見応えあるフォトギャラリー。
Open Competition Winners の作品が瑞々しい感じでいいです。
SONYのカメラは使えるレンズも豊富で、とくに動画撮影でいい・・・
という熱のある話を聞いたのであらためて勉強する必要がありそう。
『Sony World Photography Awards » Winners Galleries » 2017 Winners & Shortlist』
80408点から選ばれた1点がこちら。
Burhan Ozbilici が撮ったトルコのロシア大使暗殺現場。
恐ろしい憎悪と怒り。
この写真に賞を贈ることには、道徳的な問題やテロリストのメッセージを拡散させるのでは・・・といった危惧も議論されたそうです。
報道写真にもそういう配慮は必要なのかも。
他の受賞作は下記で見ることができます。美しい写真もあります。
暗いところから長いレンズと遅いシャッタースピードで湿気の多いバスの中を撮影した写真。
美しいです。
寝ていたり、本を読んだり、スマホのメッセージを見たり、ただぼんやりしていたり、乗客たちはそれぞれ自分の世界にいて、職場と家庭の間の曖昧な領域を「職場の人」から「家庭の人」へと変身しながら移動していく・・・という写真たち。
なぜか、高田渡の「夕暮れ」という曲を思い出します。
歴史的に有名な写真たち100点。
物語に溢れていて、ドラマチックで見応えあります。
これら100点を選出するにあたっては、歴史家、フォト・エディター、キュレーターに意見を聞いて、さらにTIMEの記者や編集者に確認して、写真の撮影者、写真に写っている人物、その家族や友人にインタビューしたらしいです。
どのように撮影されたのかドキュメンタリー番組のように動画で紹介されてます。
とにかく、かっこいい。だいたい50年前。
有名人もたくさん写ってるようです。
こういうコミュニティというのに憧れるものはありますが、この時代だからこそのコミュニティだったのか。
写真家の Stephen Shore は当時17歳だったそうです。
すばらしい体験だったことでしょう。
Front pages of @chicagotribune whom employ a staff of pro photographers & @Suntimes who laid off all their photogs. Iconic v Forgetable pic.twitter.com/vUZ0V1AGT8
— David Carson (@PDPJ) 2016年11月3日
シカゴ カブス が108年ぶりにワールドシリーズを制覇した瞬間の写真。
まさしく歴史的瞬間の写真です。
左はシカゴ・トリビューン紙、右はシカゴ・サンタイムズ紙の歴史的な日の一面。
2013年にシカゴ・サンタイムズは社内の写真に関わるスタッフを全員解雇して、記者に撮影方法を教えて、iPhoneで写真撮影する方針に転換したそうです。(ホントかな?)
いろいろ物議を醸してるようです。
豊かさ。貧しさ。それぞれの文化。
狭い部屋の写真だけど、世界は広くて、多様で、どこか似ている気がしてきます。
都筑響一の写真集「TOKYO STYLE」を思い出したけど、これはまた違うもの。
『MY ROOM PROJECT』
http://myroomphotos.com
https://www.facebook.com/myroomphotos
写真の虚実と物語のインスタレーションという印象。胡散臭さを楽しむことがポイントのようです。
錆びたトタンで仕切られた展示空間には、ガラクタ、骨董、文化財の「モノ」たちが世界終焉の詩を詠んでるようでした。
とても楽しい展示でしたが、個人的には、もっと写真が見たかったです。
見応えありました。
多様なシリーズの作品群を一覧できるし、解説も解りやすくておもしろかったです。
上の画像の作品は「jpeg」のシリーズの「jpeg ny01」。タイトルもいいです。
ゲルハルト・リヒターを思い起こさせる作品もあり理知的でドイツ的な印象でした。
それぞれのシリーズが作家の明快な視点に立脚して「コンテクスト」を編んでいるのがおもしろいです。
フィルム、印刷物、映像、ネット・・・などなど多様な画像が持ち合わせる「意味」を知ることで、とても楽しめる展示でした。トーマス・ルフの画像マニアっぷりにも感服させられます。
おすすめです。
子供の頃に工場地帯に住んでいたせいなのか、こういう風景写真が好きです。
写真家 scott newett さんのパーソナル・ワークだそうです。
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