そういうプロジェクトが KICKSTARTER で投資を募っています。
オランダのデザイン学生による提案で「世界最大の広告スペースを世界最大のエキシビジョンスペースに転換しよう」ということで、1ヶ月間の展示を目標にしてるようです。
なんだか20世紀広告の終わりって感じもしますが、実現したらオモシロいかも。
KICKSTARTER はこちら
http://www.kickstarter.com/projects/justusbruns/times-square-art-square-2012-reclaiming-times-squa
英語記事で読みにくいですが、説得力あります。
デザインとイノベーションのためにフォーカスグループの代わりに必要なことは・・・
1. 製品ではなくその周りのトータルなユーザー体験について検討する。
2. 見えるものだけでなく、見えないものまで掘り下げる。
3. 製品を現場で試してみる。
4. リスクを把握して管理できるリーダーの意思決定。
だそうです。
ごもっともです。
記事を書いたのは、デザインとイノベーションのコンサルタント会社「CONTINUUM」の共同創設者の Gianfranco Zaccai 氏。
アーロンチェア、SWIFFER、リーボックポンプフューリー を例に挙げて説明してます。
日本語訳が間違ってるかもしれませんが、いくつか抜粋・・・。
「デザインとイノベーションで働いた40年間で、私は、イノベーションがフォーカスグループから出てくるのを見たことがない。 強い言い方をすれば、フォーカスグループは・・・イノベーションを殺す。 」
「フォーカスグループは、既存の製品やサービスへ『追加的な改善(incremental improvement)』を加えることには役立ちます。 しかし、市場を大きく変えるようなアイデアについては、彼らが慣れていないという理由だけで、疑問や懐疑論を唱える可能性が高くなります。」
「フォーカスグループは短期的な微調整のためにヒントを与えてくれます。しかし、本当のイノベーションは『追加的な改善(incremental improvement)』ではなく、製品やサービスを革新してユーザー体験を再定義することです。」
「デザイナーはしばしば見栄えをよくしたり、快適にしたりすることを求められます。 革新的なアイデアはリスクが高く時間がかかりますが、それが成功したとき、完全にパラダイムを変更することができます。 フォーカスグループでこれに成功したことはありません。」
歯に衣着せぬ・・・という感じです。
「古くなった公衆電話をWi-Fiホットスポットに切り替える」
「軽犯罪をTwitterのつぶやきで報告するシステムを作る」
「駐車時間の経過をスマートフォンに知らせ、延長を判断できるようにする」
などなど・・・
デジタルやネットワークなどが描き出す「ユートピア」というのは魅力的です。サンフランシスコだったら、なおさらでしょう。
ただ、それをIT業界の大物の人たちが言いはじめると、なんか怖いです(笑)
くわしくはこちらで
http://wired.jp/2012/10/13/sf-citi-tech-advocacy-video/
知らなかった・・・。
この雑誌記事、あとで読んでおこう。
A/Bテストとは?
ウェブサイトのページやクリエイティヴの効果を測定するためのテスト手法。まず、ウェブページの訪問者のごく一部を、微妙に違うヴァージョンのページへ誘導する。そしてそこでの行動を、元のサイトを閲覧した大多数のユーザーと比較する。新しいヴァージョンのほうが、クリックの回数や滞在時間、売り上げなどの点で勝っていれば、それを採用する。
もし宣伝担当だったら、こういう広告マンに騙されて、キャンペーンにGoサイン出したい(笑)
先に紹介したアニメーションのもとのTED講演(日本語字幕)。
おもしろいです。話うまい。
『無形価値』って豊かさなのかも・・・って思えてきます。
© 2024 DESIGNERS UNION | ご自由に投稿できます。 お気軽にご利用ください。