数百人の参加者にグラフィクデザインの上をクリックさせるテストを実施して、その結果をAIに学習させたそうです。そこから制作中のグラフィックデザインでの各要素の重要度を予測させたヒートマップを生成させているようです。
「Amazon Mechanical Turk」というサービスを利用してテストを実施したようです。
なるほど、そういうのがあるんですね。
Amazon Mechanical Turk (ベータ)>>
近い将来、これがAdobe製品にも組み込まれるのかな?(すでにあるのかな?)
グラフィックデザインのためのツールというよりも、大量のバナーをデザインしてウェブ広告の効果を最大化するとか、ターゲットごとにランディングページの構成を最適化するとか、そういうことの自動化のために使われそうな気がします。
くわしくはこちら
Learning Visual Importance for Graphic Designs and Data Visualizations>>
さらにこちら
Learning Visual Importance for Graphic Designs and Data Visualizations #379 >>
“Some people might try to tell you that it’s a banana.” #FactsFirst pic.twitter.com/LbmRKiGJe9
— CNN (@CNN) 2017年10月23日
トランプ大統領に「フェイクニュースだ!」と言われたCNNがTwitterで実施したキャンペーン。
このキャンペーンに大きな反響があるのは、CNNのトランプ大統領批判だからではなく、SNSなどで流れている情報への不信感や猜疑心に共感してるからでしょう。
そういう共感を集めてるのが、このキャンペーンのいいところ。
色彩論の入門書では、今や当たり前のようにニュートンやデカルト、ゲーテが話に上がる。
ゲーテはニュートンの光学に異論を唱えつつ、ゲーテ本人も色彩における研究や観察を行っていたものの、彼の同時代の研究者には殆ど相手にされなかったことで知られている。そのゲーテも20世紀に入り再び評価されることになるやいなや、現象学派にはあたらない心理学者からも、その業績を「色彩心理学」の先駆的研究と評価されることになったとされている。
(1*)
画像(2*)
添付画像は美術的にも参考になる色相環図である。
ここ数日、表現のメタファーの研究から少しばかり距離をおいて、色彩の仮説について考えている。現代社会には自然の特有な色の他にも人工物の色彩(街の広告看板など)などと、色がありすぎるような気もするが、もし色彩に満ち溢れた世界が一瞬にして漂白されたら、一体どういった心理状態に陥るだろうということを考えてみる。昔、2004年に製作されたアメリカ映画でメジャーな「Day after tomorrow」というパニック映画があった。ストーリーはご存知の方も多いかもしれないけれど、世界中で雹や、竜巻、スーパーフリーズなどの異常気象が起こって氷河期に突入するという内容だった。(3*)そこで私がストーリーというよりも真っ先に気になったのは色彩だった。断片的かつ脆弱な記憶ではあるのだが、氷河期に突入した朝の風景は、白く凍てついた海がアメリカの都心のビル群を覆っていた。私が今例にあげた物語最後の風景は、なにやらベクシンスキーの1枚の絵画のように美しかったが、物語性を加味していたこともあってか、鳥肌が立つような恐怖を感じた。
世界が氷河期によって機能しなくなる時だけではなく、人間の生涯が最期を迎えた後も、
瞼の裏に残された風景は、あのように空虚な白い漂白された風景なのだろうか。
たとえば毎日が雪の日で空虚で白い漂白された風景が数年、数十年と続いていったら、人は多色に囲まれて生きているという概念を忘れてしまうだろうか。
余談だが、
ホイットリー・ストリーバーとアート・ベルの共著「The Coming Global Superstorm」(1999年)はまだ見ていないが、興味深い。
[参考文献、画像、情報等]
(1*)知覚の哲学 ―ラジオ講演1948年― モーリス・メルロ=ポンティ、第3章知覚的世界の探索―感知される事物―158ページ9行目
(2*)参考画像http://www.huevaluechroma.com/072.phpより
(3*)デイ・アフター・トゥモロー、wikipedia
国ごとに社会が違えば、グラフィックデザインの役割とか期待されることとかは、当然違ってくるのでしょう。
グラフィックデザインが(善かれ悪かれ)社会を映し出して社会にフィードバックされて増幅させるものなら、やはり善良なものであってほしいです。
こちらで購入できるようです。
Made in North Korea: Graphics From Everyday Life in the DPRK >>
またはこちら。
Made in North Korea >>
テリトリー スタジオ は「エクス・マキナ」「オデッセイ(The Martian)」「プロメテウス」などのSF映画でガジェットやUIをデザインしているクリエイティブ・スタジオ。「ブレードランナー2049」のビジュアル・イメージを作り上げるプロセスが紹介されています。
SF映画の制作の初期段階で、少人数で時間を掛けてイメージを固めてゆく創造的なプロセスは、他の分野のデザインでも見習って導入すべきかも。
「ブレードランナー2049」はまだ見てないですが、この90年代的なビジュアルイメージはちょっといいかも。でもやっぱり、オリジナル ブレードランナー のような画期的な未来像は描けてないかも。
2008年からはじまったロゴデザインのコンテストだそうです。
なかなか良さそう。
ロゴデザインは、この数年でずいぶん変わったと思ってます。
デザインのトレンドが変わったというよりの、「ロゴ」がどのように利用されるのか、その「ロゴ」はどのように認知させるのか・・・そういった環境が大きく変わってきた気がしてます。
海外のケンタッキー・フライド・チキンは2015年から Wieden + Kennedy がブランディングを手掛けていて、カーネル・サンダースをキャラクターにしたCMなどが制作されているそうです。
このブランディングを手掛けるにあたって、まず Wieden + Kennedy のスタッフはKFCのアーカイブを訪れたて、カーネル・サンダースが白黒テレビに印象的に写るために白いスーツに黒いネクタイさらには白いヒゲにしていたり、ラジオやレコードやハロウィーンの衣装まで、フライドチキンを売るためには何でも取り入れていたことに感銘を受けたそうです。
経営者や創業者は、そういうことが自然とできるものなんでしょうか。
Wieden + Kennedy の手掛けたブランディングのポイントは「KFC」と略されていた名前に 「チキン」という言葉を取り戻すことだったそうです。
なるほどー。
W+K Brought Back Colonel Sanders After Discovering He Was a ‘Master Jedi of Branding’ for KFC >>
・・・という、インタラクション・デザイナーの John Zimmerman さんのインタビュー記事。
イームズ夫妻がプライウッド(合板)で試行錯誤して新しいデザイン手法を確立したように、AIをデザイナーが試行錯誤できるようなデザイン・ツールが望まれているとあります。(これはいずれAdobeからリリースされそう。)
AIによるデザインは、まずはUI/UXの分野からはじまりそう。
そのためのデザイン・ツールは意外に早く登場するかも。
また、デザインの学生はデータ・サイエンスの学生と共同で学ぶ機会があるべきだそうです。
これはとても良いことに思えます。
デザインの学生はデザインやアート以外の分野と共通言語を持ったほうがいいです。
これからのデザインの学生さんの勉強は、難しそうだけどおもしろそうです。
記事はこちら
Designers Aren’t Prepared To Make AI–Here’s How To Get Ready >>
Foilco は英国の箔押し印刷の会社で創業30周年だそうです。
それを記念して、30人のデザイナーに「新人の頃の自分にアドバイスするとしたら?」というインタビューを集めて限定出版したそうです。
すてきなメッセージが並んでます。
ウェブサイトのレイアウトとモーションがいいです。
下記のサイトにもアドバイスが掲載されています。
Thirty years & thirty quotes from Foilco >>
元記事はこちら >>
https://www.creativereview.co.uk/designer-advice-younger-self/
新人の頃の自分にアドバイスとか、本気でやったら死にたくなりそう。
美しいです。19世紀末頃に版画や水彩で描かれたようです。
本当の意味でマルチな人で、その思想や活動もかなり先鋭的だったようです。
新たに大型本として発売されるようです。
The Art and Science of Ernst Haeckel >>
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