今年はじめにニューヨークでデザイン会社をやってる Philip VanDusen さんが予想していた15のデザイントレンド。
さあ、半年が過ぎてこの予想は当たってるでしょうか。

紹介されてるトレンドはやや子供っぽい感じもしますが、いまどきの80年代っぽい雰囲気をうまく説明してくれてるようで勉強になります。

【関連記事】2018年には消えてほしい10のデザイントレンド >>

MassimoVignelli_DCMetro_01

MassimoVignelli_DCMetro_02

ニューヨークの地下鉄マップで有名なマッシモ・ヴィネッリは、同時期にワシントンD.C.の地下鉄のサインシステムも依頼されていたようで、そのときのマッシモ・ヴィネッリのデザインスケッチが新たに発見されたそうです。

最終的にはランス・ワイマンがデザインすることになったそうです。とても豪華なコンペ。

ヴィネッリのデザインは複雑な地下鉄をシンプルに理解できるように配慮していることがうかがえます。

でも、ランス・ワイマンのデザインも素晴らしいです。
Lance Wyman | Washington Metro Map >>

ヴィネッリの新たに発見さらたデザインについて詳しくはこちら >>
The Long-Lost Vignelli Maps for D.C.’s Metro System – CityLab

マッシモ・ヴィネッリ のアーカイヴはこちら >>

【関連記事】マッシモ・ヴィネッリの5つの言葉をヘルベチカで組み上げた5点のポスター

【関連記事】マッシモ・ヴィネッリのブックデザインのプロセスを紹介してる動画

NSA_posters

機密管理についての啓蒙ポスターですが、おもしろいです。

「セキュリティに休日はない」
「セキュリティはみんなの責任だ」
「あなたの捨てたゴミも、だれかの宝になる」
などなど、機密漏洩の防止を執拗に徹底的に呼びかけてます。

でも、どこかユーモアがある感じ。
グラフィックもその時代らしい味わいです。
「signed, sealed, secured.」ってコピーもありましたが、当時のスティービー・ワンダーの曲からとってるのかな。

PDFファイルはこちら(重い)
National Security Agency (NSA) security/motivational posters from the 1950s and 1960s >>

元記事はこちら
The NSA’s newly declassified propaganda posters are wild >>

会場にほとんどお客がいませんでした。

会場の入り口付近に上のインタビュー動画の日本語字幕付きが展示されていました。
このインタビューのなかでヴィム・クロウェルは、 グラフィックデザインの役割は視覚的な「規律」をもたらすことで、それは人々の生活に役立つことであり、贅沢ではなく必要なことだ・・・・といったようなことを語ってました。この考え方は、現代の企業サイトやウェブコンテンツをデザインをする人たちによく当てはまるでしょう。

彼が共同創業したトータルデザインが60年代〜70年代に取り組んだことは、21世紀のいまでも重要性は減じていないと思っています。

展示はとても見応えあって楽しかったですが、ヴィム・クロウェルの業績を「グリッド」でまとめるのは、ちょっとどうかな・・・という気もしました。

ギンザ・グラフィック・ギャラリー『ウィム・クロウエル グリッドに魅せられて』 >>

bill_gold

カサブランカ、時計仕掛けのオレンジ、スティング、エクソシスト、ダーティハリー・・・
あの有名な映画ポスターをデザインしたグラフィックデザイナーだそうです。
97歳だったそうです。

それはきっと幸せな仕事だったことと思います。

Iconic film poster designer and illustrator Bill Gold has died aged 97 >>

Bill Gold >>

ニューヨーク育ちのミルトン・グレイサーが自らの生い立ちとニューヨークへの愛着、誰もが知るあのロゴの誕生について語っています。

あのロゴはタクシーの中で考えついたようです。

英語なのでちゃんと理解できてないかもですが・・・
「だれもが『ニューヨークを愛してる』『ここが故郷だ』『私はここに残る』と言いたい気持ちだったんだ。」と話していて、それがこのロゴが成功した理由だったようです。

とてもいい話をしているようで、日本語字幕がほしいです。

BE_BEST_logo

BE BEST は子供たちの社会的、感情的、身体的健康ためのキャンペーンだそうです。

キャンペーンの理念は素晴らしくても、ロゴデザインとしてはヒドいものと言わざるを得ないでしょう。
子供コトバで子供が描いたようにデザインしたのだとしても「可愛らしさ」や「自由奔放さ」は見てとれないです。

なにかアドバイスする人とか、いなかったんでしょうか。

元記事はこちら
New Logo for BE BEST by Melania Trump >>

frutiger_01

frutiger_02

書体デザイナーとして Univers、Avenir、Frutiger などをデザインしたアドリアン・フルティガー はロゴデザインも多く手掛けていたそうです。エレガントでかっこいいロゴです。

アドリアン・フルティガーが手掛けた他のロゴはこちら
Logobook >>

フルティガーの著書『Signs and Symbols』のPDFが公開されているようです
Signs and Symbols | Their Design and Meaning >>

日本語版の書籍はこちら
『図説 サインとシンボル 』>>

元記事はこちら
Adrian Frutiger logos, 1960s–70s >>

Thoughts_on_position_01

Thoughts_on_position_02

ブラジル出身のグラフィクデザイナー NEI VALENTE さんの取り組んでる「Thoughts on position」というプロジェクトです。

シンプルな図像のなかの丸や四角は人物やモノを示唆していて、シンプルな質問が添えられています。
「一番幸せな人は?」
「バンドのボーカルは誰か?」
「男性用トイレはどちらのドア?」

アンケート結果は数値で示されています。
なぜそう考えるのかわかりませんが、結果には少し納得できます。

文化や社会背景が作用するでしょうから日本では同じ結果ではないかもしれませんが、ビジュアル言語の作用を検証してるようで、とても興味深いです。
グラフィクデザイン以外にも、映画、写真、などいろいろな分野で活用されている技法の根源的な効果かも。

NEI VALENTE さんのサイト
Thoughts on position >>

元記事はこちら
Graphic Designer’s Creative Experiment Shows The Power Of Visual Hierarchy >>

HowPaulRandPresentsTrade-MarkDesign

という雑誌記事が1971年の Graphis magazine誌に掲載されたそうです。
その記事の一部がPDFでフリーで閲覧できるそうです。

PDFファイルはこちら
How Paul Rand Presents Trademark Designs to Clients | Rationale >>

記事を書いた Stanley Mason さんの文章も良さそうです。
ポール・ランドは派手なプレゼンテーションを嫌っていて、ロゴデザイン自体に確信を持ってもらうように努めていたようです。ロゴデザインを提案するにあたり、そのデザインを紹介するためのブックレットを制作したりしていたようです。

元記事はこちら
How Paul Rand presented logos to clients | Logo Desing Love >>

【関連記事】
ポール・ランドのインタビューの言葉を紹介するアニメーション >>

IBMiXのロゴとポール・ランドのロゴ哲学 >>