dekigoto_no_katachi

須永先生の論文『人間とコンピュータの関わり合いをデザインする』が興味深いです。
私たちはインターネットのなかで、自身の『定位』を探して彷徨っている・・・のかもしれないと気づかされます。それを仮に与えてくれるのが、インターフェイスなのかも。「ソーシャル」が流行るのも、おなじことのように思えてきます。

この論文を読みながら透明人間の映画を思い出しました。
たしか、透明人間になった主人公は別人のように邪悪になっていきます。
なにかとても示唆的なストーリーのような気がします。

ずっとまえ、多摩美術大学情報デザイン学科が新設されて数年の頃に教授のお話をうかがう機会をいただきました。この学科では『美術』と『技術』を並列にして、お互いが協調しあって学ぶのだというコンセプトをうかがって感銘を受けました。いまも心に残っています。
昔のイタリアの工房のようにしていく・・・というお話もされていたように覚えています。

テキストに掲載されている終了作品も瑞々しいです。

『できごとのかたちテキスト』

2013年5月27日 アイデア

ワークフローについて調べていて見つけた記事。
ずいぶん前の記事だけど、オモシロかったのでメモ。

『いいアジャイルと悪いアジャイル』

「一般論として、自ら「方法論」と称するものはすべて間抜けだ。」
「一般論として、ダイアグラムとお手軽な計算式を使うものは間抜けだ。」

かなり攻撃的・・・
でも、「銀の弾丸はない」ってことは忘れないでおこう。

2013年5月24日 アイデア

身もフタもないほど歯に衣着せぬ感じですが、すごく納得できて腑に落ちるものがあります(笑)
オススメです。

Wieden+Kennedy AmsterdamのプランナーのMartin Weigelさんのスライドショーらしいです。

私たちは何を勘違いして、どんな思い込みをしてるのか?
ブランドと顧客の本当の関係は、どういうことなのか?
『我々のタスクは、熱狂的な信者を育成する事ではなく、無関心を克服する事だ。』

2013年5月11日 アイデア

clients_feedback

frog design の David Sherwin が本のなかで紹介してるらしいです。

frog design といえども、伝える事が曖昧だけど感情的になっちゃってるようなクライアントには手を焼いてるみたいです(笑)・・・その問題の底には「デザイン言語」の不足とかがあるのかもです。

英語なので解らない部分もありますが、ざっくりとまとめると・・・

1. 電話でも打ち合わせでも、とにかく記録にとっておく。

2. 曖昧な点をクリアにしてからデザインを変更する。
「緑色が好きじゃないみたいだから、別の色で・・・」とやらずに、なぜ緑色ではダメなのかを明らかにする。変更するまえにデザインとしての解釈に同意してもらう。

3. クライアントにフィードバックの影響を説明する。
どれだけ方向性が変わって、どのくらいスケジュールに影響するのか・・・など。

4. クライアントのフィードバックから役に立つエッセンスを抽出する。
感情的な部分は捨てておく。

5. クライアントが自社のブランド・ルールを壊すようなフィードバックをしたら、ブランド・ルールに沿った案を提案するべき。

6. 感情的で全否定のフィードバックには即答してはいけない。
感情的に対応せずに、文書で理由を求めて、何を再検討すべきなのかを明確にする。

といったところのようです。
なんとなく、同意できる感じ。

くわしくはこちら

2013年4月22日 アイデア

作家・ジャーナリストの佐々木俊尚さんが、多岐にわたる話題を(上)(中)(下)と3回にわたって、就活生にコッテリと語っていらっしゃいます。興味深い記事です。

世間をリードする自負心のメディア業界が、デジタル化をリードして行くことができないでいる状況が見えてきます。

自分の経験としても同感と思えるものも多いです。個人的には「過渡期」「移行期」はすでに十数年続いていて、これからも十数年くらい続いてゆく気がします。

メディア業界は、日本のメディアの歴史とか仕組みとか、社会的な役割や責任とか・・・『そもそも』の部分について振り返ってみる必要があるのかも・・・。

メディアを志す就活生が失望することなく働けたら、メディアはまだまだ大丈夫なんでしょうねー。

『「これからメディア業界でメシ食ってくってどうなんですか?」〜就活生から「OB訪問」されてみた』
(上)http://www.pressa.jp/blog/2013/04/ob.html
(中)http://www.pressa.jp/blog/2013/04/-ob.html
(下)http://www.pressa.jp/blog/2013/04/-ob-1.html

2013年4月21日 アイデア

『私たちが当たり前のように持っている「ソーシャル・インテリジェンス」というものは、どういうものか・・・。』

『期待(expectation)以上の体験(experience)を提供しよう。そうすれば、人の話題に上ることができるかも。』

などなど・・・当たり前のような話に聞こえるけど、なんか新鮮に響いたので。
10の方法は、おおよそ以下のようなことかと。

1. 何にでも★をつけよう。
2. ★をつけるシステムを提供しよう。
3. ★をつける権威になろう。
4. アップルのやったことを見習ってみよう。
5. すべてをシェアできるようにしよう。
6. 専門家が知識を共有するようなハブを提供しよう。
7. 紹介者に報いよう。
8. だれかに話したくなるようなネタを提供しよう。
9. グループで購入するなら割引しよう。
10. だれかに話すだけの価値があるサービスを提供しよう。

どれも簡単なことじゃないですけどねー(笑)

2013年4月15日 アイデア

たしかにおもしろいけど・・・・
こういうコンセプトは昔から何度か見たことあって、
いままで実現してないのには、技術以外にも、なにか理由がありそう。

くわしくはこちら
http://www.frogdesign.com/work/roome.html

2013年4月10日 アイデア

1. 自分に正直でありなさい。君が持っている最大の資産は個性だ。ああしろこうしろという他者の言うことには耳を傾けるな。
2. 他の誰よりも仕事に励みなさい。努力は必ず報われる。
3. パソコンから離れ生身の人間、本物の文化に触れなさい。これが人間の本質である。
4. 技に磨きを掛ける事を怠るな。思考の革新のみでは足らない。手先を動かしモノを作りなさい。
5. 可能な限り旅に出なさい。旅先で自分の無知を再認識するといことはとても謙虚で刺激的な経験である。
6. 現代社会はテクノロジー率先で流行に翻弄されやすい。しかし、その中でもやはりオリジナリティは君臨する。
7. 自分もそうなりたくないのなら愚かな者の元で働くな。
8. 本能。直感。己の力を信用する事を学びなさい。
9. 黄金律(「おのれの欲するところを人に施せ」)は真。善意に尽くせ。
10. 例え他のすべてが失敗しようとも、②を維持できればそれは君のキャリアの最大のアドバンテージになるであろう。

ジョン C ジェイ / John C Jay

4月なので・・・
たまには、こういうの思い出すのはいいことかもです。

2013年4月8日 アイデア

Invisible-design1

『The best interface is no interface』といった考え方について、Googleと共同で、こんなインターフェイスの研究をしたBergのクリエイティブ・ディレクターのTimo Arnallが自身のブログで反論してるようです。

英語だし難しくてよくわからないですが、とても興味深いです。

詳しくはこちら『No to NoUI』

たしか、ポール・ランドが
『デザインとは関係(relationship)だ。フォーム(形態)とコンテンツ(中身・意味)の関係だ。』と言ったそうです。

テクノロジーと人間の関係もデザインでしょ。

2013年3月20日 アイデア

以前に書いた
『ニューヨーク市が公衆電話を蘇らせる斬新なデザインを募集「応募作は“公衆電話らしくなくてもよい”」』
の応募作なのかも。

『Beacon』と名付けられたコンセプトのようで、「公衆スマートフォン」といった感じ。これ、いいかも。

スマートフォンからプライバシーの要素を削除して、公衆インフラとして利用されるように設計するのは良いことかも。

通信とプライバシーがあまりに密着しすぎてしまった現状から、少し違ったコミュニケーションとか社会マナーとかが生まれてきそうな気もする。

2013年3月9日 アイデア