詩集には寄稿による20編の詩が収録されています。
それぞれの寄稿者は、ロックダウンの経験について詩を書き、自分の部屋の窓から見える景色の写真を提供します。
そのイラストがそれぞれの詩に添えられています。
ブランディング会社のデザイナーのハリー・ミーキンは、精神的な健康のための慈善団体であるPlatfformの協力を得て、Kickstarterで出資を募ったそうです。
「私はこの本に、詩を超えた目的を持たせたかったのです。この本には、私たちの葛藤や不安、いつもの日常への憧れが反映されています。私たちは遠く離れていても、みんな一緒にこの世界にいるということを知って、人々がこの言葉に慰めを感じてくれることを願っています。」
「イラストレーションのスタイルは、それぞれの詩が自宅で作られているというコンセプトに合わせたものにしたかったので、鉛筆と紙だけが相応しいと考えました。」
元記事はこちら
Beyond the Pane is a poetic keepsake inspired by lockdown >>
本の紹介はこちら
Beyond the pane – A poetic ‘time capsule’ inspired by our experience of lockdown >>
ビジネスで、環境、経済、社会を破壊する犯罪を暴くためのプロジェクトだそうです。
獄中にいる人が描いた、獄中にいるべき人のポートレート。
企業が犯した犯罪と、肖像を描いた作家が犯した犯罪を、並べて見ることができます。
米国では、大きな貧富の差によって司法が正しく機能しなくなっていることが問題視されているようです。
「企業は一般人なら誰でも投獄されるような犯罪を頻繁に犯しています」
「これらの企業犯罪は環境、経済、社会を荒廃させているにもかかわらず、犯罪を犯した企業は和解金を支払うだけで済むことが多いのです。これらの支払いは企業の収益にはほとんどダメージを与えず、ビジネスを行うためのコストとして予算に組み込まれています。」
「Capturedは、ビジネスの犯罪に光を当てます。」
ジョージ・フロイド事件への抗議行動で逮捕者が出たことを受けて、ソフトカバー版の売り上げの利益をすべてブルックリン保釈基金に寄付するそうです。
毎年恒例の展示。今年見た本のなかでは「Verdade?!」という絵本がよかったです。
2色の色を重ねるシンプルな印刷が、おおらかに歌ってる感じで魅力的でした。
今年は入口付近に日本のブックデザインを紹介するコーナーがありました。
他の国のコーナーの本が、本の内容とそのデザインに強い関連性と必然性を感じるところ、残念ながら、日本のコーナーはそういった点でデザインの水準が低いと言わざるを得ない印象でした。
ブックデザインに限らずですが、デザインとコンテンツの関係性を見直して、もっといいことができるかも。
SLANTEDでは世界の各都市で長期取材して、グラフィックやビジュアル分野のクリエイティブを紹介した本を出版しているようです。
2017年に東京でかなり大勢のデザイナーに取材したようです。
英語なので読むのは難しそうですが、読み応えありそう。
他の都市の本もおもしろそうなので、日本語になってくれたらありがたいです。
ゆっくり読んで、やっと読み終わりました。デヴィド・ホックニーの解説がとてもおもしろかったです。
絵画について盲目的に信じていたことを(いい意味で)揺さぶってくれる本でした。
有史以来、人は図像が大好きでデジタルになって世界中と繋がっても図像で遊んでいることが納得できました。
多様なテーマに沿って古今東西の絵画をデヴィド・ホックニーとマーティン・ゲイフォードが対話形式で解説していて読み易いです。
本のタイトルは「絵画」よりも「図像」としたほうが適切な感じ。
自分のどこかにこびりついていた受験デッサン原理主義のような感覚を溶かしてくれるような感じでした。
どれも日本語訳はなさそうですが、おもしろそう。
この夏の課題図書という感じでしょうか。
それぞれの本の内容よりも、どれも、データ、アルゴリズム、UX/UI とそのテクノロジーについての本だということに驚きます。これからのデザイナーの仕事の中核はこういうことになっていくということかも。
『数学の破壊兵器:どのように大きなデータが不平等を高め、民主化を脅かすか』
mass と math の語呂合わせのようです。
ブラックボックスになってるアルゴリズムが社会の不平等を広げていると指摘してるそうです。
『新しい都市の危機:都市が不平等を高め、分離を深め、中流階級が失敗する方法』
「創造階級(クリエイティブ・クラス)」という人たちによる都市計画に疑問を呈する内容のようです。
『Whiplash(鞭打ち):速い未来に生き残る方法』
MITメディアラボの伊藤穰一の著作。テクノロジーとテクノロジーが拓く未来の社会像のお話のようです。
『Play Anything:制限の楽しさ、退屈の使い途、そしてゲームの秘密』
ゲームデザイナーのイアン・ボゴストさんの本。
ゲーミフィケーションのことではなく、UX/UIの観点に役立つような内容のようです。
『データとゴリアテ:あなたのデータを収集しあなたの世界をコントロールする隠された戦い』
著者はプライバシーとセキュリティの専門家。
デザイナーの仕事がディストピアな監視社会の片棒を担ぐようなこともあるのかも。
紹介を読んだだけで、こういうことに理解を深める必要がある気がしてきました。勉強しないと。
くわしくはこちら >>
『Want To Understand The Future Of Design? Read These Books』
https://www.fastcodesign.com/90124464/want-to-understand-the-future-of-design-read-these-books
1888年の創刊以来128年間の雑誌のベスト・インフォグラフィックをまとめた本。
インフォグラフィックの “あるべき姿” を知ることができそうです。
知識とデータとビジュアルの総本山のという感じ。
こちらから購入できるようです。
National Geographic Infographics >>
今年も開催の世界のブックデザイン見てきました。
今年は展示点数が少なくなってるような感じ。
そのなかでカナダの絵本『Sidewalk Flowers』は魅力的でした。
文字はなくイラストだけの絵本ですが、あたたかいストーリーを感じさせる、いい絵本でした。
展示では、本の内容と装幀の造形が一体になっているような素晴らしい本が多くありました。
1970年代の本ですが、今年になって再販されたようです。
ちゃんとレシピも掲載されてます。
超現実のレシピじゃなくて、ちゃんと食べられるレシピだそうです。
ダリといえば、ずっと昔に図書館で借りた『天才の日記』がおもしろかったのを覚えてます。
日本語の紹介はこちら >>
デジタル社会、ネットワーク社会、ソーシャルネットとかが登場する前と後をピクトグラムでシンプルに表現し多本。どのピクトグラムもうまく言い得ていそうな感じ。
そういえば、そうだったな〜・・・という気がしてきます。
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