GRAPHCORE社は機械学習を効率化する インテリジェント・プロセッシング・ユニット(IPU)を開発したそうで、これによってAIのパフォーマンスは10倍から100倍になるそうです。
・・・といったような難しいAIをフレンドリーにしてくれるアイデンティティ。そういうデザインを実現してます。
名刺などには「シェイプ・ジェネレーター」というプログラム(これはAIではなさそう…)によって生成された形態でデザインされてるようです。
カスタム フォントはタイプする人の解像度に応じてダイナミックに字形が変わるらしいです。
誰がタイプしたのかの痕跡が残るフォントっていうには、ちょっと新しいかも。
こういうアプローチのデザインはこれから増えることになりそう。
勉強しておかないと。
GRAPHCORE のサイト >>
https://www.graphcore.ai/
それにしても、この会社はスゴいかも。お金があったら株買いたい。
くわしくはこちら >>
https://www.creativereview.co.uk/hudson-powell-pentagram-graphcore-ai/
Pentagram >>
http://www.pentagram.com/#/projects/139032
アーティストの Lucy Sparrow さんの作品
マンハッタンに期間限定のようですが 8till late という実在のお店を構えて展示したそうです。
ひとつひとつの商品はとても手間が掛かってそう。
コンビニとハンドメイドの取り合わせが21世紀のポップなのかも。
フェルトでできた商品はサイトから購入できるようです。
Lucy Sparrow さんのサイト >>
http://www.sewyoursoul.co.uk
アーティストのMatthias Dörfeltさんの「 Block Bills」という作品。
ビットコインのブロックチェーンのデータからジェネレイティブに生成されたデザインに「Satoshi」のサインが入ってます。紙幣に描かれる肖像は著名な誰かではなく抽象的で匿名的。ビットコインに相応しいです。
ビットコインは、かつてのインターネットのように、現代に生きる人の価値観を大きく変えるかもしれないし、P2Pのようにネガティブなイメージにまみれて人の話題から消えてゆくかもしれません。
テクノロジーの未来と人の価値観を表現してる、いいプロジェクトだと思います。
Matthias Dörfeltさんのサイト >>
http://www.mokafolio.de
Block Bills >>
http://www.mokafolio.de/works/BlockBills
ナレーションはスカーレット・ヨハンソン。
英語でよくわかりませんが、歴代の作品を見るだけでも楽しいです。
日本語字幕欲しいです。
自己演出が上手くて、最近もいろいろ話題になってるようです。
日本で大規模に展覧会やってほしいです。
イラストレータで作家でアマチュア・ナチュラリストの Kelsey Oseid さんの作品
実在に忠実な図鑑のようでありながら、遊びと空想でもある感じ。
説明しにくいですが、なんか好きな描写。
Kelsey Oseid さんのサイト
http://kelzuki.com
こちらで購入できるようです >>
http://kelzuki.com/shop
手で描かれた質感が心地いいです。
今年で40周年らしいです。
64カ国の2300点の応募作品からの受賞者とその作品が紹介されてます。
WIA WINNERS 2017
http://www.theaoi.com/awards/winners.php
スマホに連動したスマートペンでスケッチを描いて、AIに画像認識させて、getty Images の画像検索で探して表示してくれるようです。おもしろそう。
既存のデータベースを利用した、ちょっとしたAIの上手な活用法という感じ。
スマートペンではなくてもいいような気もしますが・・・何か理由がありそう。
サイトはこちら >>
http://gettyimagespen.com/en/home
古いロゴも捨てがたいですが、ハイエンドで堅いイメージのブランドの真面目なリニューアルといった感じ。
好感が持てます。
黒一色になったのは正解だと思う。
ゼンハイザーのサイト >>
http://en-de.sennheiser.com/news-an-iconic-design-for-an-iconic-brand
ニューヨークでの展示。
ヘンゼルとグレーテルは森のなかで迷子にならないように痕跡を残しますが、このインスタレーションで観客は自分が認識されて自分の居場所が痕跡として示される体験をすることになるようです。
建築家の ジャック・ヘルツォーク と ピエール・ド・ムーロン と アイ・ウェイウェイのコラボ。
会場の中で観客は顔認証で識別されて、ドローンや赤外線カメラで撮影されて、観察者と観察対象の両方の視点に立つ体験をするようです。
「だれもが自分が監視下にあることを経験していると思います」 アイ・ウェイウェイ
日本でも展示してほしいです。
関連記事
アイ・ウェイウェイ自身が監禁されていたときの様子を再現したジオラマ作品
http://designers-union.com/blog/archives/2225
名作CM「1984」ではディストピアを打ち砕いてみせたアップルですが、2017年ではアポカリプスです。
APOCALYPSE アポカリプス(破滅、終末、崩壊)ではなく AP”P”OCALYPSE 。
Keep making apps.
The world is depending on you.
アプリを作り続けよう。
世界はあなたに懸かっている。
というメッセージで締めくくられています。
「APPOCALYPSE」に描かれているバカげた終末世界は「1984」でディストピアを打ち砕いた後の世界なのでしょうか。このバカバカしいアポカリプスを招いたのがアップルで、アップルがこの終末世界の支配者の一人だとしたら、この映像には炎上要素が含まれている気もしますが・・・たぶん気のせいです。
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