デザインは映画における主演ではなくて、助演俳優のようにあるべきだそうです。
デザイン主導のカルチャーを背景に組織内で権限を与えられたデザイナーはたやすく「俺様」になって、協力者の理解を得られないまま一緒に取り組むべき関係者を疎外する傾向があるそうです。
デザイナーはリーダーではなく優れたチームメイトであることに集中すべきだそうです。

耳に痛い話ですが、いままでの経験からしても、デザイナーの気質のようなものを考えるときに思い当たるフシがたくさんあります。

とくに開発者と協調できないデザイナーはダメだと言ってます。
デザイナーが開発者よりも強い立場になった組織のプロダクトは弱体化する傾向があるそうです。
「Beautiful industrial design means nothing when paired with poor engineering.」
だそうです。

Airbnbのデザイン責任者であるAlex Schleiferによると、
「デザイン主導の文化は他の人々の意見や洞察を無視する傾向があると考えています。デザイナーが特別な扱いを受けないようにデザイン組織を構築しました。その代わりに、製品マネージャは完全にユーザーの視点を表すことを任務としています。」
だそうです。適切な対処かも。

企業内でデザイン部門がリーダーシップを発揮すべきと主張していたジョン・マエダが、かつての自分の考え方は間違っていたと語っています。これはとても勇気ある態度だと思います。

ほかでもない、この姿勢こそがデザイナーに必要なのかも。

John Maeda: “In reality, design is not that important” >>

2019年3月29日 デザイン

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驚くような新鮮味はない感じですが、時代の雰囲気ではあると思います。
1. セリフ書体の復活
2. モノクロ配色
3. オーガニックな形
4. グリッチ
5. マイクロインタラクション
6. チャットボット
7. (さらに)ビデオコンテンツ
8. (まだ続く)ミニマリズム
9. 親指フレンドリーなナビゲーション
10. 多様性

「グリッチ」はバグっぽいピジュアルエフェクトのこと。
この映画みたいな感じのことでしょうか。
【関連記事】映画『ブレードランナー2049』のテクノロジー・イメージをデザインする テリトリー スタジオ が描く壊れた未来

「マイクロインタラクション」はユーザーの操作にちょっとしたリアクションを添えるような感じでしょうか。
個人的には「マイクロインタラクション」は「親指フレンドリー」とセットで、ポケモンのエフェクトのようなものをイメージしてます。

「チャットボット」をどのようにデザインしてユーザー体験に貢献させるかは、かなり難しそう。

そしてこれから「多様性」は日本でも重要なテーマになっていくでしょう。

個人的にここに追加するとしたら・・・
シンプルな手描きのイラストとAppleのARKit2.0が流行りそうな気がしてます。

まったく根拠はないです。

元記事はこちら
10 innovative web design trends for 2019 – 99designs >>

日本語はこちら
デザイナーが押さえておきたい、2019年のウェブデザイントレンド10個まとめ【完全ガイド】 – PhotoshopVIP >>

2018年12月17日 デザイン

この動画がただのコンセプトムービーなのか実機デモなのかわかりませんが、既存のテンプレートやサンプルから選択するのではなく、人が描くイメージを認識してアウトプットするアプローチはデザイニングにおいて画期的だと思います。

アウトプットされるコードに意味のある構造ができているわけではなさそうですが、この技術が実現したら洗練されていくのは速いでしょう。

これが実現したら、WEBデザインの一部が終わる気がします。

2018年10月1日 デザイン

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だいぶまえの記事ですが、読み応えあっておもしろいです。
アメリカのデザイン会社経営者による記事ですが、シリコンバレーからはじまった新世代のデザイナーを「失われた世代」としてUX/UIデザインの社会的責任やデザイナーの資質・役割・環境について指摘してるようです。

以下はいくつか意訳と抜粋で・・・(間違ってるかもしれません。)

「・・・私たちの世代はヒッピーに育てられて、欲望に消費されて、市場原理に支配されてきました。・・・(クライアントに対して) ”なぜ” と ”No” という言葉を使うことによって、デザイナーとしての倫理的な枠組みを構築してきました。」

「デザイナーは ”ゲートキーパー” のように、門を通って世の中に出て行く製品・サービスについての倫理的な監視役でした。」

「いまの世代のデザイナーは、より速く、より速く作業する方法を学ぶためにキャリアを費やしました。 確かにスピードは大切ですが、過剰なスピードは目的をぼかす傾向があります。 ・・・スピードと並んで、スケールの麻薬にも対処しなければならなりません。」

「私たちは、私たちを最も必要とする人々(ユーザー)を危険にさらしています。そのことにデザイン業界は責任を負おうとしていません。 この状況に ”なぜ” と ”No” という言葉を使わなくてはならないのでは?」

「”正しいことをしたいが、仕事を失うことになるだろう” という反論がよくあります。・・・倫理的枠組みは、賃金水準とは独立している必要があります。・・・仕事を失うことに対する恐怖はあなたが疑問を投げかけて挑戦すべきことに取り組む可能性を低くします。 これでは仕事をしていないのと同じことです。・・・デザイナーの失われた世代は、それを正しくすることを望んでいません。 彼らは自分たちをゲートキーパーではなく、ベルボーイだと決めたのです 。」

「私たちは危険なソフトウェアが、どのように危険なのか理解しはじめています。・・・私たちは責任を負う必要があります。私たちは速く動いて物事を壊してきました。目的に沿って壊したときもあれば、無知だったために壊したこともあります。どちらも同じことです。・・・スピードを落として、考えるべきときに来ています。私たちが壊しているものは、あまりにも重要で貴重です。その多くは置き換えできないものです。」

「労働者のために立ち上がる唯一の人は他の労働者です。・・・正しいことに取り組もうとしているデザイナーが可能性を失わないために、これからの若い世代のデザイナーには職能だけでなく組合が必要です。」

「なぜデザイン教育を美術教育の一環としているのか?・・・既存のデザイン教育プログラムがとても重要なことに変わりはありませんが、現代のデザインはあまりにも重要で、あまりに広範囲になっています。」

「(デザインに公的なライセンスがあるとしたら) 規制当局が、デザイナーは無謀で自分自身を規制することができないと判断したときに設定されるでしょう。これはデザイナーのためではありません。ユーザーのためです。私たちはあまりに速く動いて、あまりにも多くのことを壊しました。アマチュアの時間は終わります。」

プロフェッショナルというのはどういうことかを考えさせられる記事でした。

元記事はこちら
Design’s Lost Generation >>

Mike Monteiro さんのほかの記事もおもしろそうです。

2018年9月2日 デザイン

先日、他のメディアでドールハウスなどのミニチュアを収集していたアーティストの記事について執筆していたMiyasaka Neonです。
昔流行ったシルバニアファミリーの家のより精巧に構成されたリアリティのある洋館を見た時、咄嗟に察したのが、私たちの見ている風景も「コピーペースト」ではという疑いでした。

あらゆるものに〇〇アートや〇〇デザインといった言葉が付帯された今日では、
意味合いと言葉に若干の認識の乖離があるようにも思います。

アートはギリシャ語においてテクニックを意味する「テクネ」でもあるようですが、
デザインには「リデザイン」という言語があるようです。
20世紀前半には高度に完成された「デザイン」が絶対的だったのに対し、さらにそれを最適化するに至るまでを「リデザイン」と呼んでいたようです。

果たして「リデザイン」なのか、どうかは分かりませんが、同じ家々が連続している新興住宅地などを見ると数学的な美しさと同時に「景観デザインのコピーペースト」のような、少し不気味な感じがします。

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©Miyasaka Neon

人間が作り出したものの違和感と心地よさが表裏一体であることを意味しているような気さえします。

[参考情報]
リ・デザイン
http://artscape.jp/artword/index.php/リ・デザイン

2018年8月3日 デザイン

amazon_logo

アマゾンの昨年の収益は56億ドルだそうです。スゴいです。
アマゾンのWebストアはシンプルでも美しくもありませんが、これが機能しているということを認めざるを得ないでしょう。

なぜ、AmazonのWebストアはあんなに機能しているのか?
そこにはショッピング体験のための4つの原則があるそうです。

1. 透明性(TRANSPARENT)
2. 具体性(TANGIBLE)
3. 信頼性(TRUSTWORTHY)
4. 有用性(HELPFUL)

なるほど、成功するわけだと思えます。

「成功したデザインは必ずしも美しくはない。」
「よく考えられたデザインだけど美しくない。」
そういうこともありますが、表層としてのビジュアルデザインよりもそのシステムとそこに至る判断基準に競争力があるということかもしれません。
Amazonのスゴさを理解するには、そういう掘り下げが必要なのかも。

何かをデザインをするまえに、いままでよりもさらに深く理解する必要があるのかも。

元記事はこちら
おもしろい記事でした。
The Design Theory Behind Amazon’s $5.6 Billion Success >>

2018年7月18日 デザイン

ドイツ老舗のBECK’Sの缶ビール。
フォーマルなイメージのシルエットにカジュアルなイメージのプルタブが不釣り合いでカッコイイです。

お酒のマーケティングでは、どこで誰と飲むお酒なのかを明確にすることが大切だtと聞いたことがあります。
お店で飲むのか、自宅で飲むのか、パーティで飲むのか、友人と飲むのか、一人で飲むのか、同僚と飲むのか・・・。

缶のデザインを変えてビールの立ち位置を変えようというのはいいアイデアかも。

元記事はこちら
革命的進化!?フルートグラス型のビール缶「LeBECK’S: the legendary beer-can from Beck’s」 >>

2018年6月17日 デザイン

assholedesign

笑えるものから、やや悪意のあるものまで、けっこうな数のダメデザインが投稿されてます。
いろいろ見てるとUXが大切だってことがわかります。

いろんな広告によくあるようなUXもだいぶ嫌われてるようです。
このサイトのデザインも良くないですが、そこはredditということで。

ASSHOLEDESIGN >>

元記事はこちら
‘When Assholes Design Things’ Is The Brilliant Subreddit You Need in Your Life >>

2018年1月16日 デザイン

ディーター・ラムスが提唱したグッド・デザインの10原則を2018年現在で見直したらこうなる・・・という記事のようです。ちょっと悲観的ですがおもしろいです。個人的にはもっとユートピア的であってほしい感じもします。

1. グッドデザインは透明である。
ブラックボックスにせず、ユーザーに権限を与えて充分な透明性を持たせること。

2. グッドデザインは幅広い。
短絡的な結果でなく、及ぼす影響範囲を広く考慮すること。

3. グッドデザインは時間がかかる。
目の前の課題の素早い解決策より長期的な課題の解決を優先すること。

4. グッドデザインは正直である。
UXデザインを駆使して製品を革新的で価値あるものに見せかけたり、ユーザーを操作しようとしないこと。これはディーター・ラムスと同じ。

5. グッドデザインは政治的である。
facebookやtwitterがアメリカ大統領選挙の結果に影響する時代。
優れたデザインは政治的局面をつくることもできることを希望的に捉えることが大切なようです。

6. グッドデザインは全体的なシステムを理解する。
細部の問題を次から次に解決するのではなく、全体を捉えてそのシステムをデザインすることのようです。

7. グッドデザインは良い文章である。
デザイナーの重要なスキルは文章を掛けることだそうです。
くわしくはこちら
これからのデザイナーにとって最も重要なスキルは、文章を書くスキルだそうです。 >>

8. グッドデザインは多面的である。
これからのブランディングは単一のアイデンティティでは成立しない。
ブランドは、ユーモア、有用性、美しさ、インスピレーション などの多面的な性格を備えてユーザーと感情的なつながりを持つべきだそうです。
(若者向けのブランディングを理解するヒントになりそう。)

9. グッドデザインはリスクをとる。
現状に挑戦することで革新性を得れば製品が失敗するリスクは減少する・・・という調査結果があるそうです。

10. グッドデザインは人とマシンのためになる。
人のためだけの設計ではなく、プログラム、アルゴリズム、AI などのマシンと人間との関係性を考慮する。それが人の役に立つ・・・ということのようです。

どれも現状を良くしていくためのプロセスとしてのデザインということのようです。

元記事はこちら
10 New Principles Of Good Design >>

ディーター・ラムスのグッドデザインの10の原則 >>

2018年1月10日 デザイン

流行のデザインに潜む問題点について興味深い洞察です。

1. 闇の中のアルゴリズム
ウェブサービス、SNS、アプリなどにおいて、どういうアルゴリズムで、そういう表示がされていて、そういうレコメンドがされて、そういうカテゴリーになってるのかをユーザーが認識できないという問題。

2. 目立つためのデザイン
「注目は金なり」ですが、デザインはユーザーのために機能すべき。

3. 多すぎるメッセージアプリ。
メッセージ機能が分離されたり、新たなメッセージアプリがリリースされたりすることで仲間との連絡が煩雑になったそうです。

4. いつまでも死なないミッドセンチュリーモダン。
家具のデザインはミッドセンチュリーの製造原則を繰り返すのではなく、現代の洗練された生産技術に相応しいデザイントレンドがあるべきだそうです。
個人的には・・・当時の家具デザインのコンセプトが素晴らしいのであって、現代の生産技術とは関係ないことのようにも思えます。

5. ミレニアルズ 向けのブランディング
20〜30代向けのブランディングは同じような手法でミニマルなデザインで、どれも似たようなルックスになってる。

6. 子供向けのIoT
セキュリティとプライバシーのリスクがあるという指摘。子供向けのオモチャもハックできる。
子供向けのソーシャルメディアアプリとか、スマートスピーカーなども同様。

7. プロパガンダとしての建築
トランプ大統領の国境の壁のプロトタイプがあるらしいです。
そこまで巨大でなくても、日本、韓国、中国などでもプロパガンダと建築の結びつきが深まっている感じがします。

8. 店舗を公共スペースとして位置づけるマーケティング
アップルやナイキでは、オンラインで購入する顧客が増える一方で店舗を公共スペースのように位置づけた展開をしているそうです。
特定の企業の目的のために規制、監視、設計されている場所を公共スペースのように定義するのは問題だということのようです。・・・なるほど。

9. ジェンダーデザイン
女性向けだけが高価であったり、女性が使うのに男性向けにデザインされているモノは、性別に共通したデザインにすべきとのこと。

10. Normcore(究極の普通)ファッション
原宿ファッションのような独創性は、H&M、ZARA、UNIQLO が支配する今日では生まれ得ない。
また、ソーシャルメディアは人々を同じトレンドに結びつける傾向がある。
一方で H&M、ZARA、UNIQLO はデザインに独自性や地域性を持たせる取り組みもはじめていて成果をだしつつあるようです。

どれも、なるほどーと思える記事でした。2018年に向けてのいい視点かも。

元記事はこちら
The 10 Design Trends Of 2017 That Need To Die >>

2017年12月18日 デザイン