MarcHorowitz_HAWRAF

日本から電話するのはこわいのでやってませんが、おもしろそうなインタラクション。
アーティスト Marc Horowitz のサイト。作品もいいです。日本でも展示してほしいです。

美術館の音声ガイダンスのように、電話の音声を聞いて作品の理解を深めるしくみ。
概念的な作品で知られる作家で、その解説を聞くことで「なるほど!」と思えるようです。
その解説を聞くことまで含めて作品のようです。

「電話じゃなくて音声ファイルではダメなの?」という気がしますが、「電話を掛ける」という行為で作家と繋がる感覚がこの作家の活動には相応しいようです。

それにしても、音声とウェブサイトという組み合わせは、おもしろい可能性があるかも。

ウェブサイトのデザインは、そのサイトの役割のための独自のものであるべきな気がしてきます。
推奨されている仕様でトレンドに沿ったウェブサイトをもうひとつ制作して何がしたいんだ?
と突きつけられてるような感じです。

1-833-MARCIVE | Marc Horowitz Archive >>

このサイトを手掛けたHAWRAFのサイトも独自路線。
HAWRAF >>

元記事はこちら
This Artist’s Portfolio Lets You Call Him To Explain His Work >>

2017年11月28日 ウェブサイト

30by30_0001

30by30_001

30by30_0021

30by30_0031

Foilco は英国の箔押し印刷の会社で創業30周年だそうです。
それを記念して、30人のデザイナーに「新人の頃の自分にアドバイスするとしたら?」というインタビューを集めて限定出版したそうです。
すてきなメッセージが並んでます。
ウェブサイトのレイアウトとモーションがいいです。

下記のサイトにもアドバイスが掲載されています。
Thirty years & thirty quotes from Foilco >>

元記事はこちら >>
https://www.creativereview.co.uk/designer-advice-younger-self/

新人の頃の自分にアドバイスとか、本気でやったら死にたくなりそう。

2017年10月16日 ウェブサイト

情報と適切な関係を持つ心の在り方はこれからの子供の教えておくべき大切なことかも。
しかも、こういうことはウェブコンテンツでこそ取り組むべきことかも。

こういうコンテンツをネット巨人のGoogleが作るのはどうかとも思うけど・・・いいコンテンツ。
ゲームの設問のなかで、gmailアドレスは信用できないってことになってるのも正直。

これにあわせて、インターネットの何が素晴らしいのかもちゃんと教えてあげてほしいです。

Google_INTERLAND

Interland >>

Googleの取り組み
『BeInternetAwesome:Helping kids be safe, confident explorers of the online world.』>>

webrifle

なんとなく銃を持って、なんとなく狙って、なんとなく引き金を引くことの恐ろしさを痛感させるコンテンツ。ウェブサイトから見える見知らぬ人を狙って、試しに撃ってみると、本当に人が倒れる・・・。
銃規制を訴えるロシアの民間団体によるキャンペーンであり社会実験のウェブサイトだそうです。

倒れる人は役者さんだそうです。
そういうドッキリ企画の5時間の社会実験で1000人がサイトを訪れて、254人が参加して、10人が引き金を引いたそうです。

銃はもちろん恐ろしいですが、ウェブサイトを利用するときのユーザー心理の恐ろしさも感じます。

ウェブサイトはこちら >>

facebook はこちら >>

color_paletts_of_the_new_yorker

その時代の色彩がぼんやり見えてくるインフォグラフィック。
こういうビッグデータをぼんやり眺めて、何かがぼんやり理解できる感覚がとてもいいです。

くわしくはこちら 『C82 Works of Nichlas Rougeux』>>

このサイトではほかの作品も紹介されていて、元になったデータとか制作アプローチとかも紹介されていて勉強になりそう。

tim_berners_lee

DeNA_moriyasu

Welq問題のレポートを読むと、暗澹たる気分になります。
ティム・バーナーズ=リーの危惧することとDeNAがやったことを考えると、ウェブの未来は決して明るくないのかも。

同日の記事として読んで考えさせられます。

ウェブの生みの親ティム・バーナーズ=リーが語る「ウェブを残すために変更すべき3つのこと」 – GIGAZINE >>

DeNAの「WELQ」の恐るべき運営実態・記事作成マニュアル・ブラッシュアッププロジェクトなどがわかる300ページ突破のすごい調査報告書がダウンロード可能に >>

ウェブは玉石混合であり情報の正しさを担保するものではないと思うけど、Welq問題が糾弾されて是正されるのもウェブのもたらした社会の状況のはず。

(いまのところは)ウェブがオープンなものである限り、正しい作用が働くものと信じていたいです。

css_joke_01

css_joke_02

css_joke_03

css_joke_04

css_joke_05

おもしろいです。
記述された言葉としての意味とCSSの表示イメージの関係性がいいです。

ほかにもこちらにたくさんあります >>

カジノ法案のニュースでときどき登場するギャンブル依存症がどんなものかをうまく表現してます。
以前からあるサイトですが、リニューアルされてました。

「損を取り戻そうとギャンブルをするときには、すでに負けています。」
「それなのに最後は勝つつもりで、さらにギャンブルにお金を使って損を重ねているのは、自分を見失っている状態です。」そんなメッセージの最後に、
「知人や友人がそんな状態のときはこちらへ」
ということでアドバイスや相談窓口やカウンセリングが紹介されてます。

「PLEASE DON’T TRY AGAIN」と表示される絶対勝てないゲームもあります(笑)

こういうサイトが日本でも必要になるのかも。

サイトはこちら『stop the chase.ca』 >>

【関連記事】どこまでもスクロールしていくギャンブル依存症の人を救うための啓蒙サイト『STOP THE CHASE.CA』

2016年12月14日 ウェブサイト

clickclickclick

一部の大企業によって私たちのウェブ上での「デジタル・ビヘイビア」は収集されて、収益化されている・・・という現状に警鐘を鳴らす作品。

日本語ではなく英語の環境の人だと、さらに深く情報が収集されているのがわかるようです。

サイトはこちら >>

手掛けたのは『Moniker』というアムステルダムのインタラクティブ・デザイン・スタジオ。
Moniker >>

Monikerのサイトで紹介されてる他の作品もかっこいいです。

くわしくはこちら >>

その時代になぜそのデザインだったのか。
そういった背景を理解しながら見ると勉強になりそう。

コーポレートサイトとして、製品紹介コンテンツとして、いつもお手本でした。
シンプルで、一貫性を保ち続けて、強力なブランドイメージを体現し続けてます。

サイトの方針としては独自路線を歩んでいると思います。
正しくサイトを作ればレスポンシブは必ずしも必要ない・・・というスタンスで、たしか、レスポンシブ化も遅かったと記憶しています。