12500年くらい昔に描かれたそうです。人類が最初に南米大陸に辿り着いた頃だそうです。
アルマジロやナマケモノ。すでに絶滅した動物。集団の儀式。
そこに人が生きていて、日常があって、描く動機があったことが、生き生きと伝わってくる感じです。
なぜかラグジュアリーでセレブな感じがする作品でした。
2000年代前半の新しい具象の絵画ブームのときに好きだった絵画作品のイメージがあって楽しかったです。
絵肌の多様な質感が見応えありました。
会場の最後にあった映画の自主上映会のポスターが味わい深いです。
映画作品への愛情があって、映画を見に来る人に楽しんでもらおうと描かれてるのがわかります。
サーカス・アーティストのヨアン・ブルジョワのパフォーマンス。
2016年のパフォーマンスのようですが、かっこいいです。
パフォーマンスとしても、撮影した映像もいいです。
プロモーション映像やTVCMにもありそうな映像。
舞台が回るというだけで、これほど多様な表現になるのが新鮮でした。
元記事はこちら
Affected by a Central Force, Dancers Perform Implausible Bends on a Perpetually Spinning Stage >>
https://www.thisiscolossal.com/2020/09/yoann-bourgeois-celui-qui-tombe/
いい意味で90年代のインターネットの雰囲気を思い出しました。
こんなことができるようになりたいと憧れた作品。
SNS全盛のいまの時代の若者がどのように感じるのか聞いてみたいです。
90年代や00年代のアイデアは、SNSやスマホはの普及で大きく変わったと思ってましたが、何も変わっていないような気もしてきました。
とてもいい展示でした。涼しげで夏に見るのがおすすめ。水と光に関わる作品がよかったです。
プロジェクトの進め方とか、一貫した視座の持ち方とか、社会との関わり方とか・・・そういうクレバーな感じでした。
スタジオ・オラファー・エリアソンの研究とリサーチの展示はおもしろかったです。
エンジニアとの雑多な実験の断片のような展示でしたが、そういう研究から作品になっていくのがいいです。
水彩のドローイングもよかったです。
ミュージアムショップでは、「Little Sun」プロジェクトのソーラーライトを売ってましたが、グッズとして棚に並ぶと、とてもチープに見えました。
アンディ・トーマスさんの作品。アマゾンでフィールド・レコーディングした鳥の鳴き声に対応した抽象的なアニメーション。自然の美しさと複雑さに言及するデジタルアートです。
アマゾンの自然保護のための活動でもあるそうです。
p5.jsに触れるようになって、ドローイングについての理解とか見識とかに確固たるものが必要な気がして見てきました。ひさしぶりの展覧会。
彫刻に根差した戸谷成雄のドローイング理論はとても興味深く、チェーンソーによる彫刻作品は空間とドローイングのつながりを理解できる明快さがありました。
草間彌生の50年代のドローイングは(本当は全然違うと思いますが)スクリプトによる描画の方法論のようでした。
なんだか勉強になった気がします。
東南アジア的な「神話」「伝統」「霊性」「儀式」「社会との関係性」などのテーマとデジタル・テクノロジーの取り合わせが混沌とした感じで心地良かったです。
中心主義とか絶対的価値観とかから離れた視点のデジタル・アート作品。
東南アジア的な文化や思想と、手法としてのデジタルが持ち合わせている柔軟さは相性がいいみたいです。
展示作品でちょっとおもしろかったのは、抽象画のようなチャート図の絵画ですが、仮想通貨のマイニング・プログラムを実行するRasberry Piが組み込まれていて、絵画が自分で自分の価値を高めるアイロニーになってました。
展示作品については、下記のURLで紹介されてます。
「日本の若手作家の作品を中心に、現代美術の一側面を切り取り、問いかけや議論のはじまりを引き出すグループ展」ということですが、「東京都」「2020年」ということで、オリンピックに関連づけられる展示が多かった気がします。
ファッション・レーベル PUGMENT によるSFっぽい設定での「復興」「代々木」「言語」「衣服」といったストーリーとプリントTシャツという作品の関連づけがとてもおもしろかったです。
どの作家もロマンチックなストーリーが組み立てられていて、作家の「行為」が視角的で美しい作品に結実していました。その一方で現在の社会とか課題への関与はやや薄い感じで、もっと攻めた企画のMOTアニュアルも見てみたい気もします。
東京都現代美術館がリニューアルされて初めて行きました。
もともと好きな美術館なので、あまり変わっていない印象でよかったです。
昔は辺鄙な場所にある美術館というイメージでしたが、最近は周辺がオシャレエリアになりつつあるようです。
Patrick Tresset の作品を見たくて行ってきました。
ロボットでポートレートを描くデモを見ることができなかったのは残念でしたが、インスタレーションとしてもいい佇まいでした。
展示全体としては、期待していたものとは少し違ってましたが、おもしろかったです。
有機的でカオスな都市計画や建築のコンセプトの展示は森ビルっぽい感じ。
ここのところ、現代美術で「未来」をテーマにした展示に、ややアナクロな印象を受けます。
なぜなのか、よくわかりませんが、美術館で展示するという形式そのものが「未来」を描くには相応しくなくなってる気もします。
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