購入体験のビジュアルを充実させていくトレンドのようで、ショッピング広告に3Dモデル生成機能付きのARを利用した広告が登場しそう。

「パフォーマンスを最大化させるサービス」ということで、広告効果測定の目標が達成できていない理由をアドバイスするサービスが登場するようです。(もっと広告を出せというアドバイスが得られるかも。)

その他にも、きめ細かいサービスがたくさん登場しそうです。

2023年末にはサードパーティCookieが廃止予定ですが、明確な答えが提示できないようで、できればうやむやにしたい感じもします。

さあどうなるでしょう。

広告事業における Google の「戦略的優先事項」とは?:Google Marketing Liveまとめ >>

米国では女の子の3人に2人が毎日1時間以上をソーシャルメディアに費やしており、これは友人と直接会っている時間より長いそうです。
彼女たちのフィードは、理想的な身体イメージを提示する美容アドバイスで埋め尽くされ、彼女たちの自尊心を低下させる要因になっているそうです。

Doveの新しいキャンペーンでは、若い女性がいかに簡単に危険なメッセージをオンラインで受け取っているかを訴えるために、ディープフェイクを利用した演出をしています。
ソーシャルメディアが特に若い女性の自尊心に与える影響について認識を高める取り組みだそうです。

この広告は、母娘がソーシャルメディアの影響について話し合う様子から始まりますが、予想外の方向に進みます。一連の美容インフルエンサーの代わりに、10代の若者たちの母親がディープフェイクで登場し、SNS上で目にする有害なアドバイスをする様子が映し出されます。

Doveのこのシリーズの広告は、人間らしい自己肯定に根差した良いキャンペーンだと思います。
ちょっとヤラセっぽくても、ブランディングとして誠実な印象です。

Dove continues its mission to raise awareness of harmful social media >>

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女性はそのままの自然な美しさが一番だ・・・というDoveの広告 >>

女性の多くは自分の容姿に自身が持てない・・・では、他人が見たらどうなのか『Real Beauty Sketches』>>

「広告は入らない」と明言していたNETFLIXですが、2022年中に加入者を増やすために広告配信を導入するそうです。
これはデジタル時代における広告の勝利と言えるのか・・・という記事です。おもしろいです。

デジタル時代のサクセスストーリーの多くは広告駆動型でした。GoogleとFacebookは、創業者の反対にもかかわらず、広告の巨人になりました。
そして、広告はこの数十年でいままでになほど嫌われ者になったようです。

ウザい広告は、サービスが続くためにユーザーが我慢するべきコストだと受け止められているようです。
広告がメッセージとして成立しているかどうかは、ユーザーにとってどうでもいいことになってるのかも。

すでに多くのユーザーが有料で登録しているNETFLIXですが、ユーザーの属性情報はほとんど集めてこなかったようです。
どのような広告モデルになるのか、ちょっとおもしろそうです。

元記事はこちら
Why advertising won the streaming wars >>

世界有数の広告代理店であるOgilvy UKはソーシャルメディアの悪弊に対抗する取り組みとして、顔や体を画像修正するインフルエンサーとはブランドキャンペーンにおいて提携しないことを発表しました。

Doveのキャンペーンを手掛ける広告代理店として正しいと思います。
また、英国では「デジタル加工ボディイメージ法」というのが審議されているそうです。

「消費者はマーケティングの「真実の側面」をインフルエンサーに期待するが、彼らのイメージがいかに歪んでいるか、それは今やSNSを頻繁に使う人々にとって「有害」になっている」とのことです。
たしかに、ブランドのキャンペーンを展開するには相応しくない風潮です。

インフルエンサーが画像のコントラストや明るさを調整することはOKだが、モデルの肌や体のレタッチについてはNG。
インフルエンサーのコンプライアンスを確保するために、写真がレタッチされたり歪んだりしたことを検出する「InfluenceO」という技術を利用するそうです。

2023年から実施されるそうです。

Ogilvy Will Refuse To Work With Creators Who Airbrush Faces & Bodies In Photos >>

おもしろい広告の第2弾。
植物由来素材のハンバーガーのキャンペーン。コロナ禍の文化的混沌を描いた2021年の人気作の続編です。

赤ちゃんの名前の「マックス」は子供と犬のどちらにふさわしいか。
テキストメッセージのエチケットとして削除するべきか、しないべきか。
環境・健康への懸念として、水道水が安全でなく、ペットボトルが地球を破壊するなら、どうやって水分を補給するか。
などに悩む人たちです。
さらに、鶏肉を使わないのにチキンの味がするチキンナゲットやパテにまた混乱させられる・・・というものです。

クリエイティブディレクターの André Toledoのコメントです。
「昨年と同じトーンとムードを保ちたかったのです。しかし今回は、環境、人間関係、子育てという3つの関連するトピックを選びました。」

Burger King Finds Comedy in These ’Even More Confusing Times’ >>

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混乱した時代を描くバーガーキングのTVCM『Confusing Times』

80年代が帰ってきた、ベイビー

上の画像はどれも2021年の広告です。海外の広告グラフィックでは80年代のようなデザインがトレンドだそうです。
それもかなり本気で80年代のデザインになってるようです。
フォント、カラーだけでなく、VHSやエアブラシのような質感、さらには、広告表現としてのテーマや描かれるライフスタイルまで80年代になってるようです。

以下は抜粋です。

機能的な面では、2022年には洗練されたミニマルデザインは完全に過去のものとなっていることは言うまでもありません(これはデザイン誌ですから)。だから、80年代の美学への揺り戻しは、典型的な「20年トレンドサイクル」の一部であり、デザインに対しても、より最大主義的で意図的に不正確なアプローチに戻るのは、間違いなく自然なことなのだ。

パンデミックから2年が経ち、孤立した生活の倦怠感が、いつの間にか私たちを耽溺へと導いたようだ。エゴは消え、イドが入り、世界が燃えている間でも、タバコを吸い、好きなことをやっている。Chandelier Creativeのチーフ・クリエイティブ・ディレクター、マイケル・スカンロンが言うように。「Instagramを見る限り、40歳以下の誰もが霊芝スムージーをやめて、キャビアとマティーニを飲んでいるようです。なぜでしょう?外は暗く、私たちは皆、生きていると実感できるような喜びと機知をもう少し欲しているのです」。

しかし、80年代のデザインは確かに反響を呼んでいるが、この復活を後押ししているのは、コンデンスセリフへの愛着というよりも、むしろコンセプトとしてのノスタルジーであるようだ。デザイナーのStefanie Brücklerは、COVID-19や気候変動といった世界的な危機に対応するために、社会が80年代や90年代初期の「より良い時代」への憧れを抱いているのではないかと考えています。

現在27歳から42歳のミレニアル世代は、この80年代のエディトリアルな美学を現代のブランディングやキャンペーンに活用するクリエイティブチームの舵取りをしているのでしょう。これらの時代を直接体験していないZ世代にとっては、これらの時代(とそれに関連する美学)は、携帯電話もリモート教育もない、よりシンプルな時代として、深いロマンを抱いているのである。

ブランド戦略の観点からは、80年代のエディトリアルな広告は、ソーシャルメディアの「映え」において歓迎すべき変化であると感じることもある。このようなエディトリアル・コピー主体のレイアウトは、ウインクして商品を勧めるのではなく、「これこそ完璧だ、あなたも手に入れられる」という大文字の広告なのです。誰もがより良い生活を求めている今、私たちはブランドがそれを手に入れる方法を教えてくれることを望んでいるのかもしれません。

少し悲しい世界観ですが、おもしろい洞察です。
個人的な感想ですが・・・日本の広告表現は80年代からそれほどアップデートされてこなかったような気もしてます。

The ’80s Are Back, Baby >>
https://eyeondesign.aiga.org/the-80s-are-back-baby/

コロナ禍が終わったかのような演出は時期尚早かもしれませんが、おもしろいCM。
東京の街のようですが、なぜかロックダウンされたことになっていて、すべてフィクションで、すべてが冒頭のゲームの世界の続きような感じがしてきます。

また、最後は唐突で意外な終わり方になってます。
偶然がいっぱいの日常に戻っていく・・・ということなんでしょうか。

楽曲の「Be My Baby」のプロデューサーで「ウォール・オブ・サウンド」で有名なフィル・スペクターの今年1月の死去を思うと、これもまた奇妙な感じです。

いろいろと現実感にズレがあって、外出できないコロナ禍の夏の夜の夢のようなCM。

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閉じられたシャッターに広告を掲出することで休業中のバーを経済的に支援するハイネケンのキャンペーン『Heineken Shutter ads』

Metaの最初のブランド広告。
Meta社内のCreativeXグループがDroga5と共同で制作したそうです。
アンリ・ルソーが1908年に描いた「虎と水牛の戦い」を3Dにして、ファンタジックな没入感で「これは楽しいことになるよ」というセリフで締めくくられてます。

これがMetaのビジョンであり将来のメタバースなのかもしれませんが、「デジタルなものはすべてアナログなものよりも自動的に優れている」という独善的な考え方だと批判されてるようです。

楽観的な演出は、SNSが若者にもたらした悪影響やfacebookが指摘されてきた多くの問題をすべて置き去りにしているとも受け取られているようです。

Z世代はバカにされてると思うかも。

A Classic Painting Becomes a 3-D Music Video in Meta’s Vision of the Metaverse >>

広告業界のレジェンドであり、ナイキの「Just Do It」を手掛けたアートディレクターでもあります。
82歳だったそうです。

1982年にオレゴン州ポートランドにダン・ワイデンと共同で設立したエージェンシーは、現在はニューヨーク、アムステルダム、ロンドン、東京、デリー、サンパウロ、上海にオフィスを持つ世界最大の独立系エージェンシーです。

If you know Nike’s Just Do It, you should know ad legend David Kennedy >>

コカ・コーラ『Real

2016年の「Taste the Feeling」以来、5年ぶりに新しいキャッチフレーズ。
いままでのコカコーラのコミュニケーションを踏襲した、コロナ禍でもつながりを持つことの必要性がテーマになってます。

マーケティング責任者によると・・・
「私たちは今、ターニングポイントにいます。この18ヵ月間、生活のあらゆる側面が破壊され、私たちは白黒の二元的な世界の見方に戻るか、世界をより良い場所にする手助けをするかという、一世代に一度の選択を迫られています。Real Magicは、私たちのユニークな視点を『抱きしめる』ことで、より人間的な方法を選択するムーブメントを起こそうとしています。」
とのことです。

瓶の形に沿って包み込むようなカタチに歪んだロゴは『ハグ』と呼ぶそうです。
また、CMに登場するのは有名なゲーマーだそうです。

困難な時代の今の若者に、希望を提示しようということのようです。

Striking poster campaign introduces Coca-Cola Real Magic tagline >>