2022年 写真家協会賞 受賞作品

2022年 写真家協会賞 受賞作品

2022年 写真家協会賞 受賞作品

2022年 写真家協会賞 受賞作品

2022年 写真家協会賞 受賞作品

どれも力強い写真です。
それぞれの写真に添えられている紹介文を翻訳してみるのがオススメです。
いくつかの写真は、世界はまだパンデミックの中にあって、そこで人々の創意工夫が実践されていることを伝わってきます。

Classical beats and ocean plastic: the 2022 AOP award winners – in pictures >>

2022年4月29日 写真

国や社会が壊れていくとき、日常が失われて、続けていた仕事も失われることを実感できる記事です。
デザインの仕事が継続されることは、その後の復興につながるのかもしれません。

全米に250のオフィスを持つ、ランドスケープアーキテクチャー、プランニング、アーバンデザインの会社であるSWAによる「Support by Design」という取り組みです。
ウクライナに拠点を置くデザイナーや、ウクライナから避難を余儀なくされているデザイナーに、パートタイムまたはフルタイムの仕事を提供することを目的としています。
キンダー・バウムガードナーはSWAのヒューストンオフィスの代表で、戦争がウクライナのデザイン業界を劇的に混乱させる中、このプロジェクトを主導してきました。

「一夜にして、デベロッパーも、公園部門も、大きなインフラプロジェクトも、もうないのです。それはもう終わったのです。・・・もしあなたが建築家なら、もしあなたが造園家や都市デザイナーなら、次の日起きたら、何もすることがなくなっていたのです。」

世界各地でプロジェクトを進める造園スタジオの代表である彼にできることのひとつは、人を雇うことでした。
まずは、ネットで見つけたウクライナの造園家やデザイナーのメールアドレスに、仕事がないかどうか、手当たり次第に問い合わせたそうです。
「1週間ほど経った頃、1人の女性からメールが届きました。彼女は難民で、ウクライナを出てスウェーデンにいるのですが、『仕事が必要で、仕事が必要な造園家をたくさん知っている』という内容でした。」
彼らの情報を集め始め、それをスプレッドシートに入力しました。
同僚が大学のプログラムや専門機関に働きかけ、少しずつスプレッドシートは100人以上のデザイナーに広がっていった。
「履歴書を送ってくれたり、助けてくださいと言ってくれる人が出てきたんです。」

SWAのヒューストンスタジオでは、8人のウクライナ人デザイナーが働いているそうです。彼らは、ヒューストンの住宅地やエジプトの新しい公園などのデザインプロジェクトで、施工図の作成やコンセプトデザインへの貢献など、リモートで簡単にできる仕事をこなしています。

米国の都市デザイン、建築、景観設計の大手事務所とも連絡を取りあって、データベースから人材を採用する方法を探っているそうです。
データベースには、各デザイナーに関する情報や経験、デザインポートフォリオが登録されています。
リストに載っている男性は、民間防衛軍にも所属しているため、ほとんどがパートタイムでしか働けません。一方、女性たちは故郷を離れ、ウクライナの各地、あるいは見知らぬ土地で暮らしている。

「彼らは、毎日一緒に働いていた人たちと連絡が取れないだけでなく、まったく別の場所にいるのです・・・日常はとても混乱しているので、誰かがあなたの人生にほんの少し確実性や主体性を与えてくれるなら、それはとても大きな意味を持つのです。」

「この戦争が続く限り、デザイナーに仕事がなく、この職業との接点がなくなれば、国の再建を支援する立場にはなれないかもしれないのです」

元記事はこちら
The war in Ukraine has devastated local designers, so U.S. firms are giving them jobs >>

SAW >>

Site Design Group >>

2022年4月26日 デザイナー

おもしろい広告の第2弾。
植物由来素材のハンバーガーのキャンペーン。コロナ禍の文化的混沌を描いた2021年の人気作の続編です。

赤ちゃんの名前の「マックス」は子供と犬のどちらにふさわしいか。
テキストメッセージのエチケットとして削除するべきか、しないべきか。
環境・健康への懸念として、水道水が安全でなく、ペットボトルが地球を破壊するなら、どうやって水分を補給するか。
などに悩む人たちです。
さらに、鶏肉を使わないのにチキンの味がするチキンナゲットやパテにまた混乱させられる・・・というものです。

クリエイティブディレクターの André Toledoのコメントです。
「昨年と同じトーンとムードを保ちたかったのです。しかし今回は、環境、人間関係、子育てという3つの関連するトピックを選びました。」

Burger King Finds Comedy in These ’Even More Confusing Times’ >>

【関連記事】
混乱した時代を描くバーガーキングのTVCM『Confusing Times』

WIRED WEB3特集

ひさしぶりに雑誌を買いました。

よくわからないままだったWEB3を、世の中の勢いで語るのではなく、社会の仕組みの変化として紹介してます。
しかも、WEB3について批判的な視点を含んでいるところが、おもしろいです。

いまのウェブとの関わり方を見直して、次のウェブに行ってみようという気になります。

じっくり読んで、興味あるポイントから掘り下げてみたいところです。
昔のWIREDの雰囲気が感じられて、いい特集でした。

Web3、あるいは所有と信頼のゆくえ:雑誌『WIRED』日本版VOL.44の発売に際して、編集長から読者の皆さんへ >>

2022年4月18日 アイデア

月面に設置される彫刻作品の画像をNFTで売り出すようです。

「月面に設置される最初の公認芸術作品」の画像ということです。
物理的な彫刻は、最後の月面着陸から50周年を記念してケネディ宇宙センターから打ち上げられる予定。
Web3プラットフォーム企業、デジタルアート企業、そして宇宙企業の3社とのコラボレーション。

以下はジェフ・クーンズのコメントです。

「歴史的に意義のある、人間的で哲学的な思想に根ざしたNFTのプロジェクトを作ろうと考えました。宇宙での我々の功績は、人類の無限の可能性を象徴しています。・・・・・宇宙探査は、私たちがこの世の制約を超越する能力を持つという視点を与えてくれました。この考えは、このNFTプロジェクトの中心的なものであり、私たちの惑星の内外で達成された人類の願望を継続し、祝福するものです。」

壮大なスケールと、どことなくインチキ臭いところが、とてもジェフ・クーンズな感じで素晴らしいです。

Jeff Koons Moon Phases >>

Jeff Koons To Take His First Shot At NFTs: Aim For The Moon (And Remain There) >>

2022年4月14日 アート

ロシアがウクライナ北部への侵攻をどのように失敗したのかを解説するインフォグラフィック

わかりやすいイラストです。さすがワシントンポストです。
このイラストは戦車や車両を下向きに描くことで、ロシアが侵攻する側であり、こちら側にいる読者が侵攻される側にある認識を促しているようです。

ひとつの大隊は700〜900人の兵士と様々な種類の車両で構成されます。
戦車10両、装甲兵員輸送車6両、装甲歩兵戦闘車40両、砲兵車20両、などなど。
そして、食料、水、医療品を運ぶ車両は12台ほど。
そのうちの3台のトラックで10日分の食料が運べますが、12台の燃料輸送車は2日分の燃料しか運べないようです。

アナリストによれば、ロシア軍の補給には多くの問題がみられるそうです。
ウクライナの春は泥に覆われる季節で、車両による輸送はさらに困難になるそうです。

Why the Russian military is bogged down by logistics in Ukraine >>

How Russia botched the invasion of northern Ukraine, in one simple chart >>

【関連記事】

ワシントンポストのコロナウイルス感染拡大シミュレーションのグラフィック >>

コロナ禍とデータビジュアライゼーション >>

THE_WITCHER_01

THE_WITCHER_02

THE_WITCHER_03

THE_WITCHER_04

THE_WITCHER_05

ドラマは見てないですが、作り込み激しいサイトです。
日本語がないのが残念。

質感豊かで、情報量も盛りだくさんのようで、インタラクションも心地いいです。
よくわからないですが、動画をマスクにして使ってるのかな。

THE WITCHER >>

上野リチ_01

上野リチ_02

上野リチ_03

上野リチ_04

上野リチ_05

およそ100年前のデザインですが、いきいきとしています。
20世紀初めのデザインが大きく変革した時代に、時代の先端を行くデザインだったでしょう。

満州の暮らしを描いたドローイングを絵巻物のような装丁にしているのが面白かったです。

いつの時代も、魅力的なドローイングを描くスキルはデザイナーを良い仕事に導いてくれると思います。
なによりも、デザイナー自身のイメージを豊かにしてくれます。

上野リチ ウィーンからきたデザイン・ファンタジー展 | 三菱一号館美術館

2022年4月5日 デザイナー