発表後すぐに多くの評論が出ていて、興味深いです。
いままでの指先で触れることを促すバーチャルな「質感」から、情報のレイヤーによる環境としての「空間」に変わってくということなんでしょうか。
いずれにしても、ビジュアルデザイン、UI/UXとして、大きなステートメントを掲げてみせたと思います。素晴らしいデザインです。
子供のオモチャのようだという意見もあるけど、カラースキームのせいなのかな?
シンプルでいいです。
昔のiPodを思い出します。
円の軌跡で情報を選ぶインターフェイスは、いまでもすばらしく理にかなってると思います。
なんといっても人間の指の動きに自然な動作でしょ。
上の動画は、まったくの予想らしいですが・・・
『実在する物に似せたデザインによって、それがどのように動作するかを現実同様に認識させる考え方』を「skeuomorphism(スキューモーフィズム)」っていうんですね・・・なるほど。
ペンタグラムが新しいウィンドウズのロゴをデザインしたときのポイントは、質感を持たせないことだっとか。
『金属や木や水などの「擬似的な質感」を持たないことこそ、純粋にデジタルである』というアイデアだったそうです。
こういうのがトレンドで、AppleのiOSもこの方向に向かって行くのか、興味深いです。
くわしくはこちら
Appleの「スキューモーフィズム」については去年あたりから疑問視する意見もあったようですね。以下、ご参考。
http://news.mynavi.jp/column/svalley/482/index.html
http://coral-cafe.com/2012/11/09/アップルのソフトウェア・デザインは変わってい/
http://www.advertimes.com/adobata/article/7660/blog.nb-a.jp/2012/06/apple-jonathan-ive-interview-2/
昔からあるアイデアだけど、ここまで洗練されてる事にビックリ。
紙とかテーブルの上から離れて「モノのインターネット」などの方向に進化したら、さらに広がってくかも。
どう使うかを、もっと広く考えて、現実世界に新しいUXを生み出してほしいです。
がんばれ!
すっごく遠いってことが、よくわかります(笑)
こういうリアルなスケール感をスクロールで体験できるのって、ちょっと好きなんです。
How Far is it to Mars?
http://distancetomars.com/
情報は租借されて編集されて、知らせたいことだけがクローズアップされて届けられるわけで、本当のスケール感とか退屈な部分は抽象化されたり省かれたりしますよね。
そうじゃないことができるのは、素晴らしいことな気がしてます。
そんな考えで、以前に作ってみたのがこちら。
Scroll Radiation Dose Chart
http://fukudayouichi.com/dose_chart/
放射線被曝量の危険度をスクロールによる “体感的なスケール” で理解できるようにしてみました。長大なスクロールです。
よろしければ、お試しください。
タブレットはまだいいけど、スマホのキー入力はどうしても慣れない。
このくらいできるようにしてほしい・・・。
テキストを選択するインターフェイスがいいです。
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