スタジオ代表のパトリック・シューマッハがインタビューに答えて明らかにしたそうです。
より多くのアイデアのスケッチを得るために利用していて、クライアントに見せることもあるようです。
それらのイメージから3Dモデルの段階に進めるのは10%から15%程度。
プロンプトには「Zaha Hadid museum aerial view Dongdaemun Design Plaza, high quality」「Zaha Hadid eye level view, high quality」などのワードがあり、エゴサのような使い方です。
ザハ・ハディド・アーキテクツ の特徴である流体的で力強いスタイルが明確に反映されてます。
「私は、そのすべてを私たちの作品として受け入れています。この中から出てくるものは、検証、選択、推敲されて、すべて私が作者であると主張しています。だから、この可能性にとても力を感じています。」
・・・だそうです。有名人でないとできないDALL-Eの使い方。
ザハ・ハディド・アーキテクツ は社内にAI研究グループを立ち上げたそうです。
パトリック・シューマッハは、熱心な自由市場推進派で反規制の考え方を持っている人だそうです。
インタビューの中で、スティーブ・ウォズニアックやイーロン・マスクが署名したAIシステムの開発をモラトリアムしようという公開書簡を厳しく批判しているそうです。
おおらかで、楽観的で、リスクを恐れないタイプの人のようです。
「私はAI研究のモラトリアムを望んでいません。・・・政治的こと、あるいはただの不安感から、物事を妨害したり、止めたりすることは、大惨事になると思う。」
「中央集権的な政治的統制を課そうとする勢力がすでに見えている。・・・私は、議会や議員など、この問題に対処するために過大な負担を強いるような人たちが入ってきて、そのような流れを作ろうとすることを望んでいませんし、それは私が信じていることではありません。」
「AIを取り巻く深刻な問題は重い規制では解決できません。」
なので、オープンで自由で活気に満ち、楽観的にこれらの問題を解決すべきとのことです。
創造性にAIをどのように利用するのかという避けて通れない課題について、ひとつの考え方を示している気がします。デザイナーは、この課題にどのような考え方でどのようなスタンスを取るのかを、各自で明示する必要があるかも。
ZHA developing ”most” projects using AI-generated images says Patrik Schumacher >>
Doveが一貫して取り組んでるテーマです。
ソーシャルメディアによって精神的な悪影響を受けた十代の若者の実話を描いているそうです。
ソーシャルメディアは十代の5人に3人のメンタルヘルスに害を及ぼしているそうです。
ソーシャルメディアの有害な美容コンテンツから十代の精神衛生と自尊心を守るために、今回はソーシャルメディアを規制する法律への署名を求めています。
提案された法案では、十代がアルゴリズムによるレコメンドをオプトアウトできるように求めているそうです。
さらに、自傷行為、自殺、摂食障害、などに結びつくコンテンツの責任をプラットフォー側に負わせることを求めています。
こんな映像が撮ってあったこともすごいです。
Dove Pushes To Protect Teens’ Mental Health Online In New Film >>
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とても相応しいアイデンティティ。
Cohere は企業向けに言語AI開発支援をする会社。
「言語AI(自然言語処理、NLPとして知られる)を最先端の実験技術の領域から、今日のビジネスニーズにもたらすことができるビジュアル・アイデンティティ。」という課題に、「新しい自然」というコンセプトで、ボロノイ図を利用してアイデンティティを確立しています。
使いやすそうなCohereの書体はヘッドライン版、アウトライン版、テキスト版、モノラル版があって、ヘッドライン版は、ボロノイ図の分裂線が入ったフォルムになってます。
ワードマークもCohereの書体を使って作られて、細胞分裂のようイメージになってます。
カラーパレットは、自然を感じさせるナチュラルな色調と、コンピューティングにつながる合成色調。
コンセプトが明確でありながら柔軟なアイデンティティ。こういうことができるのがいい。
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議員の活動で動きつづけるドイツの自由民主党議員の新しいアイデンティティ『The Moving Parliament』>>
これからアート作品はこういう形態になっていくんでしょうか。
コレクターがウェブのダッシュボードで画角や色を指定して作成できる generative art のようです。プリントされてキャンバス張りして、ダミアンハースト本人のサインが入って購入できるようです。
ハーストの代表作の「Spin Paintings」の generative なバリエーションとなってます。
こういう超有名アーティストがやると、すごく儲かりそうな感じです。
fx(hash) でもこういう仕組みが登場しましたが、おもしろいことが起きてるのか大衆迎合なのか、まだよくわからないです。
描き方こそが作品であり、描いた結果を複製する制作過程はジェネラティブにカスタマイズされるべきということなんでしょうか。
デザインの分野にも急速に波及しそうな気がしてきました。
The Beautiful Paintings | Damien Hirst >>
https://heni.com/spins
凝りに凝った展示機器によるシンプルなインスタレーション。
フィールドレコーディングの音も良かったです。
19世紀の時代の世界観とインターネット後の世界観が静謐に詩的に展示されていて、とても美しかったです。
少しだけ懐古的に感じがありました。
その一方で、この半年くらいのインターネットで起こってることの激しさがわかる気がしました。
デンマークのbe my eyes社は、GPT-4の画像認識能力を利用して「バーチャル・ボランティア」という、送られてきた画像に関する質問に答えるアプリだそうです。
これまでにも同様のアプリはあったようですが、
「ミスが多かったり、会話ができなかったりと、市販のツールでは、私たちのコミュニティが抱える多くのニーズを解決することはできませんでした。」とのことです。
新しい機能は人間のボランティアと同レベルの文脈と理解を提供できるそうで、視覚障害者のユーザーから好評のようです。
be my eyesではこれまで、人間のボランティアのみでユーザーをサポートしていました。
ユーザーが期待するような答えを得られなかったり、人間の対応の方が望ましい場合には、ボランティアに依頼することもできるそうです。
与えられた新しいオモチャで遊んでいるだけでなく、役に立てるニーズを見つけた方が良さそうです。
New GPT-4 app can be ‘life-changing’ for visually-impaired people, say users >>
大瀧詠一のレコードジャケットで有名な、ある時代を象徴するイラストレーション。
最終日に見ることができました。
会場には若い世代が多かったです。
最近の作品と80年代の作品がありましたが、80年代の作品は手数が省略されているようで魅力的でした。
マットな質感に昭和の濃密な力強さがある感じ。
原画をBunkamuraという場所で見れたのが良かったです。
永井博 展THE JOURNEY NEVER ENDS >>
https://www.bunkamura.co.jp/gallery/exhibition/230301nagai.html
アーティストで写真家のケリー・スワンソンによるプロジェクトで、実際に販売しているようです。
シアノタイプ(青写真)で植物標本がプリントされているそうです。
いいアイデア。
シアノタイプは、ずっと昔に建築図面の複製に使われていた写真技法です。
Brilliant Botanical Cyanotypes Adorn Kellie Swanson’s Upcycled Garments >>
YouTubeの新しいCEOニール・モーハンが書簡でYouTubeの今後の方針を発表しました。
その中でAIを活用した編集機能を準備中だと伝えています。
書簡全体としては、コミュニティを大切にしながら、クリエイターに利益とツールを提供して、YouTube市場を活性化させようというストーリーのようです。
以下は、リンク先からの抜粋です。
「YouTubeは、クリエイターが視聴者と深い関係を築き、好きなことで生計を立てるためのツールをより多く提供することを支援します。」
「クリエイターが求めているのは、単にアップロードできる場所だけではありません。Shorts、ライブ、ポッドキャストなど、さまざまな分野で意欲を高めていくための洗練されたツールが必要なのです。」
「動画を改革し、不可能と思われることを可能にするような方法で、AIの力が発揮され始めたところです。クリエイターは、AIのジェネレーティブな機能によって、仮想的に衣装を入れ替えたり、幻想的な映画の舞台を作ったりと、ストーリーテリングの幅を広げ、制作価値を高めることができるようになるのでしょう。」
新CEOのニール・モーハンさんは広告プロダクトのエキスパートだったようです。
これから広告収益が減りそうなGoolgeにとっては、なんとか死守したいところでしょう。
TIME誌の表紙といえば時の人のポートレートですが、この表紙にChatGPTが登場です。
このTIME誌の記事は、
「創造することが人間である。・・・ そして今、私たちは仲間を得ました。」
というフレーズから始まっています。
記事を書いた二人の名前の下には「(humans)」と記載されてるのがいいです。
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