広告界の重鎮ジョージ・ロイスは、MoMAに収蔵されるようなエスクワイア誌の表紙やMTV初期のキャンペーン「I want my MTV」を手掛けた人。その彼が今日のブランディングや広告業界の若手にアドバイスしてくれているようです。
翻訳が間違ってるかもしれませんが、いくつか引用・・・
「私はデザインを見せるようなことは決してしてこなかった。私は単純明快なアイデアを見せたんだ。」
「私はデザインについて話したりしない。アイデアの話をしたんだ。」
「私は優れたアイデアを生み出したりしない。プロダクトとマーケットと競合を理解すればそこにアイデアがある。それを実行すればいいんだ。」
「今日の代理店の若い才能ある人たちに、上司から離れて話を聞けば、どれほど惨めな仕事をしているかを泣いて訴えるだろう。」
「私は若手には広告業界で誰もがやっているようなことはしないように教えようとしています。・・・自分の本能に従ってアイデアを考えれば、ビジネスを救い、新しいブランドを生み出すことができるでしょう。」
「若い人たちがパソコンで何かをしているので「何をしているんだ?」と聞くと「調べています。」と答えます。それではダメです。自分自身と働いてください。あなた自身の才能で大きなアイデアを思いついてください。自分の脳を使ってください。」
「広告業界ではデザイナーを含めた大きなグループで仕事を進めますが、これがあまり機能しません。わたしはこれを「グループ酔い」と呼んでいます。まず、あなたは自分の才能を持たなくてはなりません。」
惰性と慣習のグループ・ワークよりも個々の才能や創造性を活かすべきだと話しているようです。
まったく古いタイプの広告マンとも言えるでしょうが、これからの未来ではまた大切なことなのかも。
この春から広告業界のデザイナーになった人の励ましになれば。
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Ad Legend George Lois: Magazine Covers Are “Trash Today” >>
BE BEST は子供たちの社会的、感情的、身体的健康ためのキャンペーンだそうです。
キャンペーンの理念は素晴らしくても、ロゴデザインとしてはヒドいものと言わざるを得ないでしょう。
子供コトバで子供が描いたようにデザインしたのだとしても「可愛らしさ」や「自由奔放さ」は見てとれないです。
なにかアドバイスする人とか、いなかったんでしょうか。
まったく誤解かもしれませんが、タイポグラフィの起源のようなものを見た気がしました。
文字を石に刻むときに端が余計に欠けないようにする工夫からセリフなどの要素が誕生したと何かで読んだ気がしますが、本当にそうかもと思えました。
イスラム文化ということもあるのでしょうが、交易が盛んだったのにローマの影響以外では「写実」というものが発達しなかったようなのが興味深いです。西洋美術の「キアロスクーロ」がない感じ。
乾いた砂漠の日差しの下ではすべてがハイコントラストなのでしょうか。
価格はほとんど3億円以上。
しかも同じアーティストの作品が多数。
リチャード・プリンス
アンドレアス・グルスキー
シンディ・シャーマン
の3人で15点中12点。なんかすごい。
トーマス・ルフ も入っていていい気がするけど、ちょっと違うのかな。
The 15 Most Expensive Photographs Ever Sold >>
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アンドレアス・グルスキー展 >>
ほのぼのとしたディストピアという感じで、どこか90年代的な印象でした。
最近のfacebookで起きていることや、Googleの寡占状態などはもっと速く大量で不可視なディストピアなのかもしれない気もしましたが、アートとしてのこの展示は楽しかったです。
メディアアートのようなテクノロジーに熟達したアーティストによる作品ではテクノロジーを積極的に受け入れて賛美する傾向があるのかも。文脈にもよりますが、テクノロジーを批判する作品があることは健全な気もしました。
ビットコインとブロックチェーンのもたらす社会変革についての作品は、10年後にもう一度見たらどんな印象になってるか楽しみです。
あまりよく知らなかったけど、おもしろかったです。
博物学的な観察で、小さな花を城館の壁に大きく描くというのは、20世紀初頭では画期的なテーマだったかも。
城館の大食堂を覆う壁画を依頼したドムシー男爵はいいセンス。
謎めいてファンタジックで心地よく、ちょっとサイケデリックな印象。
なぜかサイ・トゥオンブリーを思い出す感じ。
Google Trend のデータをもとにしたインタラクティブなインフォグラフィック。
日別に地球の各都市に現在進行形でマップし続けているようです。
2017年秋頃のハリウッドのプロデューサーが糾弾されたのをきかっけに盛り上がったようです。
各都市ごとにトピックがあって、地域差もあるようです。
いずれにせよ、こんなサイトを作れるようになりたいです。
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Watch How #MeToo Caught Fire Around The World, In Real Time >>
ロゴが変わったわけではなさそうですが、ブランドメッセージのルックスに一貫性をもたらすためにタイポグラフィ、カラー、レイアウトについてのガイドラインを定めたようです。
運用が難しそうな気もしますが、グラフィックデザインの勉強になりそう。
手掛けたのは EIGA >>
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Brand New | New Logo and Identity for Adidas by EIGA >>
月一で執筆している宮坂ネオンです。今回は色覚について話したいと思います。
下記はマンセル色相環です。
下の色彩は一般的な見え方であっても、見えて当たり前の色彩、波長ではないかもしれません。
日本人の第1型と2型と合わせて色覚異常が発現される割合は、男性に5%、女性に0.2%と言われているそうです。[1*]
[1*]の眼科講座によると1型の人は赤を感じにくく、2型は緑を灰色に感じやすいようです。
それでは我々が普段見ざるを得ないような「信号」は一体どのように視認しているのでしょう。色覚異常が因果した死亡事故はデータがあまり見られないものの、とあるクリニックの患者さん2237人のうち、152例の死因が交通事故によるもので、そのうちの
6.8%が色覚異常を疑われる人の事故であったというデータが残されています。
[2*]
色覚異常の方のための専用の信号が必要ということではないかと思い調べていると、どうやら2011年に色覚異常者に優しいデザインの信号機がグッドデザイン賞を受賞していたようです。[3*]
絵に関してはどうでしょうか。
遡る事30年以上前、彫刻家として知られている高村光太郎氏は、「緑の太陽」という芸術論を残しています。以下抜粋。[4*]
僕は芸術界の絶対の自由フライハイトを求めている。従って、芸術家の PERSOENLICHKEIT(人格)に無限の権威を認めようとするのである。あらゆる意味において、芸術家を唯一箇の人間として考えたいのである。その PERSOENLICHKEIT を出発点としてその作品を SCHAETZEN(評価)したいのである。PERSOENLICHKEIT そのものはそのままに研究もし鑑賞もして、あまり多くの擬議を入れたくないのである。僕が青いと思ってるものを人が赤だと見れば、その人が赤だと思うことを基本として、その人がそれを赤として如何に取扱っているかを SCHAETZEN したいのである。その人がそれを赤と見る事については、僕は更に苦情を言いたくないのである。むしろ、自分と異なった自然の観かたのあるのを ANGENEHME UEBERFALL(快い驚き)として、如何ほどまでにその人が自然の核心を窺い得たか、如何ほどまでにその人の GEFUEHL(感覚、感情)が充実しているか、の方を考えて見たいのである。
普段自分が当たり前に見ている、あるいは見えている景色が
人それぞれに見ている色が違う、使う色が違うだけで、絵一つにしても
第三者に理解されないというきらいがあるようです。たとえばそれは表現と再現の、再現性を求められる場合の美術大学のデッサンなどの実技においては、
一体どういうことなのでしょう。
参考データ
[1*]
滋賀医科大学 眼科講座より 年数、執筆者不明
http://www.shiga-med.ac.jp/~hqophth/farbe/idenn.html
[2*]
交通事故と色覚異常の因果関係より 年数不明、cb49氏
http://www.geocities.jp/ishiharatheo/jiko.html
[3*]
GOOD DESIGN AWARD 2011
道路信号機 [色覚異常者に優しいユニバーサルデザインLED信号灯]
http://www.g-mark.org/award/describe/37952
[4*]高村光太郎 緑の太陽
底本:「日本の名随筆7 色」作品社
1983(昭和58)年5月25日第1刷発行
1999(平成11)年2月25日第20刷発行
底本の親本:「美について」筑摩書房
1967(昭和42)年10月発行
入力:門田裕志
校正:仙酔ゑびす
2006年11月20日作成
青空文庫作成ファイル
https://www.aozora.gr.jp/cards/001168/files/46507_25640.html
毎年いいイラストが揃ってます。
学生部門
書籍部門
ブックカバー部門
エディトリアル部門
があるようです。
受賞作はこちら、
V&A Illustration Awards >>
https://www.vam.ac.uk/info/va-illustration-awards
こちらではエントリー作も紹介されてるようです。
V&A Illustration Awards 2018 >>
https://www.vam.ac.uk/b/villa-2018
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