2分程度かと思ったら40分もある、ライカTのプロモーション映像。
アルミニウムの削り出しボディを手作業で磨き上げる工程。
凄まじく退屈な映像です(笑)

この退屈さこそがクオリティなんですね。
すばらしいです。

シンプルで、美しいカメラです。
http://www.yomiuri.co.jp/it/report/20140429-OYT8T50050.html?from=ytop_ylist

KenRockwell

長い年月の経験による識見です。
『”シンプルということ” by Ken Rockwell を日本語に訳した』

・・・・・さらに悪いことに、複雑な写真機というものは、アマチュア写真家に対して、永遠にクズ写真を撮り続けさせる。本当にどうでもいい、余計な情報、懸念、気がかりを与え続けることによって。・・・・・

その通り、まったく同感です。
これは、クラウドにしたからとかUX/UIの改善とかとは違うお話。

「機材沼」「レンズ沼」「カメラ沼」という言葉は、言い換えればデザイナーのツールにも同じ事が言えそうです。

少し飛躍した話かもしれませんが・・・
デザイン制作全般がデジタル化されることでデザインの仕事はデザインに集中できるようになるはずでした。でも、そのためのツールはデザイナーが把握できないほど複雑になって手間も増えてデザインの制作環境はデザイン以外のことに気が散らされるようになりました。
これらのツールの登場によって世間一般に拡散された「だれでも、カンタンに」のイディオムが、デザイン制作全般にさらに大きな問題をもたらしたかも。

2014年4月27日 アイデア

いい広告。音楽もいいです。
自分の持ってるiPhoneに何ができるのか限界まで使い倒してみたくなります。

多様で複雑で説明するのがムズカシイ製品を、その魅力にフォーカスして広告するっていうのは、できそうでできないことな気がします。

2014年4月26日 映像・映画

SortieEnMer

今どき珍しいリッチでオリジナルなコンテンツ。

海に沈まないようにするためには懸命にスクロールしなくてはなりませんが、それでも思っているより早く溺れてしまいます。

メッセージは真剣で、緊迫感のある演出になってます。

データを編んで作るコンテンツではなく、こういうメッセージのあるコンテンツもいいですね。
オリジナルな構造と演出があることもいいです。

つくるのは、大変だったと思う。

『Sortie en mer』
http://sortieenmer.com

daily_advice

毎日ひとつづつ積み重なっていくのがいいです。
忙しいときにこそ、こういうことを忘れないようにしたいものです。

『Daily Advice for a Creative Life』
http://advice.guimenga.com

heartbleed_logo

ネーミングも秀逸ですが、このロゴがもたらしている効果は大きいでしょう。

このロゴ、Googleとほぼ同じタイミングでこの欠陥を発見したCodenomiconというセキュリティ会社のデザイナーのLeena Snidateさんがデザインしたそうです。

セキュリティ会社にもデザイナーが必要ですねー。

Leena Snidateさんが言うには、
「理解しやすい方法で世界中にこの情報を提供できた事を誇りに思います。私たちの仕事は人々のデジタル環境をもっと安全にする事ですから。」
とのことです。

セキュリティー・バグにキャッチーな名前をつけて、理解しやすいロゴを作って広く認識してもらうのは、素晴らしいアイデアに思えます。

グラフィックデザインがどういった役割を果たして、どう世の中の役に立つのかを示す好例かもしれません。

ただし、怖がらせるようなネーミングや恐怖心を煽るようなデザインは絶対にダメですね(笑)

くわしくはこちら
http://www.fastcodesign.com/3028982/why-the-security-bug-heartbleed-has-a-catchy-logo

シンプルで、うまいです。

「なんで眼鏡っていつもズレ落ちてくるんだろ。」

Audi_typography_ad_01

「契約書忘れて来たかな。シートの下に落ちたのかな。」

Audi_typography_ad_02

「道がすいているから、メールチェックしよう。」

Audi_typography_ad_03

「Audiプレセンス」という衝突しそうになると知らせたりする回避したりする装備の広告ようです。
日本のクルマにもよくありますが、日本のグラフィックだとシステムの図解に終始してしまいますね。システムはどのメーカーでもだいたい同じで、大差がないのですが。

あと、テレビCMだと壁にぶつかりそうになるクルマが自動ブレーキが作動して停まって、乗っているタレントの驚いた顔が映し出されるという、バラエティ番組みたいなイメージ(笑)

sothebys_logo

以前のロゴより、むしろクラシックで格式が上がった感じのロゴです。
あまり見た事ないですが『Sotheby’s magazine』っていいですね。

ウェブサイト、ステーショナリーなどにとどまらず、雑誌広告、エプロン、入札するときのあのプラカード(パドルっていうらしい)とかまで、デザインされてるようです。

アート・オークションって特別な体験ですから、こういう格式高いキメ細やかなブランド展開でゴージャスなUXに演出してくれてるんでしょうかねー。

くわしくはこちら
http://new.pentagram.com/2014/03/new-work-sothebys/

Slide-to-Unlock

原因はジョナサン・アイヴともめたからだとの噂(笑)

「Slide to Unlock」もこのヒューマン・インターフェイス担当部長 Greg Christie のデザインだとか。この人とこの人のチームがどこに移るのかも注目です。

ところで・・・・
これだけの成功を遂げたUIデザインですらも変えていく必要がある、とジョナサン・アイヴは考えているんでしょうか。

これからのウェアラブルとか車載とかiWatchとか・・・・デジタルデバイスのUIはもっとずっと多様に広がっていくということなんでしょうか。

もしそうなら、スゴいかも。

2014年4月12日 UX / UI

comic_neue

「コミック・ノイエは、あなたのレモネード・スタンドを、フォーチュン500の起業のように見せます。」だそうです(笑)
ファミリーが揃ってるのが、またいいです。

Comic Sans の作者のツイート・コメントも寄せられていて、微笑ましいです。

「Comic Sans」誕生のいきさつについてはこちら・・・
『あの世界的に有名なダサいフォントはどうして生まれたのか?』

こちらからフリーダウンロードできるようです。
http://comicneue.com

ダウンロードしてみたらCSSファイルまで入ってる。知らなかった、最近はそういうものなんですねー。

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