the-dark-side-of-the-moon

1970年代のピンクフロイドやレッド・ツェッペリンのイマジネーションに溢れたレコードジャケットは永遠の憧れです。
それをデザインしたデザイングループ『ヒプノシス』のメンバーだったオーブリー・パウエルがインタビューで当時の制作過程などを話してます。

当時の制作過程には決まった方法論はなかたそうで、ミュージシャンに自身のアイデアを話すことから始めて、ミュージシャンとともに自由に制作していたようです。本当の意味でクリエイティブな仕事の進め方だったようです。

制作のデジタル化や、ピンクフロイドのアルバム「狂気」(上の画像)のデザイン過程など、とても興味深いです。

ひとつ意外だったのが、レコードジャケット・デザインの衰退はいつだったのか・・・という質問に答えて、1977年のセックス・ピストルズだと答えています。パンクによってもたらされたストリート・スタイルの登場で、費用をかけた仰々しいデザインは時代遅れになっていったそうです。

なんだか解るような気がする話です。

元記事
http://www.fastcodesign.com/3039377/the-dark-side-of-the-moon-cover-designer-on-the-making-of-iconic-rock-album-art

elephant_books_id

象のシンボルの大きな「e」。それだけ。
こういうデザインが好きです。

おおらかで、なんとも説明しがたい魅力があります。

児童書の書店なのかな?

デザインしたのはこちらの会社
http://www.gradedesign.com/identity/elephant-books

world_book_design_2013-14

このくらい素晴らしい造本・装丁・デザインができたら、出版の未来は明るいでしょう。
実際に手に取って見ることができて、紙の本の素晴らしさを再認識せずにはいられない展示。
ドイツ、中国、オランダ など各国ごとに展示されていました。ブックデザインにそれほど詳しくないですが、日本の本は他国から1歩、2歩くらい引けを取る印象でした。

とくにオモシロかったのは、ドキュメンタリー系の本。
取材過程の資料を束にして纏めたような造本のが魅力的でした。
実際には数百部、数千部の部数が出版された印刷物なのですが、資料の実物を見るようなリアリティがあり、取材をしている人の温もりを感じさせ、ページを捲る楽しさがありました。

それぞれの本に添えられた解説も詳しくて良いです。図録がないのが残念。
無料だし、会期中にまた行きたい。

『世界のブックデザイン2013-14』

apple-san_francisco

「DINvetica」って呼ばれていても、とてもいいフォントに思えます。
バリエーションも豊富らしい。

最近のiOSのフォントが細すぎる印象だったので、ほどよい黒さが好印象。
日本語はどうなんでしょう。

こちらのまとめが解りやすいです。感謝です。
http://applech2.com/archives/42031107.html

Google_MaterialDesign_print

「マテリアル・デザイン」は以前にもこちらで紹介した、グーグルのビジュアル言語

2014 I/O Conference の会場で限定配布されたもののようです。
インターフェイスのデザイン原則を紙の印刷物で体験的に理解できるツールって、矛盾してる気もしますが、とても魅力的なポストカードです。

来年の年賀状は、こんなのがいいかも。

デザインした会社はこちら
http://manualcreative.com/project/google-design/

恐れ入りました。 精進いたします(笑)

どうやって覚えたんでしょう・・・。

Source_Han_Sans

日本語フォントをつくる過程を、わかりやすく紹介してくれるいい記事だと思います。
フォントも今どきな感じで使いやすそう。

ずっと前にネヴィル・ブロディがシンポジウムで「日本語のフォントをデザインするなんて無理だ(笑)」と話していたのを思い出しました。

しかも中日韓。この膨大な仕事に敬服です。

『「源ノ角ゴシック」を実現させたアドビ西塚氏の勘と感覚』
http://ascii.jp/elem/000/000/917/917366/

自由に細かい設定ができるようで、すばらしいアプリケーションのようですが・・・
ひどいフォントが大量生産される環境を作りだすような気もしてしまいます。
どうなんでしょう。

すでにkickstarterで充分な出資を得られたようです。
https://www.kickstarter.com/projects/599698621/prototypo-streamlining-font-creation

素晴らしいです。
リズム、バランス、スケール、テクスチャ・・・・
そして、最後のメッセージも重要です。

制作したのは、Matt Greenwood さん
http://mattgreenwood.tv

nike_world_cup_fonts

NIKEがつくった各国のユニフォームのフォントは、NIKEのデザイナーの他に、著名デザイナーのコラボもあるそうです。

惜しくも負けちゃったけどオランダは、ヴィム・クロウェルで、イングランドはネヴィル・ブロディとのコラボだそうです。

そうだったんだ・・・。

フォントの紹介と制作過程については、こちら
http://www.designboom.com/design/nike-world-cup-fonts-07-01-2014/