250以上のデザインスタジオが手掛けた、1300以上のロゴが収録されてるそうです。
タイポグラフィをベースにしたロゴを中心に欧米だけじゃなく南アフリカや、中東、南米、アジアのロゴも紹介されているそうです。
有名デザイン会社だけじゃなく新興のデザイン会社も幅広く取り上げられてるそうで、ロゴ紹介本として上手くまとめられてそう。
くわしくわからないのですが、鉛で1行分の文字を鋳造する “鋳植機” というもののようです。
そういう機械で日々の新聞を発行した最後の日 1978年7月2日 のドキュメンタリー映像。
21世紀の今となっては信じられないですが、かつてそういう時代があって、職人と技術、テクノロジーとメディアの変遷とか・・・。いろいろ考えさせられる映像。
ランス・ワイマンは毎日、自身のクリエイティブ・プロセスを記録していたそうです。
自身が『designlogs』と呼んでいるその日記を出版するためにKICKSTARTERで出資を募っています。
魅力的なビジュアルです。
若い頃に先輩から、スクラップブックなど記録するルーチンを持つのは、デザイナーとして良い習慣だと言われたことがあります。このブログも、とにかく何かを記録し続けようと思って続けてます。
15年ぶりのリニューアルだそうです。
フチどりはなくって、斜体から正体になって、シンプルになりました。
シンボリックは矢印はそのまま。
さらに「S」と矢印の組み合わせて、SNSやアプリ向けのシンボルマークも設定。
いまどきのリニューアル。
SUBWAYのロゴの変遷はこちら >>
この変遷を見ると、今回のロゴは70年代のデザインの近いのかも。
看板制作の仕事からソール・バスにつきまとって(?)映画タイトルの仕事へ・・・。
スターウォーズ、エクソシスト、タクシードライバーなどの映画タイトルをデザインしてきた本当の叩き上げ。日本語字幕がほしいです。
現代の若いデザイナーの多くは、早い時期に自分の技術とその領域を規定する傾向にあるような気がします。
Dan Perri くらいの世代のデザイナーは別領域のデザインに独自のアプローチで関わっていって、そこに自分のポジションを作ってきたような気がします。
そういった人間的なたくましさを見習いたいところです。
仕事場の雰囲気も最高。
マリメッコの柄を手掛ける アイノ-マイヤ・メッツォラ によるイラスト。
とてもいいです。
本の著者はヴァージニア・ウルフという戦前のイギリスの女性小説家だそうです。
最初にパワポ批判で始まるところから好感が持てます(笑)
グラフィックデザインの大切なことをユーモアを交えながら、とりとめなく話してます。
「煙に巻く」といった感じの講演。
この1年くらいの日本国内グラフィックデザインの騒動や失墜を見たせいかもしれませんが、グラフィックデザインが社会に対してどういったスタンスをとるべきなのか、あらためて考えさせらました。
過去の自分の作品を紹介しながらの講演ですが、自画自賛にならないところがセンスの良さでしょう。
日本語字幕ついてます。
これもまたシンプルにフラットになりました。
MasterCard から mastercard へと変わって記号的に。
重複する円という親しまれた造形要素をシンボリックにしたのはさすが。
ここに「新しいアイデア」は必要ないことを、ちゃんと理解して実践できるのが、ブランディングのセンスでしょう。
かつては重複した箇所の横線が印刷には有用だったけどネットではむしろ邪魔になったということのようです。
デジタルに適応したロゴになったけど、どこか60年代風なのも好感。
手掛けたのはPentagram。いい仕事してる。
「don’t try to be original. just try to be good.」
いい言葉です。
胸に刻んでおきたいです。
オリジナルはミース・ファン・デル・ローエの
「I don’t want to be interesting. I want to be good.」
という言葉のようです。
アニメーションも素晴らしいですが、
グラフィックデザインの大切な事を話してるようです。
字幕ほしいです。
1916年にオリジナルがEdward Johnstonによってデザインされて、
1979年にロンドンのバンクス&マイルス社の河野英一が「New Johnston」としてリデザインして、
今回はMonotypeによってリデザインされたようです。
オリジナルの書体から100周年からなのか、書体名は「Johnston100」だそうです。
今日的な印象。カウンターが広くなってるようで、のびのびした感じ。
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