去年か一昨年に流行ったあの有名なバイラルムービーのバレンタイン編。
ほのぼのと面白いです。

オリジナルはこちら

いま見ても面白い。
この広告はカンヌで史上最多の28部門(!?)で賞を穫ったそうです。
死の危険には現実感がないけどマヌケと思われることには敏感・・・そういう若者(ティンエイジャー?)に向けたメッセージになってるとか。
http://blog.members.co.jp/article/8749

はじめて知った。なるほど、よくできてる。

この場合は、それは愛猫によってもたらされます。

猫の好きな匂いをつけた紙に印刷したDMのようです。
かわいい猫が夢中になるダイレクトメールは飼い主も注目します。
猫用品のターゲットであるところの飼い主の気を引く、うまいアイデア。

同じ考え方で、こちらはレンタカーのHertzによる、犬を載せる仕様のレンタカーのプロモーション。

街のあちらこちらにメッセージ・タグのついた骨を置いて、犬が拾って、飼い主にメッセージが届くというもの。
「人が誰よりも信じるのは、人間の最良の友(である犬)」ということらしいです。

愛犬家・愛猫家から批判を浴びそうだし、少しやりすぎの感じもするけど・・・
情報の経路をデザインしてターゲットの認知を獲得しようという、おもしろいアイデア。

いろんなところで紹介されてるこのドア。
こちらでは、それまでの試行錯誤がみてとれます。
http://www.youtube.com/user/katorvendis?feature=c4-feed-u

アイデアは一瞬の閃きではなく、作って、作りなおして、繰り返して・・・そうやって生まれてくるのかも。

gunocy_ad

人に薦められてはじめたGunocy。配信される記事は、正直言ってハズレが多いです(苦笑)。
記事を配信するアルゴリズムやプログラムが洗練されていくのに期待です。
それより期待してるのは、広告掲載の『Gunosy Ads』

最適化されたタイムラインの文脈に沿った最適な広告が配信されるようになったら・・・いろんなメディア系Webがやりたくてもできないネイティブ広告に手が届くのかもと思ってます。

(勝手な期待と憶測ですが・・・)
媒体資料にある150万ユーザーはまだ少ない気がするし、広告代理店経由でなくて自前で販売したらもっと素晴らしいでしょう。
「朝刊」「夕刊」という旧メディア的な体裁も広告掲載に相応しい気がするし、何よりも先ほどのアルゴリズムやプログラムが洗練されていったらエコシステムになれるかも。

こちらのステートメントも素敵です。
「僕がGunosyを作った理由」
「僕がGunosyを続ける理由」

期待してます。

2014年2月11日 メディア

何年か前に制作されたドキュメンタリー映画のようです。
音声がないのが残念。
それでも、制作過程は興味深いです。

とても気に入ってる、2005年のインタビュー映像のリヒターの言葉。
「すべては無意識のうちに生じるので、私にも説明がつかないのです。
自分のしていることは、わからない。わかってはいけない。
全部わかって作る・・そんな創作はナンセンスです。
自分の行為を知り尽くせるでしょうか。
広告会社ならアイデアもその実現方法も全部わかってなければいけないでしょう。
でも私はちがう。私はただ、意識しないで制作するだけなのです。」

2014年2月10日 アート

2001_logic_memory_center

映画の中に登場するタイプフェイスや企業ロゴを丁寧に解説してくれてます。
素晴らしいです。

映画が公開された1968年当時の企業ロゴがどうだったのかも含めて紹介してくれてるので、勉強になります。
いろんなところにIBMが登場してたんですねー。

上の画像はHAL9000の論理記憶中枢のプレート。映画の中で強烈に印象に残ったタイポでした。
使われてるフォントはUniversの何からしいです。

オープニングのタイトルは Gill Sansで「0」に「O」を使っているとか。エンドロールではFuturaで「M」はGill Sansに置き換えられていて、「W」も何かのフォントに換えてあるそうです。

しかも、この記事は「Typeset In The Future」というブログの最初の記事のようです。これからが楽しみ。

Typeset In The Future

pc_apple_2014

スマホやタブレットは情報の『消費者』のためのパッシブ(受動的)なデバイスで、PCやMacは情報の『生産・発信』のためのアクティブ(能動的)なツールなんだそうで、まったくその通りだと思ってます。

モバイルデバイスとPCの出荷台数を比較するのはバカげてるかもしれませんが、Appleの大勝利よりPCの出荷台数の急な落ち込みのが注目すべきことに思えます。

「送り手側」と「受け手側」がデバイスで棲み分けるようになって、しかもこれほど多くの「受け手側」がこの短い期間で創出されたということなら・・・なにかスゴいことが起きてるのかも。

今年に入ってから気になってるニュースなのですが、あまり考えがまとまらないので、思いつくまま書いてみました。失礼しました。

くわしくはこちら。 『Windows と肩を並べたアップル』

2014年2月5日 アイデア

石鹸のなかに入ってるオモチャが欲しいために、子供たちは石鹸で手や顔を洗うようになって、感染症を大きく減らすことに成功したそうです。

南アフリカにおけるYoung & RubicamによるWHOのキャンペーンだそうです。

目的も、手法も、成果も素晴らしいです。デザインも素敵です。

つくったのは『dro5a』だそうです。

キャンペーン・サイトはこちら。これもおもしろいです。
http://www.ifwemadeit.com/

普通のCMとしては、個人的に好きなのはこちら

AXEの広告のバカバカしい演出もこうなると感動的(笑)

スーパーボウルの他のCMはこちら
http://www.fastcocreate.com/3025535/super-bowl-xlviii/see-all-the-spots-from-super-bowl-xlviii

なかなか良さそうなUIです。

それにしても、「紙」っていうメタファーをスマホで追体験するのは、なんだかB級ファンタジー映画の未来予想のような感じです。(笑)

どこかFlipboardに似てますが、後出しジャンケンでPaperのほうが洗練されてそう。

操作感も楽しそうですが、タイムラインの文脈の中にうまく広告を入れていくことができそう。しかも的確に最適化されて。

もしできたら、スゴいかも。