kowloon_walled_city

混沌としていて、なんかスゴい。
サイトの構成もどこか90年代っぽい感じ(笑)

大手のジャーナル誌とか新聞社がときどき作るこういうコンテンツは、骨太な感じで好きです。

『Kowloon Walled City』

SortieEnMer

今どき珍しいリッチでオリジナルなコンテンツ。

海に沈まないようにするためには懸命にスクロールしなくてはなりませんが、それでも思っているより早く溺れてしまいます。

メッセージは真剣で、緊迫感のある演出になってます。

データを編んで作るコンテンツではなく、こういうメッセージのあるコンテンツもいいですね。
オリジナルな構造と演出があることもいいです。

つくるのは、大変だったと思う。

『Sortie en mer』
http://sortieenmer.com

dentsu_renewal

サイト構造としては、それほど新しい感じはないようですが、ルックスはMicrosoftのMetro UIっぽくなって、印象もソフトになった気がします。
そういえばトップがFlashだった気が・・・。

巨大企業のコーポレートサイトとして、いい着地点のリニューアルではないかと。

STOP_THE_CHASE

「もうすぐだ」「次だ」「ここでやめるわけにいかない」・・・とスクロールが続きます。
ところどころで「もう降りる?」「もう充分?」「やめる?」という言葉が表示されます。

これはギャンブル依存症の人を救うための啓蒙サイトだそうです。
ギャンブルに熱くなって、いつまでも止められないで損失を膨らます精神状態のようです。

リアルなペイントの質感。統一感のある抑制のきいた色彩。
デジタルではないチャーミングなドローイングとイラスト。
サイトのデザインは、とても好みです。
コンテンツの構成もよく考えられていて、メッセージに相応しいです。

ネットで拾ってきたテンプレートを展開したようなサイトではなく、こういうコンテンツとデザインを調和させる工夫をしたサイトがもっともっと増えてほしいです。

「WAY OUT !」の先には「you figured out that perseverance doesn’t always pay.」(粘っていればいつも利益をを得られるわけじゃないことが解りましたね。)とあって、そこから抜け出すための心得とサポートが紹介されています。

ギャンブルでなくても、盲目的に頑張ってるときには、こういう心理に縛られているかもしれない・・・と思うと怖くなってきます。

http://www.stopthechase.ca/

なかなか良いのではないでしょうか。
TIMEのアイデンティティもしっかり伝わってきます。

マージンの設定も適切でレスポンシブも良く考えられてるようです。
左欄と右欄の別スクロールはタブレットやスマホでの操作性が良いのでしょうが、大量の記事を読み進めるのにも相応しい構造のように思います。

画面左端の縦に伸びる赤い線が、デザイン的にとても重要。
白地のテキストと罫線が横方向に抜けて間延びするのを食い止めて、さらにレスポンシブの切替わりが自然に理解できるようにサポートしてる。
ウマい。

ページを細かくエリアで区切って細切れの見出しを並べて、アイデンティティの横には大きなバナーを配置するような新聞/ポータル系のサイトのデザイン(ビジュアル的な意味のデザインだけでなく)としてお手本になるかも。

http://time.com

behindthebanner

あなたに最適なバナー広告は、どういう仕組みで今見ているウェブページに掲載されたのか・・・。

難しいことを難しい技術で丁寧に説明してくれてます(笑)

正直なところ、アドネットワークとかリアルタイム入札とか、おおまかにしか理解できてません。(正しく理解できてるかも怪しいですが・・・)

『behind the banner』

でも、こうして説明されると、この仕組みが巨大で複雑なネットワーク・コンピューティングなんだと実感できます。
これがページビューのたびに100分の1秒のスピードで繰り返されてるって考えると・・・スゴいです。

こちらを読んで勉強します。
http://www.sophia-it.com/content/リアルタイム入札

ukraina_indipendence_squair

こんな穏やかな場所が戦場のようになってる。恐ろしいことです。

よく同じアングルで撮影できたと思います。
それにしても、この数日ネットで見られるのウクライナの映像や写真は衝撃的。

オリジナルはこちら『Independence Square: Then and Now』

where_dose_mya_money_go1

確定申告の季節ですねー。
自治体が公開してる会計予算のデータをもとに、インタラクティブなインフォグラフィックを制作・公開してるプロジェクト。

自治体ごとの税金の使い方を可視化して、順次拡大中のようです。
ボランティアで運営されていて、プロジェクトの参加者も募ってるようです。
ajaxとかで、こういうの作ってみたかったー。どうやって作ってるのかにも興味が湧きます。

これはOpen Knowledge Foundation Japan のプロジェクトだそうです。
政府のデータが隠されたり歪められたりせずに、いつもアクセシブルでオープンであるべきです。できればデータはXMLとかの使いやすいフォーマットであってほしいです。

税金はどこへ行った? – WHERE DOES MY MONEY GO? -』
http://spending.jp/

オリジナルは英国のこちらのサイトのようです。
http://wheredoesmymoneygo.org/

SquarespaceLogo

これがロゴデザインなのかは疑問ですが・・・
こういうサービスを見るたびに、デザインの意味とか考えさせられて、なんだか虚しい気分になります(苦笑)

こういうサービスをどう思うのか、デザイナーのご意見を伺いたいです。

この『Squarespace』という会社(?)はウェブのデザイン・テンプレートからホスティング、Eコマース、サイト管理のiPhoneアプリなどなど、わりと安く提供してるようです。

このサービスは批判も受けてるようです。

『Squarespace』http://www.squarespace.com/

dpla

TIME誌だからなのか、メディア系のサイトが多いような・・・。

文脈を構築しようとするサイト、それを手助けするサービス・・・というのが大きな流れになってるような印象。

この傾向は、来年はもっとハッキリしてきそう。
ネット関連のビジネスも一斉にそっちに向かうのかな。

50サイトのリストはこちら
http://techland.time.com/2013/05/06/50-best-websites-2013/slide/all/

ガツガツしたサイトばかりが儲けてるようなのじゃなくて、これからもインターネットは暇人のモノであってほしいかも。

2013年12月23日 ウェブサイト