素晴らしいです。ウェブデザインではじめてデザインすることを学んだ人にもオススメします。
以前紹介した『伝説的グラフィックデザイナー、アイヴァン・チャマイエフのインタビュー記事。』のチャマイエフと50年以上コンビを組んでいる Tom Geismar のインタビュー記事。
「あなたの仕事上の習慣は?」
何かをデザインするためのリサーチと理解を重視します。多くの人はすぐにアイデアに飛びつくのですが、私はそうはしません。
まずデザインする対象について、地道に調べて理解して、そのあとでアイデアを考えて、アイデアを展開します。
「デザインプロセスにおけるドローイングの役割は?」
デザインを考えたり説明したりするのに使うけど、アートワークではありません。
「チャマイエフとのパートナーシップはどのようにして始まって、どのように57年も続いているのですか?」
僕らはデザインアプローチは似ているけど性格も働き方も全然違います。
僕らはお互いを尊重して価値観を共有しています。
これはクリエイティブのパートナーシップで大切なことです。
僕らのデザインについての考え方や働き方は、昔とあまり変わっていません。
テクニックは変わりました。コンピューターとか。
でも、モダニズムデザインのアイデアで課題解決に真剣に取り組むことに変わりはありません。
「あなたのデザインとそのアプローチは、ロードアイランド造形大学を卒業以来どのように変わってきましたか?」
もっとも驚くべき変化は「グラフィックデザイン」がいまも存在していることです。
当時、米国内にはロードアイランド造形大学と2〜3の学校でしか「商業美術」と呼ばれる教育課程はありませんでした。また、独立デザイナーは少数だけでした。Paul Rand とか Lester Beale くらいでした。僕ら同業者はだいたいみんな友人でした。その友人関係はずっと変わりませんでした。
僕らは最初から、グラフィックデザインは印刷物だけでなく、もっと広義のデザインになり得ると考えて、問題解決としてのデザインアプローチを続けてきました。
僕らは長い間、グラフィックデザインに「イマジネーション」「知性」「アイデア」をもたらそうと努力してきました。
いまではグラフィクデザインの卒業生が毎年何千人も出るようになっています。
「あなたが若い頃に影響を受けたのは誰ですか?」
Josef Albers は僕にとっての最良の教師でした。
Josef Albers はとても具体的に課題を与えることで、生徒を揺さぶって考えさせました。
事前に他の学生が制作した優秀な課題作品を見せて、それと同じような作品を制作してきたら、当然のようにゴミ箱行きになります。
「他の誰かのしたことを利用するならば、あなたは何を貢献するのですか?」
彼はこうして、生徒に色彩について考えさせました。
これは人生を通じての教訓であり、彼の教えはいまも私のなかにあります。
『art squad』と呼ばれる 50年代、60年代、70年代の偉大なデザイナーの多くがブルックリンの Abraham Lincoln High School の出身です。これは Leon Friend という一人の教師によるものです。
なんか、ちょっと読んどいた方がよさそうな気がする本。
目次を見ると(ちょっと前のことのような気もするけど)気になっていて取り組めてないことがいくつか。
幅広くテーマを取り上げて、デザインとコードを同時に語っていそうな感じも好感。
本屋でちょっと内容を見てから買いたい。
それにしても、表紙はもう動物シリーズじゃないんですね。
アルツハイマーの初期症状では、過去の出来事は鮮明に思い出せるけど、現在起きている事が記憶できなくなります。
この病気についての理解促進と早期発見のためのキャンペーンとして、アルツハイマー患者に新聞の一面を編集してもらって掲載したそうです。
なんとも痛々しいキャンペーンですが、大きな反響と効果があったようです。
20世紀から続く現代デザインの源流。
ヴァルター・グロピウス、ミース・ファン・デル・ローエ、ピエト・モンドリアン、ワシリー・カンディンスキー、パウル・クレー、ヨゼフ・アルバース、モホリ=ナジ・ラースロー、などによる教科別のテキストのようです。
断片的に見た事はあるのですが、全体を見るのははじめて。
ほぼ100年前のものとは思えない洗練。
バウハウスのデザインが、いま、”普通”に見えるのは、スゴいことだと思ってます。
これらのデザインは、当時の生活の中では考えつかなかったようなアイデア、ビジョンだったことでしょう。それに比べると現代のデザインは、まるで進歩してないのかも。
ドイツ語(?)なので、読めませんが、想像していたよりも抽象的で、テクノロジーとイマジネーションの融合するポイントを模索してるような感じもします。
日本語の完全翻訳版がほしいです。
ダウンロードはこちら
http://monoskop.org/Bauhaus
開発したのはEthan Zuckerman氏。
ポップアップ広告は後にFlashと組み合わされて、さらにヒドいものになりました。これから10年後にはネイティブ広告の開発者が謝罪してるかも(笑)
たしかに、Ethan Zuckerman氏が指摘しているように、インターネットにおける「広告」という収益モデルは限界を迎えつつあるでしょう。
個人的には・・・「広告」という収益モデルの「過剰さ」が、インターネットにおける「認知」を歪んだものにしてる気がします。
それは90年代のポップアップ広告ほど解りやすいことではありませんが、個人の考え方や社会全体に重大な影響を及ぼしている気がします。とくにモバイルでインターネットに触れた子供や若い世代には良くない影響があるように思ってます。
収益を求めるだけの質が低くて行儀の悪い広告モデルは、これから急速に問題視されて消えていくかも。
いいイラストで、展示も充実してました。
ドイツを拠点に活動するアーティスト/イラストレーターだそうです。
職人的ドローイング、いろいろな技法と素材を駆使しているところも、いいです。
どこか80年代っぽくて、オシャレな若い女の子に人気だとか。
なるほどです。
くわしくはこちら
http://gasbook.net/in/?p=5363
カルガリーで開催された、アート&デザインのイベントに関連したインタビューのようです。
このイベントンの今年のテーマは「ストーリー・テリング」というようなテーマだったそうです。
サグマイスターは、コミュニケーションやブランディング、広告、エンターテイメントなどに関わる人たちが自分たちを「ストーリー・テラー」として再定義するトレンドに「そんなのデタラメ(bullshit)だ!」と言ってるようです。
エキセントリックに訴えかけていますが、英語であることと、「ストーリー・テラー」ということがどういう概念で語られているのかが、イマイチ解釈しきれません(苦笑)
でも、言いたい事はなんか理解できます。
以下、部分的な意訳です・・・。
「ローラーコースターのデザイナーが、自分自身をストーリー・テラーだと言っていた。そんなのはデタラメだ。あなたはローラーコースター・デザイナーであり、それはあなたが取り組む素晴らしい仕事で、あなたをもっとパワフルにするはずだ。宇宙船で飛んでいってキャラを倒すとか、そんなくだらないことがあなたの語るべきストーリーなのか?」
「物語を創っている小説家や映画監督にしても、ストーリー・テラーとは呼ばれない。」
「突然、何かの理由で、ストーリー・テラーでもない人たちが、みんなでストーリー・テラーになりたがってる。」
「デザインの分野に限って言えば、そんなのはデタラメな付け足しだ。 今は誰もがストーリー・テラーなんだ。」
この数年流行ってるマーケティングとかブランディングとかの影響のような気がしますね。
「ジャーナリズム」というくくりで見ると、ちょっと興味深かったので、はしごしてきました。
同時開催だったし。
フィオナ・タンの映像は(ちょっと眠くなりましたが)優しい視線で、事実を丹念に描き出した向こう側に物語でアートを成立させていたと思います。
一方、世界報道写真展は、凄惨な現場を過剰にドラマチックに描こうとする風潮が増えているように感じました。ネットで人目を引く画像にするためにこういう風潮があるんでしょうか?
なんだか解りませんが、なにか、恐ろしい感じがしました。
「モノのインターネット」の先には、こういう未来があるってことでしょうか。
元フロッグデザインの人によるコンセプトだそうです。いいですねー。
でも、個人的にはこのプロジェクションのUIがどうしても好きになれないです(苦笑)
動画の中では、子供が付箋紙にスイッチを描いて使うのが、一番しっくりくるんです。
どんな仕事においても、他人の仕事に敬意を払えないような人間は(どんなに偉い立場でも)ビジネスマンとして失格でしょうね。
自分がそんな事してないか、自戒を込めて・・・。
『まぐれでもいい写真が撮れたね。』
『あとからPhotoshopで調整してくれるんでしょ?』
『どうして背景はこんなにボケてるんだ?』
『2、3枚撮ってくれたら、それでいいから。』
『君の事を宣伝してあげるから、タダで撮ってよ。』
元記事はこちら
http://www.zerouno.org/portfolio/what-not-to-say-to-a-photographer/
同じように・・・
『グラフィックデザイナーに向かって言ってはいけないこと。』
はこちらだそうです。
http://www.zerouno.org/portfolio/what-not-to-say-to-a-graphic-designer/
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