こんなCMつくってたんですねー。
国立近代美術館がんばってるけど、う〜ん、このCMはどうでしょう・・・。
展示全体を意地悪な目で見れば、いかにもコレクターが悦びそうな下世話なゴマスリ解説をつけた感じでした(笑)でも、コレクターの所蔵だけあって、人気作家の人気作品が多くておもしろかったです。
個人的には、サイ・トゥオンブリーがよかった。ジェフ・クーンズとかあったら、もっとよかったかも。
なんだか、ずっと前に上野で見たバーンズコレクション展と、映画「ハーブ&ドロシー」が交互にフラッシュバックする感じでした。
市場の価値と作品のエコシステムがどういうものか、勝手に考えが巡ります。
目利きの誰かが見いだした作家の作品に、著名な誰かがお金を払ったという事実が、その作品の市場価値を担保して、次の誰かがまた購入してさらに市場価値をつけて、いつかどこかの美術館に寄贈される・・・または失われて保険金が支払われる。といったプロセスなんでしょうか?
だとしたら、美術館のコレクションはオワコンだってことなのかな。
概念ではなく実在としての「クラウド」ってこういうことなんですね。
まるで2001年宇宙の旅のようです。静謐で美しいです。
Timo Arnall さんの作品
http://www.elasticspace.com
他の作品もかっこいいです。
日本でも展示やればいいのに。
春休みが始まったせいか、こんなに若い人で混雑する現代美術展はひさしぶり。
ウォーホルは若いときに皆が憧れるロックスターです。
ホントに久しぶりに見ました、ウォーホル。
今回の展示は1950年代の仕事も含めた膨大な作品で見応えありました。
ウォーホルが無邪気に崇拝したPOPは21世紀になって地に落ちたような気がしました。
大量生産/大量消費の時代が終わろうとしていて、その次の時代のテクノロジーとミームが現れてきている21世紀の新しいウォーホルはどんな人間だろうと空想すると、その人はアーティストじゃない気もしてきました。
展示から感じらる、ミーハーな軽薄さ、尽きる事ない他人への興味、不可解な人間性、卓越した造形センス、おおらかなナルシシズム・・・
もし、いまウォーホルが生きていたら、きっとSNSを楽しんでいた気がします。
大学生くらいの人たちで混雑する会場で、若い頃に大好きだった作品を改めて見る気恥ずかしさがありました(笑)。
何年か前に制作されたドキュメンタリー映画のようです。
音声がないのが残念。
それでも、制作過程は興味深いです。
とても気に入ってる、2005年のインタビュー映像のリヒターの言葉。
「すべては無意識のうちに生じるので、私にも説明がつかないのです。
自分のしていることは、わからない。わかってはいけない。
全部わかって作る・・そんな創作はナンセンスです。
自分の行為を知り尽くせるでしょうか。
広告会社ならアイデアもその実現方法も全部わかってなければいけないでしょう。
でも私はちがう。私はただ、意識しないで制作するだけなのです。」
「世界にふれる方法(デザイン)」というサブタイトルでしたが、おもしろかったです。
情報が増えて、世界は複雑になって、解ってることを作品にするとすぐに陳腐化して、解らないことを作品にするのはほぼ不可能で・・・というような状況になってるのかなーと考えさせられる展示でした。
解らない世界を探り出そうというアプローチの作品もあれば、解らないまま眺めて情緒的に放り投げる作品もありました。
解らない世界の作品のあいだを彷徨ってる観客を、不思議の国のアリスに喩えるような展示のまとめかたでしたが、作品が扱ってるテーマを考えると、ちょっとどうなんだろう・・・という気がしないでもなかったです。
音声ガイドにウサギ耳をつけるのは、思いとどまったほうがよかったかも(笑)
しかも公園の露店で、1点60ドル。
未発表でサイン入りだそうです。
でも、ほとんど売れ残った(笑)
らしさ発揮してます。
これを買って行った人は、お金持ちになれるのかな?
半額に値切った人もいたようですが(笑)
Livie’sの提供のようです。
よくわからないです。(英語だし・・・)
なぜダグ・エイケンなのか、なぜ列車なのか・・・
どんなゴールなのかもわからない。
でも、なんだか興味をそそられます。
ロシア・アヴァンギャルドのアジプロ列車や、ビートルズのマジカル・ミステリー・ツアーみたいな、でも、まったく違うみたいな。
http://stationtostation.com/
スゴい制作過程(笑)
蠅の脚や身体に塗料が付着して、それが画面に飛び散って・・・
ということでしょうか。
作品が完成したあと、この蠅はどうするんだろ・・・
© 2024 DESIGNERS UNION | ご自由に投稿できます。 お気軽にご利用ください。