テート美術館展 湖に沈む夕日

テート美術館展 愛と巡礼者

テート美術館展 星くずの素粒子

ターナーが見れてよかったです。
展示の前半の絵画が光をテーマにして試行錯誤する経緯がおもしろかったです。
最後のオラファー・エリアソンもいいです。
自然光による現象から概念的な光に移り変わっていく感じがいいです。
光をテーマにした作品は、どこかSFっぽくなるようです。

惜しいのは、絵画のサイズと点数に対して展示スペースが少し狭い気がしました。
混んでいなければ良かったのかも。

テート美術館展 光 — ターナー、印象派から現代へ >>

2023年7月22日 アート

すでに6月で終了している展示ですが、おもしろかったです。
ブロックチェーンやNFTのコンセプトを利用したアートの展示とトーク。

たしか、トークのなかでNFTアートの作品を「網膜的なアート」と言っていたと思うのですが、これがわかりやすかったです。この展示のほとんどは「網膜的でないアート」ということのようでした。

NFTがもたらすかもしれない社会を、コンセプトアートとして鑑賞している感じ。
以前に90年代のインターネット界隈の雰囲気に似ていると書いたのですが、やはりそれとは根本的に違っている気がしてきました。個人よりも組織的で民主的で、SNS的なキラキラした感じもしました。

パンフレットはテキストが豊富な大作で読みごたえあってよかったです。

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2023年7月8日 アート

ダミアン・ハースト The Beautiful Paintings

これからアート作品はこういう形態になっていくんでしょうか。

コレクターがウェブのダッシュボードで画角や色を指定して作成できる generative art のようです。プリントされてキャンバス張りして、ダミアンハースト本人のサインが入って購入できるようです。

ハーストの代表作の「Spin Paintings」の generative なバリエーションとなってます。
こういう超有名アーティストがやると、すごく儲かりそうな感じです。

fx(hash) でもこういう仕組みが登場しましたが、おもしろいことが起きてるのか大衆迎合なのか、まだよくわからないです。

描き方こそが作品であり、描いた結果を複製する制作過程はジェネラティブにカスタマイズされるべきということなんでしょうか。
デザインの分野にも急速に波及しそうな気がしてきました。

The Beautiful Paintings | Damien Hirst >>
https://heni.com/spins

2023年4月8日 アート

Made in Contract 「Receipt」 01

Made in Contract 「Receipt」 02

Made in Contract 「TODAY」

Made in Contract 「HODL」

Made in Contract 「Memory Disc」

「NFTの持つ革新性として”スマートコントラクト”の存在に注目し、NFTをアートの新たなメディウムとして捉える3人の作家による展示。・・・画像や映像などの確定された出力のメディウムではなく、また、サーバーにアップロードされた動的なプログラムとも異なる、ブロックチェーン技術をベースにした新しいメディウム。」
ということで、おもしろい展示でした。
作品の成り立ち方と鑑賞の関係性に変化が起きていることがよくわかります。

以下は展示作品のキャプションにあった、気になった言葉です。

「NFTを使ったコンセプチュアルアート です。支払う金額によってビジュアルが決まります。・・・描画するコードは全てブロックチェーン上に保存されています。取引そのものがあなたのアートへの参加であることを示します。」

「新しいアートの価値は権威の働きかけではなく鑑賞者の関与にあることを伝えます。・・・これらの新しい価値観がデジタルな領域に留まらずこれからのアートの再生(Renaissance)となることを物理的な世界へと召喚する機会を通して祈ります。」

アート以外にもNFTがどのように利用されるようになるのかは興味があるテーマです。
こういったアイデアはいろいろな分野に急速に浸透していくのかも。
ずっと前にウェブが世の中に広がり始めた頃と少し似ている感じがしてます。

Made in Contract >>

2023年1月21日 アート

東京の会期で見ました。「ファンタジー」にはどんな効果があって、どのように利用するのか少しだけわかった気がしました。
映画『マトリックス』にも(敬意と尊敬を込めて)アリスの引用が多くあるのを思い出しました。

グッズやファッションもいいですが、やっぱり挿絵がすばらしいです。この挿絵あってこその物語。
この挿絵が読者をファンタジーに引き込んでいることがわかります。

印刷技術の歴史という点でも、おもしろそうでした。
「アリス」の出版に際してテクノロジーの進歩を取り込もうとしていた感じ。
詳しい人の解説がほしいところです。

アリス展 >>
https://alice.exhibit.jp/

2022年12月3日 アート

5,149人の購入者が物理的なアートワークを選択し、4,851人がNFTを選択したそうです。
NFTとして選択された作品の4,851点の物理的な存在は、ダミアン・ハースト本人によって焼却されることになってます。

2022年10月12日、Newport Street Galleryでバイヤーや見物人の見ている前で最初の1000点が焼却されました。10月30日の展覧会終了まで展示と物理的な作品の焼却をするそうです。

「私は物理的なバージョンを燃やすことで、これらの物理的な芸術作品のNFTへの変換を完了させています。デジタルであれフィジカルであれ、定義が難しいアートの価値は失われることはない。燃やした瞬間にNFTに移行するのです。」

暖炉も、衣装もかっこいいです。

damien hirst destroys 1,000 physical artworks of ‘the currency’ in front of NFT buyers >>

2022年10月15日 アート

ゲルハルト・リヒター展01

ゲルハルト・リヒター展02

ゲルハルト・リヒター展03

期待どおり、おもしろかったです。
正直なところ、2005年頃に川村記念美術館で見たリヒターの展示の方が良かったですが、まとめて作品を見る事ができる機会が少ないので、この機会は楽しみにしてました。

こうして、リヒター作品をスマホで撮影できるのも驚きです。
見に行って良かったです。会期中に何度か見に行きたいです。

ゲルハルト・リヒター展 >>

2022年8月20日 アート

ダミアン・ハーストのNFT作品『The Currency』でNFTと物理的なアートワークのどちらを所有するかの結果_01

ダミアン・ハーストのNFT作品『The Currency』でNFTと物理的なアートワークのどちらを所有するかの結果_02

ダミアン・ハーストのNFT作品『The Currency』でNFTと物理的なアートワークのどちらを所有するかの結果_03

2022年7月27日午後3時(日本時間)に期限を迎えて、結果は5,149枚の物理的なアートワーク、4,851枚のNFTとなったそうです。
4,851枚の物理的なアートワークは焼却されることになります。「焼かれる」アート作品として展示される予定のようです。

ダミアン・ハーストの公式ツイッターで語られていますが、どのくらいの枚数がNFTになり、どのくらいの枚数が物理的なアートワークとして残るのか、とても気になっていたようです。

彼自身が所有する1000枚の『The Currency』はNFTとして維持することを決めたそうです。
これはNFTコミュニティに対して誠実だし、彼自身がこのプロジェクトを楽しんでいたのがわかります。

「このゾーンはとても刺激的で、私が最も知らないゾーンです。このNFTのコミュニティが大好きで、心を揺さぶられています。」

「私は1000通貨をNFTとして維持することに決めました。そうでなければ、NFTは私にとって適切な冒険ではなくなり、NFTの世界に100%のサポートと信頼を示す必要があると判断しました。ええーっ!?まだ何をやっているのかわからない。」

「NFTと現物、どちらの価値が上がるのか下がるのか、未来はどうなっているのか、まったくわかりません。でも、それこそがアート!旅の楽しみであり、このプロジェクト全体のポイントなのかもしれません。1年経った今でも、旅はまだ始まったばかりだと感じています。」

「私は、まだ1年しか経っていないのに、すでに多くのことを学び、生きたもの、狂気と挑発に満ちたものを作り上げ、(通貨の他の参加者とともに)乗客であったこと、そして素晴らしいコミュニティを築く手助けをしたことをとても誇りに思っています。」

「この状態が長く続き、次の紆余曲折が待ち遠しいです。道は長く、世界は私たちの牡蠣のようなものです。どこに行くのか誰にもわかりませんが、さあ、行きましょう。」

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ダミアン・ハーストによる初のNFTシリーズ『The Currency』 >><

2022年7月30日 アート

ダミアン・ハースト 桜_01

ダミアン・ハースト 桜_02

ダミアン・ハースト 桜_03

ダミアン・ハースト 桜_04

ダミアン・ハースト 桜_05

ダミアン・ハースト 桜_06

桜の季節は逃したけど会期終了間際でやっと見てきました。心地よい展示でした。
こういう展示を成功させるのも、スーパースターな感じでした。
それぞれの絵に厳密なカラーパレットが設定されていたかも。

会場でも上映されていましたが、インタビュー動画がわかりやすくておもしろい絵画論でした。
絵画に対しての葛藤やコンプレックスが正直な印象でした。

ダミアン・ハースト 桜 >>

2022年5月26日 アート

Proof of X – NFT as New Media Art 01

Proof of X – NFT as New Media Art 02

Proof of X – NFT as New Media Art 03

見に行ったのは連休最初だったけど、おもしろかったです。
説明してもらって、ありがたかったです。

誰でも奪い取って自分のモノにできるNFT
中身が空であることを明示したNFT
たまごっちのように繁殖するNFT
NFTのメタデータの標準化を目指すNFT

NFTが何なのか、少しだけわかった気がしました。

Proof of X – NFT as New Media Art >>

2022年5月9日 アート