イギリスに本拠地を置く医学研究支援団体ウェルカム・トラストが毎年やっているイメージ・アワード。
画像の対象は医学に限らず、写真もCGも絵もありのようです。
それでも、何かの研究成果や発見に関するビジュアル・イメージであることには限定されているようです。
ちょっと見るとなんだかわからないけど、その説明を読むと興味深い。そういう「視覚体験」としておもしろいです。
すごく拡大して表示できるのもいいです。
アメリカ合衆国の公民権運動指導者 W・E・B・デュボイス が制作した、当時のアメリカ黒人、生活、教育などについての統計のインフォグラフィックのようです。書体もモダンで19世紀に制作されたとは思えないです。時代としてはバウハウス設立以前。
当時の黒人が置かれた状況を伝えています。
アイソタイプを発明したオットー・ノイラートとゲルド・アンツも、ナチスが台頭する頃のドイツの社会状況についてインフォグラフィクを制作していたそうですが、それよりもずっと前。
社会におけるグラフィックデザインの役割として、こういう地道な活動は現代でも重要かも。
くわしくはこちら >>
W. E. B. Du Bois’s Modernist Data Visualizations of Black Life
ピーター・サヴィル によるデザインだそうです。
文字間が詰まってるのは伝統として受け継いでいくようです。
キレのある感じ。
インスタグラムで発表されたのも今っぽいです。
知らない映画ばかりですが、いいポスター。
日本映画のポスターは残念なものが多いですが、こんなポスターがあってほしいです。
アートディレクターのAdrian Curryさんのセレクションだそうです。
Courtesy of: Dubai Monsters
ミニマル、ラインアート、ネガティブスペース、手描き、ビンテージ、フラット、キネティック
だそうです。
ロゴデザインは装飾的な要素を廃していくことで、シンボリックでどちらかというとチープな方向に行ってるようです。それはそれで現代的かも。
あと、SNSで映えるロゴがトレンドになりそう。
同じリドリー・スコット監督だからなのか、映画『エイリアン』からの流用があるそうです。
まったく知りませんでした。奥が深いです。
それにしても、このブログ書いてる人の細部へのツッコミとその検証スゴいです。
そこにさらに指摘を加えた人たちがいるようです。
TYPESET IN THE FUTURE によるブレードランナーについての解説はこちら >>
他にもいろんなSF映画のタイポグラフィを解説してくれてます。
『TYPESET IN THE FUTURE』 >>
【関連記事】映画「2001年宇宙の旅」のタイポグラフィを徹底検証 >>
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また、こんなサービスの登場。
ためしに使ってみた印象としては「これはロゴなのか?」という感じ。
何か根本的に違ってる気もするけど、バリエーションとカスタマイズを楽しむ遊びとしてはいいのかも。
アナログとデジタルの両方の技術を駆使して、グラフィクの新しい可能性を切り拓こうというプロジェクトのようです。デジタルの仕事しか知らないのでは得られないイメージがあるようです。
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