graphiciconsbook

現代まで続く20世紀のグラフィックデザインの巨匠が、その時代ごとに紹介されてるようです。
本もおもしろそうですが、サイトもブログも良さそう。

http://graphiciconsbook.com

asymmetric_typography

しばらく忘れてたけど(苦笑) なるほど、これは名著。
1935年の出版なんだからもっと早く邦訳してほしかったー。

やや教条的で狭量な感じもしないではないけど、終盤の抽象絵画とタイポグラフィの関係とかは当時革新的な「ニュー・タイポグラフィ」の熱いコアの部分に触れる感じでした。

この本自体が、この本で書かれているロジックにできるだけ忠実にデザイン/製本しようとしている美しい本です。 なにより読みやすいです。

訳者による補足説明がほとんどない邦訳なので、解らないことはググりながら読み進めるのがオススメ。

最近のフラットデザインに通じるような箇所もあるし、現在のウェブにおいてもこの本で紹介されている理論は充分に有効だと思う。

ひとつのアイデンティティをつくるには、深いインサイトとチャレンジと検討の積み重ねが必要ですね。

なかなかキュートなロゴ。
ロゴとしては、いまどきのリブランディングらしく、スマホアプリとかの小さな画面での表示に最適化されたように見えます。
ふたつの「P」は人と人のつながりをシンボライズしているようです。

フォントもカラーリングも変更されてますが、濃いブルーはもう少しだけ明るくても良かった気も・・・どうでしょう。

手掛けたのは fuseproject

くわしい記事はこちら

Paula_Scher

デザイナーの「本気」の仕事と「真面目」の仕事の違いは何なのか?
デザインについての視点、デザイナーのキャリアとしても、おもしろいです。

よく「遊び心」というけど、「遊び心」は “真面目な仕事への気の利いた添え物” ではないようです。
遊びにこそ、本気になって取り組まないとダメなようです。

自分の興味関心に正直に情熱を傾け続けると、いずれそれが自身の仕事になるという経験は、デザイナーならば多かれ少なかれ経験があるかと思います。
たしかに残念なことに、本気の仕事はたいていの場合、未熟で未完成で気恥ずかしいことが多いように思いますが、本当の創造性は “知らない事に取り組んでいるとき” にだけ発揮されるのものかもしれません。

日本語字幕がありがたいです。
『Great design is serious, not solemn』

daily_advice

毎日ひとつづつ積み重なっていくのがいいです。
忙しいときにこそ、こういうことを忘れないようにしたいものです。

『Daily Advice for a Creative Life』
http://advice.guimenga.com

heartbleed_logo

ネーミングも秀逸ですが、このロゴがもたらしている効果は大きいでしょう。

このロゴ、Googleとほぼ同じタイミングでこの欠陥を発見したCodenomiconというセキュリティ会社のデザイナーのLeena Snidateさんがデザインしたそうです。

セキュリティ会社にもデザイナーが必要ですねー。

Leena Snidateさんが言うには、
「理解しやすい方法で世界中にこの情報を提供できた事を誇りに思います。私たちの仕事は人々のデジタル環境をもっと安全にする事ですから。」
とのことです。

セキュリティー・バグにキャッチーな名前をつけて、理解しやすいロゴを作って広く認識してもらうのは、素晴らしいアイデアに思えます。

グラフィックデザインがどういった役割を果たして、どう世の中の役に立つのかを示す好例かもしれません。

ただし、怖がらせるようなネーミングや恐怖心を煽るようなデザインは絶対にダメですね(笑)

くわしくはこちら
http://www.fastcodesign.com/3028982/why-the-security-bug-heartbleed-has-a-catchy-logo

シンプルで、うまいです。

「なんで眼鏡っていつもズレ落ちてくるんだろ。」

Audi_typography_ad_01

「契約書忘れて来たかな。シートの下に落ちたのかな。」

Audi_typography_ad_02

「道がすいているから、メールチェックしよう。」

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「Audiプレセンス」という衝突しそうになると知らせたりする回避したりする装備の広告ようです。
日本のクルマにもよくありますが、日本のグラフィックだとシステムの図解に終始してしまいますね。システムはどのメーカーでもだいたい同じで、大差がないのですが。

あと、テレビCMだと壁にぶつかりそうになるクルマが自動ブレーキが作動して停まって、乗っているタレントの驚いた顔が映し出されるという、バラエティ番組みたいなイメージ(笑)

comic_neue

「コミック・ノイエは、あなたのレモネード・スタンドを、フォーチュン500の起業のように見せます。」だそうです(笑)
ファミリーが揃ってるのが、またいいです。

Comic Sans の作者のツイート・コメントも寄せられていて、微笑ましいです。

「Comic Sans」誕生のいきさつについてはこちら・・・
『あの世界的に有名なダサいフォントはどうして生まれたのか?』

こちらからフリーダウンロードできるようです。
http://comicneue.com

ダウンロードしてみたらCSSファイルまで入ってる。知らなかった、最近はそういうものなんですねー。

only_graphic_designers_care

なるほどー・・・と笑えるものもあるけど、
ちょっとハードル高いかも。

ほかのグラフィックはこちら

御歳85才。約50分のインタビュー。
ぜひとも、日本語字幕がほしいです。

現在の広告やグラフィックデザインについては、やや辟易とされてるご様子(笑)
とても大切な事を話してるようですが、残念ながらよくわからないです・・・。

ミルトン・グレイサーといえば、テレビドラマのMADMENのファイナル・シーズンの広告ビジュアルを手掛けたそうで、くわしくはこちら。

glaser_madmen

時空を超える目眩がするようで、素晴らしいです(笑)