クライアントさんがこういうことをすると、デザイナーとの協力関係を台無しになります・・・
という例です。
世界中どこでも似てる気がします。

1. デザイナーはあなたの心を読み取れると思っている。
あなたがデザインに必要している条件を、説明してください。

2. コンテンツ(資料やテキストや画像など)を与えないままデザインさせる。
必ずしもコンテンツのすべてが必要ではありませんが、全体像を把握する必要はあります。

3. これを少しそっちに、それを少しだけこちらに移動させて・・・と指示する。
これがそこにあるのにはデザインの必要性や意味があります。
まずは、その意味をデザイナーに訊いてみるといいでしょう。

4. 最初のラフから完璧に出来上がることを期待する。
最初の案だけで判断せずに、何度かの試行錯誤をしましょう。

5. 終わった仕事の素材や資料を何度もデザイナーに提供させる。
デザイナーを人間デスクトップフォルダーとして使わないでください。
デザイナーは複数のクライアントを持っていて、あなたのファイルを保管する仕事はできません。

クライアントさん向けのグラフィックデザイナーの取扱説明書といった感じです(笑)

元記事はこちら
http://www.searchenginepeople.com/blog/15085-ruin-graphic-design.html

【1】 気取ったウザい人間になっている。
デザイナーという職種の目新しさはなくなりつつある。
たいていの人はデザインの品質だけでなく、マトモな人間と仕事がしたい。
クライアントをしくじる前に気づいた方がいい。

【2】 この10年で新しく登場した書体を使っていない。
【3】 この10年で新しく登場した書体しか使っていない。
これらの書体は組み合わせて使うべきで、新しい書体しか知らないのも、古い車体だけしか使わないのもどちらも勉強不足で怠けている、ということ。

【4】最近作ったロゴデザインには最近流行のカタチを取り入れた。
その会社のアイデンティティを確立すべきロゴデザインを他のロゴと同じようにデザインして、誰の記憶にも残らないロゴにしてしまいました。
こうなってしまう理由として考えられるのは、根気よく会社の本質を掘り下げてロゴを開発する手法を学んでいないか、それを省略してなんとなく可愛いデザインをしたか、です。

【5】ウェブナビゲーションをタブ型にした。
【6】自分の名刺に自分の顔写真を載せている。

【7】フォントにドロップシャドウまたはグラデーション(またはその両方)を加えた。
ドロップシャドウやグラデーションは間を持たせるためだけに使われていませんか?
ドロップシャドウやグラデーションの有効な使い方はあるけど、使わなくてもそのデザインは成立するはず。

【8】ウェブのテキストサイズを10pxにした。

【9】スプラッシュ・アニメーションをウェブサイトに設置した。

【10】スウォッシュがあるほうがロゴがクールになると信じてる。

【11】大文字斜体のサンセリフ書体はとてもかっこいいと信じている。

【12】自分のデザインスタイルがある。
デザイナーは問題を見つけて解決する。問題がいつも同じでないように、解決策もいつも違う。

トレンドに乗っているかどうかを心配するよりも、コミュニケーターとしての自身の職務を果たせているかを心がけるべきである・・・
ということだそうです。

元記事はこちら
https://creativemarket.com/blog/2015/07/13/12-signs-your-design-style-is-out-of-date

独立系のデザイン会社は会社として期待していたような成長を遂げていないそうで、その背景にあるのは・・・

1. デザインが企業の競争力の重要な資産になって、外注しにくくなった。
企業の機密と密接に関わるデザインが増えていることと、企業内のデザイン部門は他部門、顧客、経営者と密接に関わってデザインするようになったからだそうです。

2. 企業戦略、デザイン思考、カスタマーエクスペリエンス ・・・これら企業にとっての優先事項に、独立系のデザイン会社は必ずしも必要ではない。
デザインは戦略を実現に導くための手段である。ユーザー中心の問題解決は、外部委託しなければならないものではなくなった。

3. 広告会社はデザイン会社に追いつきつつある。
広告会社がめまぐるしく変化する世界に対応し続けようとしているのに、デザイン会社はデザインの領域に閉じこもっている。しかも広告会社は良いデザインができるようになりつつある。

4. デザイン会社は他のデザイン会社との差別化ができなくなった。
しかも、デザイン会社による個性的でユニークなアプローチは効果が上がらないと受け取られているそうです。
さらには、大企業は大規模で総合的なデザインプロジェクトのために大規模なデザイン会社と仕事がしたいようです。

これらは海外のお話ですが、日本ではどうでしょう。
デザインのプロセスがデジタルになって、デザインの成果が数値化されて、ネットの普及もあって・・・デザイン技術はオープンになってコモディティ化しているのかも。デザインは均質化して、創造性よりもコストパフォーマンスが重視されていくのかも。
デザイナーの未来は「1984」のようになるのかも(笑)

元記事はこちら
http://www.fastcodesign.com/3048192/why-are-design-firms-stagnating

recipe_for_creative_success_infographics

少し自嘲気味に笑えます。
世界中どこでもデザイナーは似てるような気がしてきます。
これらは、デザイナーがつくる間違ったインフォグラフィックを揶揄した作品でもあるようです。

「仕事をすべきときに無駄に時間を過ごすサイト」
50% ソーシャルメディア
25% Netflix
15% Buzzfeed
10% ピザハットのサイト

「成功するクリエイティブのための構成比」
50% 自己嫌悪
50% とりあえずやる

「よくできた仕事の構成比」
自分の仕事 > 他人の仕事

「学位の減衰率」
学んだことも時が経つほど役に立たなくなる。

フリーランスの構成比
フリーダム > インカム

『5 Charts That Every Creative Can Relate to』
http://www.visualnews.com/2015/06/17/5-charts-that-every-creative-can-relate-to/

tinydesigner

そのための、ルールというか心得書きのようなもの。

デザイナーには「許容」を、非デザイナーには「理解」を求めてるようです。
相互理解と共通の目標が大切だ! ・・・ということのようです。

おそらく米国の場合のことで、このまま日本にあてはまるかは・・・どうでしょう?
この背景にはデザインとか美術とか創造性などについての初期教育(子供の頃に教えられた事)の影響もありそう。

それでも、仲良くやっていけるに越した事はないです。

あとで、よく読んでみようかと。

The Tiny Designer: How Designers and Non-Designers can get along
http://thetinydesigner.com

Samsung Design Americaで製品戦略とユーザーエクスペリエンス・デザインのヘッドをしていたKevin Leeさんの記事。
愚痴っぽい記事ですが、日本の会社にも当てはまりそう。

英語でよく解らない部分もありますが・・・
サムスンとアップルの企業文化、韓国とシリコンバレーの文化の違い、お互いを尊重しあってプロジェクトを進めることができない原因・・・・
などのようです。

元記事はこちら
http://www.fastcodesign.com/3042408/why-samsung-design-stinks

以下抜粋です。

「韓国のビジネスは縦社会で儒教文化で個人主義よりも総意が重視される傾向があります。
サムスン本部では、管理職は上の管理職にレポートを提出して、その管理職はさらに上の経営者にレポートを提出します。
新しいデザインはこのプロセスを通過する過程で経営者たちの収益性を正当化できるようにする必要があります。」

「シリコンバレーのデザイン会社とはお互いを尊重することがありませんでした。お互いを尊重することは成功に不可欠です。一人ですべての知識を持ち合わせている人はどこにもいません。優れたデザイナーであっても同様です。」

「(サムスン社内で)市場に出たら他社を倒産させるような、素晴らしいコンセプトやプロトタイプをいくつも見ました。それらが発売に至らなかったのはアイデアが良くなかったわけでもなく、サムスンが良いデザイナーを採用しなかったわけでもありません。 文化的、経営的、構造的な問題が絡み合っていました。」

「サムスンの収益モデルは多種多様の製品バリエーションを価格帯ごとに提供する薄利多売に依存しています。
一方、アップルの製品は絶妙にデザインされた少ないバリエーションで総合的なユーザーエクスペリエンスを提供して支持されています。
2014年の第4四半期では、アップルもサムスンも売上高はおよそ450億ドルでしたがアップルの利益はサムスンの倍でした。」

「アップルの手法はシリコンバレーの他の成功例にも見受けられます。
それらの成功例を手掛けたシリコンバレーのデザイン会社はサムスンとの仕事も手掛けましたが、サムスンとは反りが合いませんでした。」

「シリコンバレーのデザイン会社はサムスンとの仕事をやりにくいと言っていました。」

1. ダサいフォントが多用される仕事
あまり知らなかったのですが、LobsterというフォントはCominSnsと同じくらいの破壊力があるようです。だからといって、Helveticaがいつも正しいというわけではないそうです。

2. ロゴデザインを5ドルで請け負う仕事
元記事の執筆者は「5ドルでロゴデザインをするサービス」が業界をダメにしてるのではないと言ってます。
必要な予算がある現実的な仕事には経験豊かなデザイナーを雇うべきだが、そうでなければオートトレースでできたロゴに5ドル払うだけでもいいだろう・・・ということのようです。

3. 無料の仕事 (Spec Work)
Spec Work とは・・・「あなたが良いデザイナーかどうか知らないから、まずはテストとして、無料でデザインしてください。」・・・というような仕事です。(どれだけ良ければ有料の仕事になるのかは解りません。)
これは他のどのような職業でも見られない詐欺行為です。Spec Work を神経質に責め立てるよりも、デザイナーとしてそういった仕事に関与しないことが重要なようです。

4. ドキュメントをMicrosoft Words で作成しなくてはならない仕事

5. 「ポップ」にしてくれと依頼される仕事

6. 露出のための仕事
「予算がないのでお金は払えないけど、いい露出になって宣伝になりますよ。」と言われる仕事。
これはどういうことかというと・・・
「私にはお金がないから、あなたが私のワガママに時間を費やして、その間はあなたの家族を飢えさせてください。」というのと同じこと。露出では収入が得られません。

7. 第三者によってデザインが決定される仕事
「クライアントのお母さんにデザインを気に入ってもらえなかった。」
「担当者の隣人が別のフォントを使うべきだと言った。」
「責任者の娘の同級生が別の写真がいいと言った。」
皆に気に入られようとすると、ゴチャ混ぜのメチャクチャなデザインになります。

8. 他の誰かの仕事の盗用を依頼される仕事
ライターに「これと同じように書いて欲しいんですけど。」とは言わないまでも、
「このウェブサイトと同じ見た目にしたい。」
「このサイトから写真を持ってくることができる?」
という依頼のこと。

9. 家族や友人のための仕事
頼まれて断れなくて仕方なく取り掛かった仕事に想像以上の手間が掛かりすぎてしまう。
しかも、それが原因で家族や友人とギクシャクするということのようです。

10. 自分の仕事
悲しい事実ですが・・・過去の自分の仕事を誰かに見せるとき、卑下したり言い訳したりすること。

元記事はこちら
10 Things Designers Freaking Hate With a Passion

Graphic_Designers_Surveyed

英国または米国で仕事をしているグラフィックデザイナーを対象に、アンケートが実施されてるそうです。
年齢、教育、収入、経験、信条、などなど・・・おもしろそうなアンケートです。

社会学者とグラフィックデザイナーが協力して取り組んでいるプロジェクトで、アンケート結果は本になるそうです。
きっと、かっこいいインフォグラフィックになるのでしょう(笑)

すでにいくつかアンケートの結果が出ていて・・・
回答者の80%が報酬以上の長時間かけて仕事した経験がある。
回答者の70%が倫理的に疑問を感じる仕事をしたことがある。
回答者の66%が始めに考えていたデザインにはならないと答えている。
回答者の64%がデザインの原則に沿って仕事をするが、
55%の回答者はクライアントがそれにどんな意味があるのか理解できていないと感じている。
・・・だそうです。

このブログを使って、そういうコンテンツを作ってみたくなります。
さて、どんな質問がいいでしょう。

元記事
http://www.creativereview.co.uk/cr-blog/2015/april/graphic-designers-surveyed

アンケートはこちら
http://www.graphicdesignand.com/shop/graphic-designers-surveyed

Saatchi&Saatchi香港 での取り組み。
いまどき深夜まで仕事してるのは時代錯誤でダサいよ・・・ということでしょう。

こういう強制定時退社の日がある職場の経験があるんですが、「組織的効率」といった側面ですごく効果的だと実感しました。

定時退社の日は朝から「ヨーイ・ドン」で仕事がスタートして、定時までの残り時間をカウントしながら仕事する感じでした。

みんなが6:45で終了だと解ってる状況だと、お互いの仕事の進行を意識して、無駄なく段取りするようになります。

強制定時退社、おすすめです。

この質問に世界的なグラフィックデザイナーが答えてます。その答えのそれぞれにプロフェッショナルの個性があって興味深いです。
こういう有名デザイナーでもそういうことがあるんですねー。

「クライアントが私に視覚的に酷いデザインをするように依頼してきたとき・・・『どうして出来ないのか説明しかねますし、もしそのデザインをあなたが気にったとしも、私には出来ません。もし私が弁護士だとしたら、弁護士資格を失い、プロとして永遠に恥じることになるような明らかに違法な依頼のようなものです。』と伝えたことがあります。」— Paula Scher, Pentagram

ここでは、心情、プライド、倫理観といったデザイナーの内にある理由を述べています。
主観的に思えるかもしれませんが、主観が介在しない創造・制作は有り得ないので、それらはデザインにとって積極的に扱うべき重要な要素かも。

「好きか嫌いかでなく役に立つかどうかです。私たちの経験からしてビジュアルアイデンティティ・デザインについての最初の感情や反応は無意味です。私たちは永続的で象徴的なアイコンになる可能性のあるものを確立しようと努力します。そのために会話の主題を(丸いのが好き、青いのがいい、といったような)個人的な趣向や主観的な好悪から離れて、もっと戦略的な『そのデザインは機能するのか?』という話題に仕向けます。日常生活の中にそのデザインが入り込んできたときに私たち自身が我慢できないようなデザインは、クライアントに提示しません。」— Sagi Haviv, Chermayeff & Geismar & Haviv

こちらでは戦略的な視点に立つことでデザインの方向性を見出だそうとしています。
積極的な姿勢です。なおかつ、我慢できないデザインは提示しない姿勢にこそ、プロフェッショナルがある気がします。

「クライアントのデザインセンスの酷さを指摘することはありません。プロジェクトの中身に明快に結びつくベストのデザインをオススメするだけです。なぜそのようにデザインされているかを、事例、可読性、機能性に基づいてクライアントに教育するのは私たちデザイナーの仕事です。もしクライアントが私たちに『デザインのしかた』を強要しているなら、おそらく彼らは持つべきクライアントではないでしょう。」— Jesse Reed, Pentagram

これも Sagi Haviv と同様のようです。
クライアントを「説得する」のではなく「教育する」という自負心がポイントでしょう。

「取り組んでいる仕事に情熱を傾けているほど悪趣味なデザインセンスのクライアントにはガッカリさせられます。私は口論しないようにしています。いずれにしろ、そのブランドは彼ら自身のものであり、私のものではありませんから。そこでこんな戦術を試してみます。
1.彼らが私に依頼した理由を思い出してもらうために、費用を節約して彼ら自身で日曜大工のように取り組んでいただきます。
2.私の「専門家」としての知識をお望みなら、それは「非専門家」の知識とは一致しないことを理解していただきます。
3.他の企業が同じような失敗をした事例を見つけておきます。
4.彼ら自身の取り組みによる失敗は私の言葉よりも雄弁でしょう。彼らが私に立て直しを依頼してくるのを待ちます。
5.同意できない事をハッキリと伝えて、プロジェクトから身を引くことにします。」— D’Wayne Edwards, Pensole

これは少し意地の悪い方法のような気もします(笑)。
しっかりしたプロジェクト契約ができている状況でなければできない戦術かも。

「私たちはクライアントに対して直裁的で正直に対応します。もしクライアントから役に立たない申し入れがあったら『それは良いアイデアとは思えません』と伝えます。」— Jessica Walsh, Sagmeister and Walsh

まったくその通りです。クライアントとの信頼関係があってこその対応です。

デザイナーがクライアントの悪趣味や行儀の悪さを正せるかといえば、それは相当に難しいと思ってます。だからといって、クライアントの奴隷になって、間違った関係のなかで自己嫌悪になるような仕事はしたくないものです。

元記事はこちら
How Top Designers Tell Clients That Their Taste Sucks

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