ニューヨークでの展示。
ヘンゼルとグレーテルは森のなかで迷子にならないように痕跡を残しますが、このインスタレーションで観客は自分が認識されて自分の居場所が痕跡として示される体験をすることになるようです。
建築家の ジャック・ヘルツォーク と ピエール・ド・ムーロン と アイ・ウェイウェイのコラボ。
会場の中で観客は顔認証で識別されて、ドローンや赤外線カメラで撮影されて、観察者と観察対象の両方の視点に立つ体験をするようです。
「だれもが自分が監視下にあることを経験していると思います」 アイ・ウェイウェイ
日本でも展示してほしいです。
関連記事
アイ・ウェイウェイ自身が監禁されていたときの様子を再現したジオラマ作品
http://designers-union.com/blog/archives/2225
名作CM「1984」ではディストピアを打ち砕いてみせたアップルですが、2017年ではアポカリプスです。
APOCALYPSE アポカリプス(破滅、終末、崩壊)ではなく AP”P”OCALYPSE 。
Keep making apps.
The world is depending on you.
アプリを作り続けよう。
世界はあなたに懸かっている。
というメッセージで締めくくられています。
「APPOCALYPSE」に描かれているバカげた終末世界は「1984」でディストピアを打ち砕いた後の世界なのでしょうか。このバカバカしいアポカリプスを招いたのがアップルで、アップルがこの終末世界の支配者の一人だとしたら、この映像には炎上要素が含まれている気もしますが・・・たぶん気のせいです。
興味深いテーマに、おもしろい回答です。
ちょっとメディアアートっぽくて楽しそう。
ほかの作品も、すばらしいです。
解説もおもしろいです。
くわしくはこちら >>
http://www.yuichirock.com/bj/index.html
勝本 雄一朗さんの作品
http://www.yuichirock.com
解説が読み応えありです。
1957年に、ロバート・ブラウンジョン、イワン・チャマイエフ、トム・ガイスマーがブラウンジョン・チェマイエフ&ガイスマーを結成して、モダニズム的なアプローチのデザインを続けて60周年だそうです。
「良いデザインがアイデアから始まるという前提を受け入れるならば、このアイデアを視覚に変換する最良の方法は、通常手持ちの鉛筆やペンを使用することです。」
この10年くらいでいろんなデザイン・アプローチが提唱されて、流行っては古くなって消えていきますが、こういうモダニズム的なアプローチが時代を超えてデザイン成果を生めるのは、そのアプローチがデータやツールやテクニックではなく、なによりも人の能力に根差しているからでしょう。
くわしくはこちら >>
http://www.logodesignlove.com/chermayeff-geismar-haviv-60-years
関連記事はこちら
伝説的グラフィックデザイナー、アイヴァン・チャマイエフのインタビュー記事。
http://designers-union.com/blog/archives/3874
Chermayeff & Geismar & Haviv が手掛けたメキシコのテレビ局「Imagen」のアイデンティティ
http://designers-union.com/blog/archives/5931
『Let It Bleed』のジャケットをデザインしたデザイナー、ロバート・ブラウンジョンのアーカイブが公開
http://designers-union.com/blog/archives/5521
「『そのデータは自分のものだ』と人々が気づく転換点が、いずれやってくるでしょう」
ウェブがオープンであり、かつ個人のものであることは素晴らしいことで、フェイクニュースや巨大ネット企業の影響力に対してどれほど大切なことなのか、あらためて気づかされます。
これからも性善説にもとづいた寛容なものであってほしいです。
いい記事。
http://wired.jp/2017/05/27/tim-berners-lee-inventor-web/
グラフィックデザイナーRokas Sutkaitisさんによるコレクション。
時代も社会背景も違うからでしょうが、ロゴとしての違和感のようなものを感じるけど、それもまた魅力的。
くわしくはこちら
http://www.logodesignlove.com/soviet-logos
インスタグラムはこちら
https://www.instagram.com/soviet_logos/
A2サイズのプリントはこちら
http://sovietlogos.bigcartel.com
ここ2〜3年ぐらいのあいだ、GoogleはVRやARにだいぶ入れ込んでいるようです。
いままでのようにスマホやPCと連動しないで、単独で機能するスタンドアロンのヘッドセットも登場するようです。
スマホやPC連動型のヘッドセットよりも用途に最適化されたデザインなので性能も高いうえに、ケーブルや関連機器もないのでどこまでも歩き回れるようです。
以前にVRコンテンツを検討したときに話題の中心になったテーマは「フィクション」「ファンタジー」「ストーリー」でした。
個人的にはもっと違う使い方がある気もしますが、没入型コンピューティングが「まるで現実のように」エンターテイメントをより楽しむためのものとするなら、遊園地やパチンコやネットカフェでは利用されるようになるかも。
VRを前提としてユーザー体験をデザインするは、おもしろいものになるか、つまらないものになるか、まだ手探りのようです。
Googleのいままでの取り組みは、こんな感じ。
ひさしぶりにAppleらしいCM。
いずれも、どちらかといえばプライベートな、ポートフォリオ・サイト。
自らのデザインと技量を示すためのサイトではありますが、こういう特異なUIがもっとあっていいと思っています。
みんなと同じフレームで同じようなシンプル&クリーンなUIばかりなことに危機感があっていいのではないかと。
http://www.narrowdesign.com
http://hawraf.com
http://shantellmartin.art
http://melaniedaveid.com
https://timobecker.com
これはおもしろそう。最近読んでるホックニーの『絵画の歴史 洞窟壁画からiPadまで』のなかにも画家が16世紀頃から光学的な投影を利用して絵画を制作していたことが紹介されています。(この本はかなりおもしろいです。)
このアプリもその歴史の延長線上にあるでしょう。ただし『絵画の歴史』にも「道具を理解しても、創作の秘密は明らかにならない。」とありました。
壁に描くには Android Tango のデバイスが必要なのかも。
Google Tango についてはこちら >>
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