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ブロックチェーンを使用して画像を登録すると、所有権証明が得られて、KodakOneプラットフォーム上の著作権管理と収益化のサービスを利用できるようです。

詳しく理解できないのですが、ブロックチェーン技術の使い方として、とても良いことな気がします。

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KODAKOne >>

コミュニティを経済的に支援するシステムを企業自ら提供するのは、これからのブランディングにもなりそう。
いろんな分野でこういうことが増えるのかも。
JASRAQとかもいらなくなるのかな。

【関連記事】
ビットコインがどれだけスゴいことなのか少し解ってきた >>

2018年1月13日 アイデア

ディーター・ラムスが提唱したグッド・デザインの10原則を2018年現在で見直したらこうなる・・・という記事のようです。ちょっと悲観的ですがおもしろいです。個人的にはもっとユートピア的であってほしい感じもします。

1. グッドデザインは透明である。
ブラックボックスにせず、ユーザーに権限を与えて充分な透明性を持たせること。

2. グッドデザインは幅広い。
短絡的な結果でなく、及ぼす影響範囲を広く考慮すること。

3. グッドデザインは時間がかかる。
目の前の課題の素早い解決策より長期的な課題の解決を優先すること。

4. グッドデザインは正直である。
UXデザインを駆使して製品を革新的で価値あるものに見せかけたり、ユーザーを操作しようとしないこと。これはディーター・ラムスと同じ。

5. グッドデザインは政治的である。
facebookやtwitterがアメリカ大統領選挙の結果に影響する時代。
優れたデザインは政治的局面をつくることもできることを希望的に捉えることが大切なようです。

6. グッドデザインは全体的なシステムを理解する。
細部の問題を次から次に解決するのではなく、全体を捉えてそのシステムをデザインすることのようです。

7. グッドデザインは良い文章である。
デザイナーの重要なスキルは文章を掛けることだそうです。
くわしくはこちら
これからのデザイナーにとって最も重要なスキルは、文章を書くスキルだそうです。 >>

8. グッドデザインは多面的である。
これからのブランディングは単一のアイデンティティでは成立しない。
ブランドは、ユーモア、有用性、美しさ、インスピレーション などの多面的な性格を備えてユーザーと感情的なつながりを持つべきだそうです。
(若者向けのブランディングを理解するヒントになりそう。)

9. グッドデザインはリスクをとる。
現状に挑戦することで革新性を得れば製品が失敗するリスクは減少する・・・という調査結果があるそうです。

10. グッドデザインは人とマシンのためになる。
人のためだけの設計ではなく、プログラム、アルゴリズム、AI などのマシンと人間との関係性を考慮する。それが人の役に立つ・・・ということのようです。

どれも現状を良くしていくためのプロセスとしてのデザインということのようです。

元記事はこちら
10 New Principles Of Good Design >>

ディーター・ラムスのグッドデザインの10の原則 >>

2018年1月10日 デザイン

Audiの安全運転キャンペーンとしてフリーで提供されてるjsファイル。

htmlに読み込ませておくと、時速20km以上で移動している場合には「あなた、運転中ですか?」のアラートが表示されて「違います」をタップしないとそのページが表示されないそうです。

jsファイルとその働きをキャンペーンとして成立させてるのがいいです。しかも世の中の役に立ってる。

下記のサイトでは、Audiの安全技術もちゃんとアピールしてます。抜かりないです。

Safety Code >>

元記事はこちら。
これは斬新!運転中の“ながらスマホ”を強制的にやめさせるHTMLコード >>

audiSafetyCode

もっと勉強しないと・・・。

2018年1月8日 アイデア

ohrai_noriyoshi

子供の頃に本やポスターで見て、こんなふうに絵が描けたらと思った、あのイラストです。
膨大な仕事量に圧倒されます。

新聞広告、装丁、ポスター など最終的にどのように印刷されるのかを正しく見通して、サイズ、手法、描き込みなどを的確に判断していたことがうかがえます。明確さと説得力に溢れた仕事でした。

現在の広告イラストとくらべると、服の描写、光源、陰影が的確のように思います。
また、省略されている描写も多い感じで、その省略が秀逸でした。

現代の印刷技術の進化、メディアの多様化、デジタル化など環境の違いなのでしょうが、現在の広告イラストは、ひとつの画面に描写(または情報)が多過ぎるのかも。生賴作品では省略・簡略された描写にこそイマジネーションが作用している感じがしました。

生賴範義展 >>

上野の森美術館 >>

月1度の頻度で執筆を続けている宮坂です。前回前々回と、外に視点を向けて執筆しているということもあるため、時間が許す限り今日は少し自分の事についても触れてみたいと思います。

大学では油彩を専攻していた事もあって、数年前から現在に至るまで、
(1)嗜好色の実践的研究
(2)クローム顔料による特殊メディウムの制作
(3)光、水面のゆらぎ、温度、湿度、香り、音が画面から沸き立つような
現象に感化される知覚を頼りにした「新感覚の油彩」を手探りで研究しています。

最近のモチーフはシャボン玉などの干渉膜や油膜、ミルククラウン等が挙げられますが、
その裏付けには幼児のような視点で日頃から制作していることが大きく関与しています。
女性は質感や色彩を好み、男性は空間認知に長けているという事を1986年の皆本二三江さんの文献や私の周りの研究者も述べており、性差があるようで、とくにモチーフに人を描く事は女性が男性の2.5倍、この傾向は美術制作を日頃からしている専門家から幼児まで、あまり変わらないという事が皆本氏によって研究されていました。[1]

現在私が気になっていることの一つに、「夢」の色彩があります。
ここでの「夢」とは人が眠っている時によくみる夢のことで、「モノクロ」という方も、「記憶していない」という方もおられるでしょうが、
私はカラーで夢を見ることが多く、そのため心地の良い夢も悪い夢も
いつにもましてリアリティが高く、起きると明確なストーリーの記憶は残っていないのに、色彩があったことだけは覚えていて、それだけでも何やら疲弊しているという状態に陥ります。

音においても幼少期に絶対音感の訓練を受けたことがありますが、ごく自然に鳴っている音が何の音階か判別がついてしまうことが、精神的な疲弊に繋がる感覚とよく似ています。

-虹は15分したらもう見向きもしない-
Einen Regenbogen, der eine Viertelstunde steht, sieht man nicht mehr an.
[2]という有名な言葉が物語るのは、その特質が第三者にとって響く事がほんの一瞬でしかないという事なのかもしれませんが、裏を返せば、虹や音、香り、風景、色彩等の
特質は一瞬だけ輝くという部分に魅力を見いだすことができるという事かもしれません。
それと同時に作り手が色彩的な作品を持続できても、そしてどんなに美しい作品の色彩構成であっても、色彩が響く、光る、活かされるということには持続性が期待できない事でもあるのでしょう。

参考文献・情報等
[1]絵が語る男女の性差-幼児から源氏物語絵巻まで-、1986年皆本二三江著
[2]「格言と反省」303番ヨハン・ゲーテ
[3]筆者による作品(ご参考まで)https://emimiyasaka27.wordpress.com/

2017年12月21日 アイデア

nothing_on_facebook

nothing_on_twitter

nothing_on_bbc

ネット疲れに最適。年末年始はこれで過ごすのがいいかも。

「クリックするだけで、私たちの恐怖と浅い欲望を肥大させて人生を忙しくさせるすべての騒音と混乱が消え去ります。 きれいで純粋で穏やかな、あらゆるコンテンツのないインターネット。 これはあなたが何年もの間ブラウジングしてきたことです。 これは解毒剤です。 そして、これはあなたへの贈り物です。」

ChromeとSafariのプラグインがあるそうです。

NOTHING ON THE INTERNET >>

元記事はこちら >>

2017年12月19日 ウェブサイト

流行のデザインに潜む問題点について興味深い洞察です。

1. 闇の中のアルゴリズム
ウェブサービス、SNS、アプリなどにおいて、どういうアルゴリズムで、そういう表示がされていて、そういうレコメンドがされて、そういうカテゴリーになってるのかをユーザーが認識できないという問題。

2. 目立つためのデザイン
「注目は金なり」ですが、デザインはユーザーのために機能すべき。

3. 多すぎるメッセージアプリ。
メッセージ機能が分離されたり、新たなメッセージアプリがリリースされたりすることで仲間との連絡が煩雑になったそうです。

4. いつまでも死なないミッドセンチュリーモダン。
家具のデザインはミッドセンチュリーの製造原則を繰り返すのではなく、現代の洗練された生産技術に相応しいデザイントレンドがあるべきだそうです。
個人的には・・・当時の家具デザインのコンセプトが素晴らしいのであって、現代の生産技術とは関係ないことのようにも思えます。

5. ミレニアルズ 向けのブランディング
20〜30代向けのブランディングは同じような手法でミニマルなデザインで、どれも似たようなルックスになってる。

6. 子供向けのIoT
セキュリティとプライバシーのリスクがあるという指摘。子供向けのオモチャもハックできる。
子供向けのソーシャルメディアアプリとか、スマートスピーカーなども同様。

7. プロパガンダとしての建築
トランプ大統領の国境の壁のプロトタイプがあるらしいです。
そこまで巨大でなくても、日本、韓国、中国などでもプロパガンダと建築の結びつきが深まっている感じがします。

8. 店舗を公共スペースとして位置づけるマーケティング
アップルやナイキでは、オンラインで購入する顧客が増える一方で店舗を公共スペースのように位置づけた展開をしているそうです。
特定の企業の目的のために規制、監視、設計されている場所を公共スペースのように定義するのは問題だということのようです。・・・なるほど。

9. ジェンダーデザイン
女性向けだけが高価であったり、女性が使うのに男性向けにデザインされているモノは、性別に共通したデザインにすべきとのこと。

10. Normcore(究極の普通)ファッション
原宿ファッションのような独創性は、H&M、ZARA、UNIQLO が支配する今日では生まれ得ない。
また、ソーシャルメディアは人々を同じトレンドに結びつける傾向がある。
一方で H&M、ZARA、UNIQLO はデザインに独自性や地域性を持たせる取り組みもはじめていて成果をだしつつあるようです。

どれも、なるほどーと思える記事でした。2018年に向けてのいい視点かも。

元記事はこちら
The 10 Design Trends Of 2017 That Need To Die >>

2017年12月18日 デザイン

RK_1

撮影から後処理までiPhoneだけでやってるそうです。
撮影したのはフォトグラファーでグラフィックデザイナーでDJのRKさん。

iPhoneで撮影するのに相応しい感じ。
iPhone写真はひとつのジャンルになるのかも。

RK さんのサイト >>

元記事はこちら。さらに多くの作品が紹介されてます。
“Discover Tokyo”: Stunning Candid Street Photos Of Tokyo By RK >>

2017年12月15日 写真

Architecture_Eye_Tracking

ウェブサイトとかでは似たようなものを見たことがありますが、建築や都市計画のなかでアイトラッキングが利用されるのは珍しいかも。

どうやら私たちは空間ではなく、そこにいる人を見ているらしいです。
歩きながら視点を固定できる対象(窓や壁画)を探しているそうで、空白のような場所は目に入らないらしいです。

この実験は建築や都市計画で「ウォーカビリティ(日常生活の中に歩行を取り入れやすい)」を高めるための研究だそうですが、むしろ店舗設計とかに使われそう。

Game-Changing Eye-Tracking Studies Reveal How We Actually See Architecture >>

元記事はこちら
Scientists Are Using Eye-Tracking To Discover How We See Design >>

2017年12月13日 建築

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ゆっくり読んで、やっと読み終わりました。デヴィド・ホックニーの解説がとてもおもしろかったです。
絵画について盲目的に信じていたことを(いい意味で)揺さぶってくれる本でした。
有史以来、人は図像が大好きでデジタルになって世界中と繋がっても図像で遊んでいることが納得できました。

多様なテーマに沿って古今東西の絵画をデヴィド・ホックニーとマーティン・ゲイフォードが対話形式で解説していて読み易いです。
本のタイトルは「絵画」よりも「図像」としたほうが適切な感じ。

自分のどこかにこびりついていた受験デッサン原理主義のような感覚を溶かしてくれるような感じでした。

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2017年12月10日