かれています。会話には以前はなかったような温かみがあり、多くの人がこれを仕事との関係を変える機会と捉えているように感じます」

2. 企業文化
「ロンドンとリーズのスタジオスペースに戻り、それらを最大限に活用することを楽しみにしています」
「毎日のスタジオにアクセスできないということは、生産的なオフィスを作るための本質が問われます」
「クリエイティブな雰囲気の中で一緒に仕事ができることは、素晴らしいことでしょう」
「戻りたいのは場所だけではありません。自分たちの企業文化に戻るのが待ちきれないです」

3. 出張が減る
「この経験には確かにネガティブな面がありました」
「しかし、私たちは在宅勤務が完全に可能であることを証明しました」
「私が期待しているのは、業界がビデオ通話で簡単にできた会議のために長距離便を利用する必要性を再考することです。これは、危機からもたらされる可能性のある、地球にとっての利益の一つです」

4. オフィスでの誕生日ケーキ
「スタジオとして、私たちはより直感的かつ柔軟に仕事をしなければなりませんでした。同じ部屋で仕事をしていないと、共同作業をするのは非常に難しいと思っていましたが、私たちはそれに適応しています。」
「とはいえ、物理的なオフィスに戻ることをとても楽しみにしています」
「ズーム通話ではまだ世間話をすることはできますが、それは確かに同じではありません。残念ながら、Zoomはチームの誕生日を手作りのケーキで祝う代わりにはなりません」

5. より良いメンタルヘルス
「間違いなく、対面での交流を切望していますが、リモートで仕事をすることで、より柔軟なエージェンシーとなり、生産性も向上しています」
「このような状況になったことで、自然とウェルビーイングが重視されるようになり、全員のメンタルヘルスに配慮するようになりましたが、これは良いことです。私たちはより健康的なランチを食べ、机から離れて昼間の散歩をするようにしています」

6. 新しいマインドセット
「エージェンシー全体のコミュニケーション、サポート、共感のレベルは、信じられないほど強力でした」
「人間関係が深まり、社員の連帯感が強まっているのを見ました」
「リモートワークによって、喧噪を離れて、熟考する時間が得られました。それは自分のためだけでなく、お互いのための時間です」
「我々はこのマインドセットを携えてスタジオに戻るようにします」

What to expect from post-pandemic work culture in the creative industries | CREATIVE BOOM >>

むずかしいですが、いろいろ考えさせられる記事でした。欧米のデザイン理論が世界に広まっていった過程で形成された「権威」「支配」「認識」「差別」などについての記事です。現在の私たちのデザインにおける価値観の多くは欧米のデザインの価値観の影響を受けていて、欧米のデザイン理論の教育を受けて、それを規範としたデザインをしています。

「“植民地化”とは、先住民族の抑圧体験に根ざしたものであり、具体的には、先住民族の資源を奪われること、西洋のイデオロギーが社会に埋め込まれていくことなどです。」

「“脱植民地化”という言葉は、もともとは、かつての植民地から宗主国が撤退することを意味する言葉として使われていました。今では、「脱植民地化」は様々な思想を表すようになりました。
欧米では、社会は他国の植民地化の上に成り立っており、欧米社会は特権と抑圧のシステムの中に存在しており、欧米人が自分たちのものと見なしてきた文化の多くは、実際に流用されたり盗まれたりしてきたことを欧米人自身が認めています。」

1. デザインの歴史を脱植民地化する。
「デザインの価値観や歴史は「カノン(規範)」を通して教えられています。・・・規範の権威は、西洋以外の文化やより貧しい背景を持つ人々の作品を貶め、例えばガーナのテキスタイルはデザインではなく工芸品として扱われるようになっています。」

2. デザインの価値観を脱植民地化する。
「異なる民族の人々が自分のデザインしたものにどのように共感してくれるかを考えたことはありますか?脱植民地主義の一つの側面は、解決策がどのように体験されるのかを相手の身になって考えることです。」

3. デザインワークを脱植民地化する。
「脱植民地化のプロセスを日常の実践に組み込む方法がある。例えば、マイノリティが経営する印刷会社と仕事をすることは、デザイン労働を脱植民地化する一つの方法である。」

日本で働く者なので、正直なところ、うまく理解できていない部分があります。
身近な感覚としては、“植民地化”がデザイン業界の構造として組み込まれていることに問題がある気がします。
“植民地化”のルールで搾取されたり排斥されたり差別されたりせず、そういう業界構造に加担しないようにしたいです。

What Does It Mean to Decolonize Design? >>

コロナウイルスで封鎖が続く英国の映画業界やエンタテイメント業界。
そこで働くフリーランスの人たちの窮状を訴えるプロモーションムービーだそうです。

「私たちは、この危機にてあなたとあなたの愛する人に情報提供したり楽しませたたりするスクリーンの後ろにいます。しかし、私たちの仕事や生活は不安定です。私たちはスターではありません。高給はありません。そして今、私たちのすべての仕事が停止しました。私たちは政府の支援の対象になりません。収入がありません。緊急の政府の支援がなければ、これで終わりです。」

彼らが救済されて、彼らの仕事が続けられますように。

くわしくはこちら >>
‘Forgotten Freelancers’ Highlighted in U.K. Campaign for Coronavirus Financial Support

HAWRAF

2016年にニューヨークで開業したデザインスタジオ「Hawraf」は、スタジを閉鎖することになったそうです。
ブルックリン交響楽団やGoogleなどのクライアントの仕事を手掛けていたそうです。

彼らはGoogle Design Labの出身で、デザインスタジオの仕事の透明性を高めることをポリシーとしていたので、閉鎖にあたっていままでの仕事のドキュメントをGoogleドライブで公開しました。

そのGoogleドライブには
Hawrafのすべての利益と損失。
取り組んだプロジェクトにかかった費用。
取引先がクライアントとして有望かを判断する基準。
などがあるそうです。

デザインとその仕事についてオープンにすることで、人々がデザインとデザインの目的について多くのことを話すようになり、創造的な仕事で生活の糧を得る方法を身につける手助けになれば・・・とのことだそうです。

Hawraf の Google ドライブ はこちら >>

元記事はこちら
How to design the end of a studio’s life >>

Hawraf >>

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jeff_bezos_mail

2004年にはパワポは禁止になってるようです。

「会議では必ず、出席者の1人が6ページのメモを準備する。主題、文章、動詞がしっかりと使われた物語のような構成になっている。箇条書きだけのメモではない。議論のための、コンテキスト(文脈)を作り出すためのメモだ」
出席者全員が座って静かにメモを読む。それから、メモについて議論を始める。

アマゾンの企業としての判断力はスゴいと思ってます。
正しい判断のためには「わかりやすい」とか「効率がいい」とかが重要ではないということのようです。

まずはパワポを捨てて、この会議スタイルを見習ったほうがいいかも。

6ページの長文メモ、ベゾスも認めるアマゾンの「奇妙な会議ルール」 | BUSINESS INSIDER >>

アマゾンの会議は30分間の沈黙から始まる | ASCII.jp >>

すでに結果を知っているからこそ、サスペンスの構図ができていておもしろいです。
ドライバーに焦点を当てた当初の企画から逸脱していくストーリーがことの重大さを物語ってる感じ。

失敗する大規模プロジェクトに組織や個人がどのように向き合うのか。
テレビ番組のお約束なサクセスストーリーなんかよりずっと学ぶことが多いかも。

物事を複雑にして、対応が難しくなって、時間がなくなる・・・
どんなプロジェクトにもよくある失敗例かも。

全4話。 Amazon Prime でどうぞ。

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写真家のAnton Rodriguez さん と編集者のJonathan Openshaw さんによる、ロンドンの 建築家、編集者、デザイナー などの机の上を撮影した 写真展。
クリエイティブな人たちの多くに共通することは、机の上にパソコンがないことのようです。

紙と鉛筆で思考を洗練させることができないようでは、クリエイティブからは程遠いということのようです。

ずっと昔に先輩から
「PCの前に座る以前に充分なスケッチをして、PCでやることはただの作業にしろ。」
と言われたのを思い出します。まったくその通り。

写真展のあったギャラリーの様子 >>

元記事はこちら
The Desks Of Top Creatives Prove That Offline Workspaces Still Matter >>

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デザイナーが持ちあわせるべき倫理観だそうです。
しかも、現代のプロフェッショナルのデザイナーのための倫理観。

1. 盗まない。

2. 遅れない。

3. 手掛けたデザインで誰も傷つけない。

4. 業界向けのデザインでなく、広く一般のためにデザインする。

5. 自分の価値を安売りしない。

6. 他人と協調する。

7. より大きな善に貢献し、悪を促進することはしない。

8. クライアントには敬意を持って対応する。

9. 同僚の仕事を軽視しない。

10. 自らのガイドラインを設定して、毎日これを守る。

だいぶ正しいと思います。
現代のデザイナーは、環境的にもダークサイドに堕ちがちなかも。

くわしくはこちら >>
The Professional Designer’s Work Ethic: 10 Commandments

designer-vs-developer-movie

Googleのデザイナーの Mustafa Kurtuldu さんが制作した、デザイナーと開発者の相互理解のためのシリーズで6本の動画が2週間ごとに公開される予定。

永遠のテーマのような気がします。
日本語字幕を見てもよくわかりませんでしたが、なにより敬意と対話が大切なようです。

Mustafa Kurtuldu さんの Material Design Lite の紹介もいいです。