このプロジェクト、うまく進んでほしいです。
後援や協賛なんかも豪華なことになってるようですので、アベノミクスとか東京オリンピックとかで、はずみがつくかな?
日本のデザインミュージアム実現に向けて展
http://www.2121designsight.jp/program/design_museum_japan/
国立デザイン美術館をつくる会
http://www.designmuseum.jp/
「学習というのはたいへんな作業なので、ユーザーのやりたいことではない。そんなわけで彼らはデザインについては最低限のことしか学習しないため、知識レベルは長年低いままで留まってしまう。学習曲線はすぐに平らになってしまい、その後、ほとんど変化しなくなるのである。」
多機能が素晴らしいことで、機能を有効に使いこなすのが熟達することだ・・・という考え方は、ちょっと20世紀的な気もします。
機能もサービスも「触り心地」のようなものを楽しむようなものになってくのかな・・・。
ユーザーの知識の停滞を少しでも軽減する方法も紹介されてます。
それが有効かどうかは、わかりません。
くわしくはこちら
http://www.usability.gr.jp/alertbox/stagnating-expertise.html
すばらしいクオリティ。
根気よく調べて、説得力ある演出。
キュートな3Dグラフィックの魚のアニメーションもセンスいい。
エスリンガーは81年頃にはSONYの仕事をしていて、技術者といくつかのプロトタイプを作ったけど、経営陣は興味を示さなかったとか・・・。
82年のシリコンバレーのパーティでApple IIの設計主任だったRob Gemmellに「スティーブ・ジョブズに会うべきだ。クレイジーな男だけど、ワールドクラスのデザインをアップルに持ち込みたがってるよ。」と言われた事が始まりだったそうです。
記事内に出てくるいい言葉・・・
『structurally determined mediocrity』
「構造的に決定された凡庸さ」とでも訳すんでしょうか。
当時のAppleは(家電メーカなどと同様に)「構造的に決定された凡庸さ」に苦しんでいました。
エスリンガーはジョブズとはじめて会ったときに「ワールドクラスのデザインは「構造的に決定された凡庸さ」は機能しない」と言って、あらゆるデザインに大きな権限を持ってデザイン言語をアップルの精神にどう沿わせるかを決定する、デザイン・リーダーの必要性をジョブズに説いたそうです。
一方、ジョブズは「とんでもなく優れた製品こそがアップルを変革していく」と信じていて、「まずはMacintoshを100万台売りたい。それからアップルを世界最高の企業にしたい。」と言ったそうです。
起業家とデザイナーの素晴らしい関係。
くわしくはこちら
http://designmind.frogdesign.com/blog/my-way-to-steve.html
それから、
ハルトムット・エスリンガーはこんな人
http://designers-union.com/blog/archives/1743
おもしろい記事。
http://thebridge.jp/2013/11/why-japanese-web-design-is-so-different
他にもいくつか理由を挙げることもできそう。
90年代から何度か聞いたことのある話だけど、あまり変わってないようです。
ウェブの重要性はどんどん増しているのに、日本ではウェブデザインが体系的に理解されないままになってるかも。
お国柄とか環境とかが原因なだけでなく、本当の意味でデザインをするデザイナーが不在のままになってるかもです。
これだけオープンなウェブの世界で日本発のデザイン理論とか・・・あったかな?
個人的な印象としては、2004年頃までデザイナーの試行錯誤が多く見られたけど、CMSが一般化して以降は、淘汰されてしまった気がする。
オリンピックとかで景気が良くなったら、また変わるのかな。
それぞれのアーティストやイラストレーターの描き方やアプローチの違いが、すごくおもしろい。
45人のアーティストやデザイナー、イラストレーターが288冊に描いたそうです。
くわしくはこちら
http://www.itsnicethat.com/articles/richard-turley-american-illustration-32
American Illustration
http://americanillustration.tumblr.com/
発起人はこの人
http://richardturley.tumblr.com/
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