すばらしいリストです。
60人以上のデザイナーと120点以上のブックカバーが紹介されてます。
どれも魅力的なグラフィック。
デザイナーの他作品が紹介されてるのもありがたいです。
今年はおとなし目のデザインだったようです。
くわしくはこちら
http://www.casualoptimist.com/blog/2015/12/01/notable-book-covers-for-2015/
「どうして、ウェブのタイポグラフィは印刷された紙や雑誌ほどのレベルに至らないのか?」
ロンドンのグラフィックデザイナー、Raquel Calonge さんによる記事です。
上の図のように、デバイスサイズの爆発的な多様化で、ウェブのタイポグラフィはさらに困難になってると指摘してます。
「問題は我々デザイナーは、デバイス、画面の幅とすべての訪問者の設定のタイプを知ることができないということです。
また、Web制作者は書籍のデザイナーが持ち合わせているタイポグラフィーの素養を備えていません。」
ということで、ウェブに見受けられるタイポグラフィの稚拙さを指摘してます。
英字の世界の話なので、日本語はまた別かもしれませんが・・・
Raquel Calonge さんのポストを読むと「レスポンシブにしたからユーザーのデバイスにアジャストできた。」というだけではまるで不十分なのかも・・・という気がしてきます。
かっこいいです。
オフィスに貼ってあったら、ちょっとキビシいかんじもしますが・・・
くわしくはこちら
http://www.lncreativestudio.com/work/monday-morning-critique/
まったく新しい分野の表現に取り組むときに、どのように考察を重ねていくのか・・・興味深いインタビューです。
オットー・プレミンジャー監督の映画「黄金の腕」(1955年)にグラフィックデザイナーとして映画のシンボルロゴを制作していたところ「これを映画にしよう。」 という話になったことが始まりだったそうです。
それ以前の映画のタイトルロールは観客にとって無駄な時間だったのですが、ソール・バス以降は観客のイメージをひろげて、ストーリーのなかに招き入れるイントロとして新しい役割を担うようになりました。
それはソール・バス自身にとっても、まったく新しい世界が開かれた感覚だったようです。
「危険な道」(1965年)、「ウエスト・サイド物語」(1961年)、「おかしなおかしなおかしな世界」(1963年)、「大いなる西部」(1958年)、「勝利者」(1963年)、「グラン・プリ」(1966年)、などを例に映画のタイトルデザインについて説明してます。
映画本編とどのような関係づけをするべきなのか、とても深く考察したようです。
とくに、見慣れた被写体に新しい奇妙な印象を与えて、映画本編のイントロとすることは大きなチャレンジだったようです。
自身の創造性を頼りにして、まったく新しい分野の表現を拓いたプロセスからは、ソール・バスの映画タイトルへの情熱が伝わってきます。
インタビュー記事はこちら
https://medium.com/art-science/saul-bass-on-his-approach-to-designing-movie-title-sequences-47fd537c457b#.3bw0tdxhz
イギリスのグラフィックアートで活躍するアーティストやデザイナーのインタビューで構成されているようです。
クラウドファンディングで資金を集めて完成されたらしいです。
プリントもデジタルもグッズもあって、そういうジャンルをどう越えて往くのかがおもしろそう。
以前紹介したニュージーランドの国旗のリニューアルに、新たに5案目が追加になるようです。
いままでの4案は一般公募で1万点以上の応募から選考されたそうですが、それらのデザインは人気を得られず(4案のうち3案は同じモチーフ)国旗リニューアル自体が盛り上がってません。
ですが・・・
すでに選考から落ちた Aaron Dustin さんのデザインを選考に復活させる署名に5万人以上が署名したそうです。
Aaron Dustinさんによる、5案目のデザインについてくわしくはこちら
http://aotearoaflag.tumblr.com
上記のサイトでは、Aaron Dustin さん自身のデザイン案について紹介しながら、国旗に必要な要件について説明してます。一般の人たちに向けて国旗のデザインを決定するときに何を基準にすればいいのか、ヒントを示してくれているようです。
(我田引水になってるかもしれませんが・・・)このヒントは国旗のデザイン候補の、デザインを理解すること、デザインを選ぶことの手助けになってたのかもしれません。
一般公募のように多くのデザインを集めてその中から選ぶとしても、その応募数の多さが最終決定されるデザインのクオリティを担保していることにはならないということでしょう。
<関連記事>
「ニュージーランドの新しい国旗のデザイン候補4案」
http://designers-union.com/blog/archives/4843
「ミルトン・グレイサーが語る、クラウド・ソーシングでデザインを決定することがどのようにデザインをダメにするか。」
http://designers-union.com/blog/archives/3469
きわめて基礎的なことですが、あらためて。
1. 焦点。
2. 視線の導線。
3. 要素の大きさと視覚的階層。
4. 各要素のバランス。
5. 各要素の相関関係。
6. コントラストの強弱。
7. 要素の繰り返し。
8. 余白。
9. 整列
10. 三分割のルール
ウェブサイトのデザインでは、すべてのページをこのルールに則るのは難しいかもしれませんが・・・。
それでもやるべきでしょう。
元記事はこちら
https://designschool.canva.com/blog/visual-design-composition/
シダはニュージーランドでは「新しい命」と「成長」を意味するモチーフだそうです。
植民地をイメージさせるユニオンジャックをなくそうというリニューアルだとか。
4つの候補案が2015年末に国民投票にかけられるそうですが、あまり盛り上がってはいないらしいです。
文字詰めではなくて、クォーテーションマークなどの約物の使い方を正してくるjsのようです。
日本語でもこういうのがあっていいかも。
メールの文中に全角英数字とか全角の/とか半角カタカナとかあると、相手にデジタルなリテラシーは高くなさそうだなと思われそうです。
下記のページの「BEFORE」「AFTER」が解りやすいです。
https://blot.im/typeset/
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