SEO業者が全滅と言われてるようですが、そうでもないような気がします。

「みんなが参照してる情報が価値のある情報だ。」から「信頼できる人による情報が価値のある情報だ。」というように変わるということでしょうか。
あまり目に見えないけど、検索エンジンのアルゴリズムの変化は、社会全体で人の行動に影響を及ぼすような巨大な要素になってるのかも。

私たちが情報をどう見つけて、どのようにその情報に価値を見いだしていくのかが、そんなアルゴリズムの変化で変わるんだったら広告やマスコミはみんな終わりかも(笑)

2014年5月13日 アイデア

ちょっとの工夫でおもしろいです(笑)。
ワセリンを塗るのは、ビデオ撮影の方法として見た気もする。

むかし、当時有名だった若手映画監督が、自分でビデオカメラを分解して受光部の部品に何かちょっとした細工をして撮影に使っていたというのを聞いた事がありました。

みんな自分なりの画像づくりの方法を工夫しているんですね。

2014年5月11日 写真

kowloon_walled_city

混沌としていて、なんかスゴい。
サイトの構成もどこか90年代っぽい感じ(笑)

大手のジャーナル誌とか新聞社がときどき作るこういうコンテンツは、骨太な感じで好きです。

『Kowloon Walled City』

asymmetric_typography

しばらく忘れてたけど(苦笑) なるほど、これは名著。
1935年の出版なんだからもっと早く邦訳してほしかったー。

やや教条的で狭量な感じもしないではないけど、終盤の抽象絵画とタイポグラフィの関係とかは当時革新的な「ニュー・タイポグラフィ」の熱いコアの部分に触れる感じでした。

この本自体が、この本で書かれているロジックにできるだけ忠実にデザイン/製本しようとしている美しい本です。 なにより読みやすいです。

訳者による補足説明がほとんどない邦訳なので、解らないことはググりながら読み進めるのがオススメ。

最近のフラットデザインに通じるような箇所もあるし、現在のウェブにおいてもこの本で紹介されている理論は充分に有効だと思う。

ひとつのアイデンティティをつくるには、深いインサイトとチャレンジと検討の積み重ねが必要ですね。

なかなかキュートなロゴ。
ロゴとしては、いまどきのリブランディングらしく、スマホアプリとかの小さな画面での表示に最適化されたように見えます。
ふたつの「P」は人と人のつながりをシンボライズしているようです。

フォントもカラーリングも変更されてますが、濃いブルーはもう少しだけ明るくても良かった気も・・・どうでしょう。

手掛けたのは fuseproject

くわしい記事はこちら

Paula_Scher

デザイナーの「本気」の仕事と「真面目」の仕事の違いは何なのか?
デザインについての視点、デザイナーのキャリアとしても、おもしろいです。

よく「遊び心」というけど、「遊び心」は “真面目な仕事への気の利いた添え物” ではないようです。
遊びにこそ、本気になって取り組まないとダメなようです。

自分の興味関心に正直に情熱を傾け続けると、いずれそれが自身の仕事になるという経験は、デザイナーならば多かれ少なかれ経験があるかと思います。
たしかに残念なことに、本気の仕事はたいていの場合、未熟で未完成で気恥ずかしいことが多いように思いますが、本当の創造性は “知らない事に取り組んでいるとき” にだけ発揮されるのものかもしれません。

日本語字幕がありがたいです。
『Great design is serious, not solemn』

2分程度かと思ったら40分もある、ライカTのプロモーション映像。
アルミニウムの削り出しボディを手作業で磨き上げる工程。
凄まじく退屈な映像です(笑)

この退屈さこそがクオリティなんですね。
すばらしいです。

シンプルで、美しいカメラです。
http://www.yomiuri.co.jp/it/report/20140429-OYT8T50050.html?from=ytop_ylist

KenRockwell

長い年月の経験による識見です。
『”シンプルということ” by Ken Rockwell を日本語に訳した』

・・・・・さらに悪いことに、複雑な写真機というものは、アマチュア写真家に対して、永遠にクズ写真を撮り続けさせる。本当にどうでもいい、余計な情報、懸念、気がかりを与え続けることによって。・・・・・

その通り、まったく同感です。
これは、クラウドにしたからとかUX/UIの改善とかとは違うお話。

「機材沼」「レンズ沼」「カメラ沼」という言葉は、言い換えればデザイナーのツールにも同じ事が言えそうです。

少し飛躍した話かもしれませんが・・・
デザイン制作全般がデジタル化されることでデザインの仕事はデザインに集中できるようになるはずでした。でも、そのためのツールはデザイナーが把握できないほど複雑になって手間も増えてデザインの制作環境はデザイン以外のことに気が散らされるようになりました。
これらのツールの登場によって世間一般に拡散された「だれでも、カンタンに」のイディオムが、デザイン制作全般にさらに大きな問題をもたらしたかも。

2014年4月27日 アイデア

いい広告。音楽もいいです。
自分の持ってるiPhoneに何ができるのか限界まで使い倒してみたくなります。

多様で複雑で説明するのがムズカシイ製品を、その魅力にフォーカスして広告するっていうのは、できそうでできないことな気がします。

2014年4月26日 映像・映画

SortieEnMer

今どき珍しいリッチでオリジナルなコンテンツ。

海に沈まないようにするためには懸命にスクロールしなくてはなりませんが、それでも思っているより早く溺れてしまいます。

メッセージは真剣で、緊迫感のある演出になってます。

データを編んで作るコンテンツではなく、こういうメッセージのあるコンテンツもいいですね。
オリジナルな構造と演出があることもいいです。

つくるのは、大変だったと思う。

『Sortie en mer』
http://sortieenmer.com