伝統あるオリジナル書体だそうです。
美しいです。

アイデンティティとしてオリジナルのコーポレート・フォントを持つのは、ブランドとしての素晴らしい財産であり、しかも効率的かも。

MIFDESIGN ANTENNA
http://www.mif-design.com/blog/2014/04/03-110134.php

プロ/アマ問わない公募で5000点の中から選ばれたフィレンツェのロゴがプラハのロゴとソックリだったということについて、“I ♥ NY” をデザインしたミルトン・グレイサーがそのプロセスに問題があるのだと指摘しています。

「フィレンツェのロゴは不適切なだけでなく、その目的も果たせていない。そのうえ盗んできたものだ。こんな恥ずかしいことはない。」

「数千点のデザインがあったら、その中からベストを選ぶのは不可能だ。それがなんであれ数千個の中からベストを選ぶなんてできない。」

タダで提出されたデザインを何千個もならべて、その中から“いいデザイン”を選んだからといって、相応しいデザインが出来上がるわけじゃない・・・確かにその通りです。賛同します。

そしてさらに、この問題は「spec work(speculative work)」の問題としても議論されてるようです。
『グラフィックデザイナーが無料でデザインすることについてのムービー』

そういえば、公募展の県知事賞の受賞者の多くが架空の人物だったなんて話もあったし。

くわしくはこちら
http://www.theatlantic.com/entertainment/archive/2014/03/florences-new-logo-crowdsourced-design-thats-bad-for-design/284532/

fashon_brand_logo_font

案外よくあるフォントだよ、ということのようです。
ちょっと勉強になる。

http://slamxhype.com/culture/every-streetwear-font-and-fashion-house-font-in-one-infographic/

illuminating_graphics

リクルートのG8ギャラリーで『光るグラフィック展』見てきました。
う〜ん、なんというか・・・。
「輝く」のではなく「光る」というのが、まさしく正しい言葉に思えました。

「ウェブ」と「紙」、「CMYK」と「RGB」というアングル。
デジタルサイネージのような筐体での展示。
いずれも新規性は感じられなかったです。

個々の作品は目を見張る美しさで(デザイナー自身の手によるとは到底思えないほど)素晴らしいスクリプトで出来てるようでした。
ただし、壁に掛けられてチカチカと安っぽく自発光する “グラフィックデザイン” は惨めにチープに見えました。

有名デザイナーのうっとり眺めるような抽象的な “グラフィックデザイン” も素敵ですが、本来のグラフィックデザインの定義や機能や必要性を時代ごとに示すような展示が増えないと、ますますグラフィックデザインはチープで惨めになってしまいそうな気がしました。

キュートなアニメーションです。
「ネットの広告を見るとき、自分が何を見ているのか、なぜそれを見ているのか、それは事実かどうか、を考えてください。」
これはネット広告だけでなく、ネット全体に言えることですね。
しかも、すべての年代の人が。

以前にアドネットワークの仕組みの解説映像も紹介しました。
http://designers-union.com/blog/archives/3273

親が心配するのも当然かも。

0lympic_poster_120yers

デザインの善し悪しはありますが、圧巻です。

戦争の匂いのするものも含めて、デザインの歴史であり、宣伝、印刷の歴史なんでしょうね。

http://colorlib.com/wp/history-of-olympics-poster-design/

まだアナログの制作環境が多かったであろう90年代前半までのほうが、表現が(とくにイラストが)魅力的に思えます。

2001_logic_memory_center

映画の中に登場するタイプフェイスや企業ロゴを丁寧に解説してくれてます。
素晴らしいです。

映画が公開された1968年当時の企業ロゴがどうだったのかも含めて紹介してくれてるので、勉強になります。
いろんなところにIBMが登場してたんですねー。

上の画像はHAL9000の論理記憶中枢のプレート。映画の中で強烈に印象に残ったタイポでした。
使われてるフォントはUniversの何からしいです。

オープニングのタイトルは Gill Sansで「0」に「O」を使っているとか。エンドロールではFuturaで「M」はGill Sansに置き換えられていて、「W」も何かのフォントに換えてあるそうです。

しかも、この記事は「Typeset In The Future」というブログの最初の記事のようです。これからが楽しみ。

Typeset In The Future

kafka_metamorphosis

古いイタリアのフォントをもとにして制作されたようです。

うまい。

デザインしたのは Jamie Keenan さん
http://www.keenandesign.com/

http://www.creativereview.co.uk/cr-blog/2014/january/front-to-back-metamorphosis

「ただそれだけのこと」かもしれないけど、デザインとしてはちょっとおもしろい。
タイポグラフィでデザインされてることに意義があるような気がする。

これからの豪華本とし、こういう方向もあるのかな。

フォントの成り立ちとその役割。
チャタヌーガの街のアイデンティティと、そこにフォントはどう役立つのか。
チャタヌーガの街に相応しいフォントをデザインするためのアプローチ。
フォントを完成させて展開させるための課題。
などなど・・・

勉強になります。おもしろいです。
日本語の字幕があったらうれしいです。

チャタヌーガは米国テネシー州の街です。