90年代から00年代に「Real Men of Genius」という人気キャンペーンがあって、そのキャンペーンのインターネット世代をターゲットにしたリメイクだそうです。元のキャンペーンはまったく知らないのですが、ラジオ広告だったようです。
取り上げているインターネット・ヒーローは・・・
「だれにも感謝されない企業のソーシャル・メディア・マネージャー」
「適当なことを書いてしまうwikiの編集者」
「うっかりバズっちゃった人」
「スナップチャットのレンズクリエイター」
「中学のときにカッコイイと思って作ったメルアドを使い続けてる人」
英語がよくわかりませんが、まず間違いなくおもしろそう。
ドラマチックなナレーションと歌い上げるヴォーカルがいいです。
日本語字幕がほしいです。
ただのオモシロではなく、ビールという商品でデジタル世代へのリーチとしては、なかなか賢い方法かも。
制作者のインタビューはこちら
Bud Light’s ‘Real Men of Genius’ returns as ‘Internet Heroes of Genius’ for digital age >>
独自のアルゴリズムでネットでもっともネガティブな発言をしてネガティブな評価をつける人たちを見つけ出した言ってるようですが、たぶんウソです。
実際はヤラセとジョークなのでしょうが、おもしろい演出です。
演じている人たちもそれっぽくていいです。
企業も個人もだれもがそうですが、ネット上の評価を気にしすぎてるのを揶揄しているようです。いいCM。
あなたの時間を浪費してるネットから離れて、現実の世界へ戻ってください。
というネットサービスのブランドらしからぬメッセージのメッセージのショートフィルムです。
現実世界の豊かな体験こそが発信してシェアすべき創造性の源泉であり、もう一度パソコンの前に戻ってきたときにはWeTransferのサービスが役に立ちますよ・・・ということのようです。
どうやら「leave」には「任せてください」というニュアンスもあるようです。SNS疲れの精神状態から脱却しようというメッセージは、とても2019年らしいなと思います。
WeTransfer tell users to “Please Leave” in new short film | It’s Nice That >>
英国の有名百貨店「John Lewis」と同姓同名で米国バージニア州在住のコンピューターサイエンス教師であるジョン・ルイスさんのTwitterアカウントには、クリスマスシーズンになると間違いメッセージがたくさん届くそうです。
ジョン・ルイスさんはそれらの間違いメッセージに親切なユーモアで答えてあげることもあるようです。
そして、このCMに登場しているのはバージニア州のジョン・ルイスさんご本人のようです。(ほんとかな?)
「クリスマスにお話しよう。間違えてたとしてもね。」
イギリスらしい感じのユーモア。リアルでTwitterらしくて、クリスマス精神があるCMです。
いまのインターネットの主流はSNSやアプリですが、ブラウザへの回帰があってもいいと思ってます。
このTVCMではインターネットとブラウザが 知識、創作、生活 に利用されてきたことを思いださせてくれます。
セグメンテーションされてターゲティングされたSNSから見るよりも、広い世界が見えるのでは。
Chrome、誕生10周年でメジャーアップデート――v69ではタブが角丸になり、検索対象も拡大 >>
https://jp.techcrunch.com/2018/09/05/2018-09-04-chrome-gets-a-new-look-for-its-10th-birthday/
夜遅くアイデアが浮かんだら、ポストイットに書いておこう
「いいアイデアは覚えておく価値がある。」
・・・というトルコの広告。
暗がりの中に浮かぶ黄色く四角いエリアは、ポストットのイメージです。
おもしろいのは、アイデアが浮かぶそのときそこに一人だけでいること。
壁にたくさんのポストイットを貼って剥がして張り替えるような「ブレスト」ではないところが「特別なアイデア」という感じでいいです。
拡大表示はこちらからどうぞ。
Post-it Brand Campaign by Ogilvy | Ads of the World >>
インドの労働者の短い憩いのチャイの時間。
そのチャイを湧かすやかんの熱で発電してWi-Fiを提供してネットを使えるようにしたそうです。
インドで有名なチャイの会社のキャンペーンのようで「Chai-Fiは労働者の暮らしにひとときの悦びをもたらしました」と締めくくられています。
とても素敵なIoTと思ったら、インドの労働者は1日16時間〜17時間(!!)も働くと紹介されていて、ディストピアの日常風景のように見えてきます。
テクノロジーと人の幸せについて、考えさせられます。
元記事はこちら
チャイと共に無料Wi-Fiで楽しい一時を。インドのチャイブランドによる「Chai–Fi: A tea kettle that generates Wi-Fi」 >>
さすが豪華です。お祭り騒ぎのバカバカしさでいっぱい。
なんといってもTideのCMがいいです。
alexaのようなデバイスはアメリカ人の生活に浸透してるようです。
日本でもすぐにそうなるのかも。
ネット接続ができる「オンライン・エディション」という仕様のモデルのキャンペーン。
40回再生で1ユーロだそうです。
試乗の様子を撮影してアップロードすることで、アストラだったら92万回再生されたら買えるようです。
実際に買えるくらいの再生回数の動画もあるようです。
「オンラインの世界では、ビュー回数こそが正義だ!」とあるようにバズ狙いの荒っぽい企画のように見えますが、若い人を販売店に行かせて試乗させることが目的ならリアルで堅実なキャンペーンかも。
再生回数の不正とか、どうしてるのかな。
カナダの広告会社 john st. による「まったく正反対の人は仲良くなることができるのか?」という社会実験だそうです。おもしろいです。
私たちを結びつけるたったひとつのもの。
それは、誰もが嫌うもの。
「ダメな広告」です。
優れた広告は人の心を変える。
ダメな広告は世界をを変える。
john st.
人類を再び偉大にしよう。
john st. はその時々の広告業界のトピックスについてのおもしろ動画を他にも作ってます。
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