使用済みのジャベリン・ミサイル発射管で製作されたハイエンド・スピーカー BOOWTANK

『BOOWTANK』という名前のスピーカー。ウクライナ語で「戦車があった」という意味があるようです。100人規模のライブを盛り上げるのに十分なパワーで、Wi-Fiとブルートゥース接続、ストリーミング・サービスにも接続できるそうです。

戦争でそれまでの造園業ができなくなったマキシム・フジーさんは慈善団体を共同設立して避難支援や人道支援物資の輸送、ウクライナの国防軍に50台以上の車両を供給するなどの活動をしていたそうです。

外観のデザインにおいて重要なことは可能な限り変更しないことだったそうです。
実際の戦場で使用され、使用した人の中には紛争を生き延びられなかった人もいたであろうという事実を尊重したデザインになっています。

「お金を寄付してくれたら、ガレージに置いて忘れてしまうようなものをあげます・・・とは言いたくないんです。人々に役立つ本当に良い製品を提供しなければならないのです。」

「私たちは戦い、もがき、生き残ろうとしています。ダビデとゴリアテのようなもので、生き残るためには、本当に速く、本当に創造的で、本当に責任ある行動をとる必要があります。私たちがこのプロジェクトを始めたのは、やりたかったからではありません。」

「来年には、ウクライナで対戦車システムを見つけることが不可能になっていることを願っています。」

この『BOOWTANK』で救急車3台を購入するための約40,000ドルを得ることを目標としているそうです。

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この椅子は梱包を解いたときの板の状態から、自然に形を変えるようにデザインされています。この自己形成は木材の吸湿性の収縮を利用しています。
作業や道具や説明書なしに、静かに、簡単に行われ、一晩でスムーズに展開されるそうです。
一度成形されたあとは安定するようです。

『素材プログラミング』という手法を導入しているそうです。
木材が伐採されたあとの体積や剛性の変化を含水率の変化と正確に関連付けて計算してデザインしているそうです。

IKEAなどで売られている家具の多くは木材をチップを粉状に繊維化してから成形した板なので、膨大なエネルギーと労力がかかっています。
ハイグロシェイプは、木材の自然な性質を維持するだけでなく、実際にその性質に依存して家具を形成しようというプロジェクトです。

研究者は木材を手に入れます。それを板状にスライスし、木目と含水率をスキャンします。(これは大変な作業に思えるかもしれないが、実は、ほとんどの製材所がすでに行っているそうです)この木目と水分を分析し、自然乾燥したときにどのように曲がるかを解析するソフトウェアを開発したそうです。

製品としては個体差がありそうな気がしますが、それも含めておもしろいデザインです。

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外見はお馴染みのピカピカのアルミ製トレーラー。
中身は旧来のトレーラーではありません。バッテリーを搭載した電気自動車です。
eStream単体で道路を走ることはできません。他のトレーラーと同じように牽引する必要があります。
しかし、iPadを使えば、クルマがなくてもeStreamをちょうどいい場所に簡単に動かすことができます。
フル充電すると、1週間から2週間程度はエアコンや暖房を含むすべてのシステムを稼働させたまま過ごせるらしいです。
オフグリッドでの旅の手軽さと快適さを両立。
でも、製品化はまだ数年先だそうです。

とても贅沢ですが、よくできた商品企画のような気がします。
なによりたのしそうです。これでリモートワークしたいです。

電子ペーパーに使われる「E Ink」を利用しているそうです。

クルマの生産工程で大きな設備投資が必要で、しかも環境負荷が大きいのは、ボディ塗装の工程だと聞いたことがあります。
コスト面でも環境面でも、できるだけ塗装をしないデザインができれば理想的なようです。
ニーズ、生産工程、環境負荷などなどの要件から、ボディカラーと素材をどのように扱うのかはクルマのデザインの課題なのかも。

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なるほど、工業製品におけるデジタルツインがどういうことなのか、はじめてわかりました。
2022年にポルシェ・タイカンのオーナーに提供されるサービスだそうです。さすが。

クルマの仮想的なレプリカである「デジタルツイン」を作成し、クルマに組み込まれたセンサーによってデータを記録して愛車の性能を監視。愛車に必要なサービスや点検をレコメンドして、不具合が発生する前に予測することもできるそうです。中古車を正しく査定して適正な価格を提案できるそうです。

デジタルツインはスゴい可能性があることかも。

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「サステイナビリティとラグジュアリーを融合させる」というコンセプトがいいです。
新しいBNMWロゴが控えめなエンボスになってるのは、このコンセプトを体現してる感じ。

現在のクルマも90%以上はリサイクル可能らしいので、無理に100%にして別の環境負荷を引き起こさなければいいとも思いますが、「サステイナビリティとラグジュアリーの両立」というのは、いろいろな分野のデザイナーに課された課題なのかも。

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ヴァージル・アブローがリデザインしたWandanlage

オリジナルのWandanlage

かっこいいです。ブラウン100周年記念のコラボのようです。
ディーター・ラムスのデザインの意味を理解したうえで、今日的な解釈をしてるようです。
オリジナルへの敬意が感じられます。http://designers-union.com/#

オリジナルと同じように、壁にかけるアートのような佇まいですが、全体がクローム仕上げになっていて、ボタンやダイヤルにはドットフォントのタイポグラフィが使われています。
ラグジュアリーでハリウッド的でヒップホップな感じ。

「最小限の変更で最大のインパクト」というデザイン方針だったそうです。

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いままで未公開だったポルシェのデザインコンセプトモデル

いままで未公開だったポルシェのデザインコンセプトモデル

いままで未公開だったポルシェのデザインコンセプトモデル

いままで未公開だったポルシェのデザインコンセプトモデル

いままで未公開だったポルシェのデザインコンセプトモデル

『Porsche Unseen』というタイトルで2005年から2019年までの15種類のデザインスタディを初公開してます。
いかにもポルシェというデザインもあれば、そうは感じられないものもありますが、こういうブランディングの上手さはさすが。

「Safari」のサブネームのついたオフロードモデルや、リアエンジンで4ドアと思われるモデル、さらにミニバンもあります。
ポルシェのミニバンは、意外に売れそうな気がします。

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本も出版されるようです。
PORSCHE UNSEEN >>

真っ平らなプラットフォームにクルマの機能のほぼすべてが収まっています。
たぶん、自動運転の機能もそのひとつになりそう。

トレッドやホイールベースも自由に設定できるようです。サスペンションも小さそう。
(タイヤサイズが同一のように見えるのは、試作機だからなのかも)

このスケートボードのようなプラットフォームを使えば、クルマがどんな外観をしているのかは、好きなようにデザインすればいいらしい。

いつか、クルマをデザインするときに、人が乗ることすら前提にしなくてもよくなるのかも。

元記事はこちら
Car design is about to change forever. This video encapsulates how >>

eBussy

軽トラみたいなデザイン。
ドイツの自動車メーカー、エレクトリック・ブランズのモジュール構造の電気自動車は、夥しいバリエーションがあって、トラック、SUV、バン、など好きなボディタイプにカスタマイズできるそうです。
しかも、購入後に自分でトラックからオープンモデルにカスタムしたりもできるようです。
2021年に英国で発売されるそうです。

電気自動車は普通のクルマよりも部品点数も少なくて、構造も単純で、生産も容易で、既存の自動車会社ほどの規模を持たない企業でも、参入してうまくいけばシェアを獲得できるチャンスがあるのかもしれません。
そういうプランに沿ったデザインであり、さらに自動運転も要件に入れると、こういうデザインになるのかも。

元記事はこちら
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ElectricBrands | eBussy >>

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