91歳でマンハッタンの自宅で亡くなったそうです。
10年以上続いたエスクワイア誌の表紙や初期MTVのキャンペーンなどで有名な広告クリエイティブのレジェンド。
批評やカウンターカルチャーに根差した明快なアイデアで、胸のすくアートディレクションです。
痛快な視点が魅力的です。
サービス精神のある人で、歯に衣着せぬインタビューもおもしろいです。
Legendary Art Director George Lois Dead at 91 >>
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総額で15億ドル(約2200億円)だそうです。
20世紀アートのいいところを押さえてる感じで魅力的なコレクション。
まとめて展示して欲しい気もします。
沈んでいた戦艦武蔵を見つけたことでも有名な人です。
クリスティーズで驚異的レコードを達成。マイクロソフト共同創業者コレクションの落札額、総額15億ドル(約2200億円)を超える >>
やや議論が噛み合ってない感じもしますが、Web3がただのバズワードでWeb3に含まれる技術についても「本当に必要だったもの」はそれじゃないという話のようです。
Web3が社会基盤になるようなシステムを理想にしているようですが、ティム・バーナーズ=リーのSolidは「ユーザー」のための基盤を構築しようとしているようです。
彼の新しいスタートアップのInruptによる「Solid」のPRでもあるようですが、おもしろい記事でした。
以下は抜粋です。
「新しい技術の影響を議論するためには、明確にすることが重要です。私たちが議論している用語の意味を、流行語を超えて実際に理解する必要があるのです。」
「実際のWeb3という名前は、イーサリアムの人々がブロックチェーンでやっていることのために取ったもので、本当に残念なことです。実際、Web3は全くWebではありません。」
「バーナーズ=リーの、個人情報をビッグテックの手から離すという理想はWeb3と共通しているが、ビットコインのような暗号通貨を支える分散型台帳技術であるブロックチェーンが解決策になるとは考えていないようだ。」
「ブロックチェーン・プロトコルは、あるものには向いているかもしれないが、バーナーズ=リーが率いるウェブ分散化プロジェクトであるSolidには向いていない。・・・遅すぎるし、高すぎるし、公開しすぎる。個人データの保存は、高速で、安価で、プライベートなものでなければならない。」
「人々はWeb3を、インターネットを再構築するための彼自身の提案である「Web 3.0」と混同しがちであると述べた。彼の新しいスタートアップであるInruptは、ユーザーが自分自身のデータをコントロールできるようにすることを目的としており、データのアクセス方法や保存方法なども含まれる。」
「我々の個人データは、GoogleやFacebookといった一握りのビッグテック・プラットフォームによってサイロ化されており、彼らはそれを使って我々を彼らのプラットフォームに閉じ込めている。その結果、勝者は最も多くのデータを管理する一企業であり、敗者はそれ以外の全員であるという、ビッグデータ競争が起こった。」
「(Solidの)核となるアイデアは、個人データをウェブ上に散在させ、それを収集した人が保管するのではなく、すべて1つの場所に保管し、自分の管理下に置くというものです。この場所は Pod と呼ばれ、「パーソナル オンライン データ ストア」の略称です。」
「バーナーズ=リーは、Solidを「ウェブの第3の層」と呼び、1990年代のオリジナルの静的なウェブページと、その後に登場したよりインタラクティブなアプリのような体験に続くものだと考えています。」
ティム・バーナーズ=リーのWeb3についての
Web inventor Tim Berners-Lee wants us to ‘ignore’ Web3: ‘Web3 is not the web at all’ >>
ティム・バーナーズ=リーの推進する「Solid」についてはこちら
Tim Berners-Lee is building the web’s ‘third layer.’ Don’t call it Web3 >>
ティム・バーナーズ=リーの提唱するWeb3.0はこちらのようです。
Web 3.0 and Linked Data | Tim Berners-Lee >>
個人的には、Web3は社会に受け入れられるためにSDG’sのコンセプトを拝借しているような気がしていて、やや矛盾や根拠に薄い部分がある気がしています。
SolidはWebの使い方を変革することになるような気もします。Webでの広告は終了することになるかも。
セマンティック・ウェブの理想はまだ道半ばのようです。
ラジオやアマチュア無線の受信を証明するカードがあると聞いたことはあるのですが、実物がどんなものか知りませんでした。
自由で豊かなタイポグラフィでのデザインがいい味です。
ニューヨーク地下鉄マップについてのドキュメンタリーやNASAのグラフィック・マニュアルなど、デザインのアーカイブを出版している Standards Manual のプロジェクト。
1970年代から80年代のカードのコレクションで、なかには手描きのカードもあるようです。
もとは、106歳で亡くなったアマチュア無線愛好家のコレクションだそうです。
以下は記事からの抜粋です。
「QSLカードから得られる大きな収穫があるとすれば、それは今日のソーシャルメディアの先例です。コールサインは現代のソーシャルハンドルであり、そのデザインはプロフィールのアバターと何ら変わりはありません。これはTwitterの前のTwitterで、フォロワーの代わりにQSLを手に入れることができたのです。」
「・・・私たちはQSLカードの創造性、役割、そして「コンタクトを取る」という行為の表現に魅了されたのです。・・・世界には常に新しいコミュニティ、アートフォーム、表現が存在するのだということを教えてくれます。探求をやめないでください。」
Standards Manual pays homage to the ham radio era, by resurfacing the art of QSL cards >>
ビジュアルデザインスタジオWOWの25周年の展示。
見応えある映像のインスタレーションでした。
プロ集団の仕事という感じ。
インタラクション、没入型、空間演出・・・など、これから「映像」がどう使われていくことになるのかを考えさせる展示でした。
「回す」という作品は設置されたダイヤルと映像がインタラクティブに連動していて、映像からのフィードバックとしてダイヤルに抵抗感などが発生するようになっていました。
映像のうえで回せない方向に強い抵抗感が発生するように設定されていましたが、日常的にダイヤルに触れていた世代としては、回せない方向は抵抗ゼロでスカスカで、回せる方向には小さな抵抗が発生する・・・という方が物理的なダイヤルのインタラクションのような気もしました。
説明が下手なうえに間違ってるかもしれません。
1,400ページにわたる2冊の本で1,000部限定だそうです。
1冊目は「Biography」でペンタグラムの現在までの50年のストーリーを紹介してるそうです。
ペンタグラムの幅広いクリエイティブ活動を紹介するビジュアルエッセイと、ペンタグラムの歴代「パートナー」50人の紹介。
2冊目は「Miscellany」で膨大なビジュアル・アーカイブになってるようです。
日本語版は出ないでしょうか。
5,149人の購入者が物理的なアートワークを選択し、4,851人がNFTを選択したそうです。
NFTとして選択された作品の4,851点の物理的な存在は、ダミアン・ハースト本人によって焼却されることになってます。
2022年10月12日、Newport Street Galleryでバイヤーや見物人の見ている前で最初の1000点が焼却されました。10月30日の展覧会終了まで展示と物理的な作品の焼却をするそうです。
「私は物理的なバージョンを燃やすことで、これらの物理的な芸術作品のNFTへの変換を完了させています。デジタルであれフィジカルであれ、定義が難しいアートの価値は失われることはない。燃やした瞬間にNFTに移行するのです。」
暖炉も、衣装もかっこいいです。
damien hirst destroys 1,000 physical artworks of ‘the currency’ in front of NFT buyers >>
PHPサーバを使わずに、ブラウザ側でWordPressをフルに動かすそうで。
バックエンドでPHPを実行してHTMLを生成する処理をサーバからなくすそうで、すでにデモもあります。
これまではデータベースを複製したテスト環境が必要だったWordPressのカスタムが、本番環境に別ページを制作することでカスタムできるようになりそうです。
このサイトもWordPressで動いています。
サーバー不要のWordPressは、ウェブ制作の環境を大きく変えそうな気がします。
WordPressのコア開発チーム、WordPressをWebブラウザで実行する「Client-side WebAssembly WordPress」を開発中 | Publicly >>
ブラウンのデザインスタジオのオリバー・グラベスとレンケ・タイによるフォントだそうです。
洗練された、便利で、親しみやすく、ドイツ的で、モダン・・・な書体として仕上げたそうで、確かにそのとおりで、合理的で美しくて清潔な感じ。
ヘルベチカとの比較でわかりやすく説明してくれてます。
伝統的なブラウンのデザインエレメントをベースにしています。
大文字の幅も狭くして使いやすくして、ドットが丸なのもいいです。
グーグルの対話特化型AI「LaMDA」が知性や感情を獲得したというエンジニアの主張がありました。
このエンジニアは解雇されてしまいましたが、Googleはこの「LaMDA」を「AI Test Kitchen」というサイトで公開する準備をしているそうです。
公開されるのは「LaMDA2」という改良版のようす。
LaMDA2を使用するのは登録制で、まずは少人数のグループから少しづつ始めていくようです。
Googleは、LaMDA2との会話を製品やサービスの改善に利用するとしていて、人間のレビュアーが利用者のチャットを「読み、注釈を付け、処理」することができるとしているそうです。
Googleはここでフィードバックを集めて、LaMDA2をサービスや製品に展開する準備を進めるようです。
まるでSFのようです。
リンク先の記事では、そこにどんな危惧があるのかを紹介しています。
以下は抜粋です。
「LaMDAは有害な出力や事実上不正確な情報を生成することができる。また、Googleのエンジニアの主張が示唆するように、人間であるかのような錯覚を起こさせる能力を身に付けている。もしLaMDAがGoogleアシスタントを動かすとしたら、どのような影響があるか想像してみてください。人々は、AIモデルの毒性や偏りの犠牲者となり、AIモデルの言うことを盲目的に信じ、Googleのエンジニアに起こったように、AIモデルに愛着を持つようになるかもしれないのです。」
「私たちは、大手ハイテク企業がこうした強力なAIモデルのコントロールを簡単に失ってしまうことを何度も見てきました(GoogleとMetaは、AIモデルの不品行について常に-後付けで-謝罪しています)。彼らでさえLLMの不祥事を正確に予測できないのであれば、素人がLLMと健全に付き合うには、どれほど準備不足なのだろうか。」
「LaMDAは非常に便利ですが、ユーザーの期待に応えられないこともあり、最悪の場合、何らかの形で危害を加えることもあることを彼らは知っています。だからこそ、彼らは改善のためのフィードバックを求めているのです。」
「研究開発から製品化への移行は些細なことではないので、慎重に行う必要があります。このようなAIモデルが世の中に出てくると、企業はそれに対するガバナンスを失います。しかし、安全性の欠如、そして起こりうる悪評さえも利益で補えるのであれば、企業はそれを実行するでしょう。・・・LaMDAが、Googleが設定した製品化のための閾値を超えるかどうかはともかく、LaMDaが、確かに、感覚を持たないことは、自分で評価できるかもしれない。」
難しくてよくわからないですが、世の中にリリースされたら大きな影響力を持つことになるのでしょう。
「皇帝の新しい心」とか読むと、もっとおもしろく理解できるのかな。
Google Is Making LaMDA Available >>
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