2つのUIデザインが表示されて、どちらのUIデザインが「正しい」のかを選ぶゲーム。
わりと主観的な「正しさ」なのでここで紹介されているのがUIデザインの絶対ルールだと誤解しない方が良いですが、2つのデザインの違いを見極めるのはなかなか難易度高いものもあります。
視覚を鍛えて、精進します。
制作したのはソフトウェアエンジニアのAlex Kotliarskyiさん
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Test your UI design skills with this addicting game >>
Google翻訳をリニューアルするにあたって、ユーザー調査などのフィードバックを受けながらも安易な折衷主義にならないようにしていたようです。その過程が紹介されています。
とにかくユーザーのフィードバックやA/Bテストの結果に準じて段階的にデザインを進めたようですが、そこに新たな何かを盛り込もうとしなかったのは賢明だと思えます。
一方で、使われていない機能にユーザーを誘導しようとする試みについても紹介されています。
この試みではデザインはユーザーの同調を得られずに試行錯誤しながらも、小さな変更でユーザーを導こうとしているようです。
ずっと昔に、デザインをするときに大切なのは「最小の手数で最大の効果」を考えることだと教えられました。
そういう点でGoogle翻訳のUIのデザインプロセスは参考になりそうな気がします。
「アイスブレイカー」という身体のジェスチャーとウェブサービスの機能を関連づけるのは(あまり使うことはなさそうですが)いいヒントになりそう。
こういう機能だけのウェブサービスのUIデザインは、いつかやってみたいです。
網膜で個人認証されてパーソナライズされた広告が名指しで呼びかけてくるような未来は、やっぱり訪れないようです。自分たちの生活環境を破壊してくるようなメッセージは逆効果だと誰もが気づきはじめているそうです。
いい未来かも。
自分の精神衛生のために普通の人たちがデジタルデバイスと距離を置くようになる・・・。
2019年はそういう行動が一般的になるのかも。
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Why the Future of Marketing Doesn’t Look Like Minority Report | Muse by Clio >>
画像もなくテキストだけ。シンプルの極みです。データサイエンティストが個人で制作したサイトだそうです。
UIがシンプルなだけでなく、マーケティングのために持ち込まれるインターフェイスのノイズをすべてカットしています。
すべてのカテゴリー商品が掲載されてるわけではなく、作者であるDeFeoさんによるデータ分析で、ニーズがあって高評価で適正価格の商品だけになってるようです。
『GOOD, CHEAP AND FAST』はAmazonに代表されるようなオンラインショッピングのUXに対しての反証としてのコンセプトがあるようです。
比較したり、オススメしたりするのではなく、買う人の「満足」のためのUXを作ろうとしているようです。
『GOOD, CHEAP AND FAST』のUXには、下記の動画の哲学があるようです。
『Maximizers versus Satisficers: How to be More Happy』
こういう考え方に基づいたショッピングサイトのUXも有り得るというのがおもしろいです。
老子の『足るを知る』ということでしょうか。
Hate browsing Amazon? This is the ultimate no-frills shopping site >>
たしかに、スマートフォンには「デスクトップ」って概念がありません。
そういうスマートフォンに仮想の「机」をもたらしてくれてます。
アプリ間のコピペとか、なるほどこれなら自然な感じ。
よく考えられた素晴らしいデザイン。
そういえば「ゴミ箱」って概念もないですね。
もともとパソコンにあった概念の幾つかがなくなってることからも、スマートフォンがどんなツールで、ユーザーをどのように定義してデザインされたのかが少しわかる気がします。
MAGIC UX の素晴らしいところは、ユーザーとスマートフォンの関係性を見直す可能性があることかも。
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Special Projects Reveal Intuitive New Interface Magic UX >>
教条的で狭量なマテリアルデザインをブランドの独自性を反映できるようにカスタムできるそうです。
Googleのアナウンスでは今後もアップデートされていくそうで、おもしろそう。
このところずっと、こういう勉強を疎かにしてる気がして、もう一度やり直してみようかと。
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Making More with Material >>
「ユーザーのためのデザイン」ってどいうことなのか、考えさせられます。
いつまでも続くスクロールのアクションとスロットマシンのレバーを引くアクションは同じようなものだという話は納得です。日本ではパチンコでしょうね。
エンゲージって必ずしもいい意味ではないのかも。
1年以上前の記事ですが、facebookの問題を予見しているかのようです。デザインの役割について、重要な問題提起をしていたのかも。
AI、スマートスピーカー、対話インターフェイス、ロボティクス、マーケティングオートメーション など、多くの場面でユーザーフレンドリーなデザインがユーザー体験を向上させてくれていますが、ユーザーフレンドリーなだけのデザインには問題があって、そこに働いているロジックが明示されている必要があるという指摘です。
デザインの役割がユーザーを満足させるだけでは足りないということのようです。
ユーザーに対しての透明性、正当性や誠実さに責任を負うべきということです。
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The End Of User-Friendly Design >>
記事中の文書のいくつかです。
「AIが友人のような振る舞いえをしても、ユーザーエクスペリエンスを向上させるだけで、ユーザーに利益をもたらすことはありません。」
「デザインの目標はユーザーエクスペリエンスから抵抗感を取り除くことだという古い考えは終わっています。今日我々は、使用する製品に抵抗感と真実を要求する必要があります。」
「データをどのように使っているかを音声アシスタントに尋ねると、真実を答えるべきです。簡単にアクセスできるログがなければなりません。・・・・Facebookが私に特定のニュース記事を提供しているロジックを理解したいなら、私はできるはずです。Facebookのアルゴリズム的に変更されたニュースフィードを完全に無効にできる必要があります。」
「『ユーザーフレンドリーなデザイン』は今日の誤解です。我々は、人々に技術の使い方を示すだけでなく、技術をどのように使っているかを示すデザインを記述する新しい用語が必要です。・・・・透明性と誠実さは、機能ではなく、正しいものでなければなりません。」
これからデザイナーの思慮が浅いと、クライアントとユーザーの両方に迷惑と損害を及ぼすことになるのかも。
UX/UIデザインの改善とユーザーの混乱の間に線を引くための5つの原則だそうです。
ユーザーが何を知っていて何を期待しているのかを理解してUXをデザインする必要がある・・・という記事です。
1. トレンドの価値を証明する時間をとる。
ウェブのトレンドだからといって、拙速に取り入れるのはダメ。
そのトレンドの価値を確かめて、悪いデザインをコピーするようなことをしない・・・ということのようです。
2. 基本的なUXの原則に立ち返る。
ユーザーとの共感こそがUXの基本。
ユーザーがどのように考えて、どのように行動しているかを理解してデザインに反映すること。
そこに時間を掛けることが大切なようです。
3. ガイドや説明を強調する。
革新的な製品やサービスであれば、ユーザーに必要なガイドや説明も増えるものです。
よく知られていないフォーマットを選択するときに忘れてはいけないことのようです。
※説明なしで使えるUX/UIがベストだという考えもありますが、ガイドや説明があることでUI/UXの改善が遂げられてユーザーがより快適に目的を達成できるならガイドや説明を惜しむべきではなく、ガイドや説明のクオリティもまたデザイナーの責務であるということのようです。
4. 高度な分析からユーザーのインサイトを得る。
分析プラットフォームを活用して、ユーザーの行動を把握すること。
ユーザーがどこであきらめて離脱しているかは問題解決の重点になるそうです。
5. 本物のユーザーによるユーザビリティテスト。
ログからの分析ではなく、実際のユーザーの使い方を観察すること。
この結果はデザイナーにとって意外な場合も多いようです。
ユーザービリティテストを有用なものするのは、デザイナーがオープンな心で改善と成長の余地に目を向けることが大切とのことです。
記事内にある「人間は習慣の生き物である。」というのは正しいと思います。
ユーザーの混乱を招くようなデザインは愚かなことかもしれませんが、UX/UIのデザインは画一的になるのではなく、多様であるほうが健全だと思っています。
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5 UX Design Principles That Never Go Out of Style
アメリカでもっとも有名なUX調査会社ニールセン・ノーマン・グループのUXスペシャリスト、ケイティ・シャーウィンさんのアドバイス。
1. Budget(予算)
金がないならデザイントレンドを追うよりも、もっと有効なことにお金を使うほうがいい。
トレンドに沿ったデザインは「いびつ」なものなので、6年後や8年後にはカッコわるくなる。
ということのようです。
どんなUXデザイントレンドもせいぜい5年くらいが寿命のような気もします。デバイスも変わるし。
2. Brand(ブランド)
あなたのブランドは最新のトレンドで革新的なイメージを訴える必要があるか。
銀行とか病院などでは、革新性よりも信頼性が重要になる、ということのようです。
デザイントレンドを追うのが自分たちのブランドにとって相応しいかどうか。
3. Behavior(振る舞い)
そのデザイントレンドはユーザーにとって有益な振る舞いをもたらすか。
タップするボタンが大きくなるデザイントレンドはユーザーにとって有益かも、一方、テキストのコントラストが低くなるデザイントレンドは読みにくくなるだろう、ということのようです。
また、この振る舞いの効果が見極められるまではそのデザイントレンドを取り入れなくていいと言ってるようです。
ニールセン・ノーマン・グループはヤコブ・ニールセンとドナルド・ノーマンが設立した会社なので、デザイントレンドを追うよりもユーザー調査に金を使うか、私たちの本を読めということになるのかも。でも、デザイントレンドを取り入れる判断基準としては正しい気がします。
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