サービスとしてローンチされたのではなく、技術紹介として発表したものです。
テキストからAIで生成された動画はこれまでもありましたが、より一貫性のある動画を生成できるようです。

元動画を変換するのは楽しいツールになるかもしれませんが、テキストから生成される動画は著作権の問題もあって、仕事では使いどころがなさそうな気がします。
技術に詳しい人なら、また違う可能性を見つけるのかも。

「LUMIERE」ってネーミングは気に入りました。

Lumiere >>
https://lumiere-video.github.io/

DEPRESSION poster

DEPRESSION poster

DEPRESSION poster

ドイツの自殺予防財団Deutsche Depressionshilfeのポスターキャンペーンだそうです。
普通の日常を写したグラフィックのなかで、シンプルに、私たちの思い込みを指摘させられる演出が見事です。

手掛けたのはハンブルグの Grabarz & Partner

実際のうつ病の人を登場させるようなドキュメンタリーではなく、「あるフィクション」として演出することで、見る人が認識を見直すことを促すことに成功していると思います。
このメッセージに適切な演出のように思います。

New campaign challenges assumptions around depression >>

デザイン思考は期待外れだったのか

非営利団体や公共機関のデザインプロジェクトで活用されてきたデザイン思考が、期待されたような成果を上げられない理由を指摘しています。
そのうえで「批判的に考える」ことの重要性とその方法について説明しています。
企業活動のデザインに携わる人にも役に立つ気がします。

●プロジェクトには誰が関わっていて、どのような役割で参加しているか?
●プロジェクトの枠組みと範囲を誰が決めるべきか?
●どの成果を優先するべきか?
●誰に対して責任を負うのか?
●プロジェクトのインパクトはどのように測定されるべきか?
●持続可能な影響を支えるために、どのような資金調達方法とスケジュールが適しているか?
といった項目になっています。

「関係構築と信頼形成」「参加、報酬、規模、影響、資金調達」などのワードが印象的です。
「批判的デザイン思考を実践し、そのプロセスの目的、行動、影響について、深く考え、慎重に取り組むことをすすめたい。」
とあるように、企業活動のデザインでPDCAとは違うレベルのようです。

デザイナーとしての役割に迷うような時には参考なるかも。

デザイン思考は期待外れだったのか >>

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麻布台ヒルズギャラリー開館記念 オラファー・エリアソン展_00

麻布台ヒルズギャラリー開館記念 オラファー・エリアソン展_01

麻布台ヒルズギャラリー開館記念 オラファー・エリアソン展_02

麻布台ヒルズギャラリー開館記念 オラファー・エリアソン展_03

麻布台ヒルズ

自然現象の要素を詩的に鑑賞に導く方法が見事だと思います。
コンセプト、手法、形態が美しく一貫していて素晴らしいです。

オラファー・エリアソンのスタジオではキッチンと食事も作品や活動の重要な一部とされていて、展示とコラボして、スタジオ・オラファー・エリアソン・キッチン のカフェ「THE KITCHEN」も期間限定でオープンしてるようです。

麻布台ヒルズはまだプレオープンの状態でしたが、華やかな商業施設になりそうでした。
へザウィック・スタジオのデザインは、ちょっとレトロで味がある印象でした。

麻布台ヒルズギャラリー開館記念 オラファー・エリアソン展 相互に繋がりあう瞬間が協和する周期 >>

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2024年1月6日 アート