2020年のナショナル・ポートレート・ギャラリーの「Drawing from Life」展に展示された作品のスケッチだそうです。
いいスケッチ。
David Hockney Shares Early Pieces From His Sketchbook Before They Were Exhibited >>
2021年10月3日まで開催してるようです。
初期の作曲やパフォーマンスから、大規模なビデオインスタレーションや世界的な衛星プロジェクトまで、200点以上の作品を展示。
1993年のベネチア・ビエンナーレで受賞した作品「システィーナ礼拝堂」というインスタレーションが展示のクライマックスになってるそうです。
日本でもやってほしい。
SFMOMA stages monumental nam june paik exhibit as a mesmerizing riot of sights + sounds >>
会期終了日に見に行きました。
亀が移動する回廊とか、膝掛けけの電気毛布に描かれた監視員の肖像とか・・・
作品数も大量の凝った展示。
「絵画をどう提示するか」という今日的なテーマがあるのかもしれませんが、全体としてはほのぼのとした温かい雰囲気でした。
いつまで続くのか、どうなるかわからない状況で、空想を巡らせて描かれたドローイングは、なぜか瑞々しく見えました。
昔見た大岩オスカールの作品は物語がある大きな油彩で、昭和の漫画の匂いがするキャラクターが描き込まれていました。よく覚えてます。懐かしいです。
今回の作品は、大型のタブレットに描かれてネットにアップされたモノクロのデジタルドローイングを、版画作品にしたものでした。
「人や物を動かしている自然界や社会の中の不可視の力の作用に着目し、そのメカニズムを再構築しようと試みるアーティスト5 組を紹介」ということで、若く瑞々しい印象でした。複雑で不可解でテクニカルな作品たちでした。
若いアーティストの制作技術の高さに驚かされます。またその説明も理路整然としてます。
自分もちゃんと勉強しようと思えてきました。
12500年くらい昔に描かれたそうです。人類が最初に南米大陸に辿り着いた頃だそうです。
アルマジロやナマケモノ。すでに絶滅した動物。集団の儀式。
そこに人が生きていて、日常があって、描く動機があったことが、生き生きと伝わってくる感じです。
なぜかラグジュアリーでセレブな感じがする作品でした。
2000年代前半の新しい具象の絵画ブームのときに好きだった絵画作品のイメージがあって楽しかったです。
絵肌の多様な質感が見応えありました。
会場の最後にあった映画の自主上映会のポスターが味わい深いです。
映画作品への愛情があって、映画を見に来る人に楽しんでもらおうと描かれてるのがわかります。
サーカス・アーティストのヨアン・ブルジョワのパフォーマンス。
2016年のパフォーマンスのようですが、かっこいいです。
パフォーマンスとしても、撮影した映像もいいです。
プロモーション映像やTVCMにもありそうな映像。
舞台が回るというだけで、これほど多様な表現になるのが新鮮でした。
元記事はこちら
Affected by a Central Force, Dancers Perform Implausible Bends on a Perpetually Spinning Stage >>
https://www.thisiscolossal.com/2020/09/yoann-bourgeois-celui-qui-tombe/
いい意味で90年代のインターネットの雰囲気を思い出しました。
こんなことができるようになりたいと憧れた作品。
SNS全盛のいまの時代の若者がどのように感じるのか聞いてみたいです。
90年代や00年代のアイデアは、SNSやスマホはの普及で大きく変わったと思ってましたが、何も変わっていないような気もしてきました。
とてもいい展示でした。涼しげで夏に見るのがおすすめ。水と光に関わる作品がよかったです。
プロジェクトの進め方とか、一貫した視座の持ち方とか、社会との関わり方とか・・・そういうクレバーな感じでした。
スタジオ・オラファー・エリアソンの研究とリサーチの展示はおもしろかったです。
エンジニアとの雑多な実験の断片のような展示でしたが、そういう研究から作品になっていくのがいいです。
水彩のドローイングもよかったです。
ミュージアムショップでは、「Little Sun」プロジェクトのソーラーライトを売ってましたが、グッズとして棚に並ぶと、とてもチープに見えました。
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