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ロンドンのアーティスト ANNA RIDLER の「Mosaic Virus 」という作品。美しいだけでなく、知性と批判と物語があって、とてもおもしろい作品。
昔のオランダで起こった最古の金融バブル「チューリップ・バブル」と現代のビットコイン・バブルをAIで引き合わせています。

1万本のチューリップの画像をデータセットとしてAIに学習させたそうです。
チューリップは「モザイク・ウイルス」によってその色や形を変えるそうです。チューリップ・バブルもそうやって始まったようです。
作品では2017年の7月〜12月のビットコインの価格変動をチューリップの色や形を変える「ウイルス」としています。
作者はオランダ絵画史を引用して「21世紀のオランダ静物画」と紹介してるようです。

作者である ANNA RIDLER のサイトにはこの作品の動画があります。

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This AI dreams in tulips >>

ANNA RIDLER >>

チューリップ・バブル | wiki >>

2018年9月18日 アート

オフィスというより大学のキャンパス。そこにメインストリートと裏庭がある感じ。
日本のオフィスのような机とイスを並べた環境で働いていては、絶対に勝てない気がしてきます。

以前に建設されたオフィスは「MPK20」で、今度は「MPK21」というコンセプトのようです。所在地の「メンローパーク」を意味する言葉で、この地域の「良い隣人」であることをアピールしてるそうです。
以前にはFacebookの高給社員とメンローパークの元々の住民との所得格差が地域の問題になったこともあったようです。
そういう背景もあって、フランク・ゲーリーの手掛けたデザインは、オープンでナチュラルで居心地良さそうです。

ほんとうらやましい。

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Facebook reveals expanded California campus designed by Frank Gehry | dzeen >>

2018年9月16日 建築

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あー、そういえばこういう音だった。と記憶が蘇るモノもあります。

かつては生活の周囲に多くのモノがあって、それぞれが個性的な音を発していて、それらの音はデジタル化とともに私たちの周囲から消えていったんだと実感させられます。

ひさしぶりにいいサイト見た気がする。

CTS – conserve the sound >>

誰もが知ってるグリーン車のマークもこの人のデザイン。
旧国鉄のインハウスデザイナーとして、特急列車のヘッドマーク、車体色、などのデザインを手掛けたそうです。
イラストレーターとしても評価が高く、懐かしいサントリーの新聞広告のイラストはこの人だったことを初めて知りました。
端正で的確で幅広い仕事でした。
デザインが絵を描く技術に裏打ちされていることがよくわかります。
今の時代とはデザインのプロセスも違いますが、実際に手を動かしているからこそ生まれるデザインでした。

図録が入手できず残念。

2018年9月10日 デザイナー

教条的で狭量なマテリアルデザインをブランドの独自性を反映できるようにカスタムできるそうです。
Googleのアナウンスでは今後もアップデートされていくそうで、おもしろそう。

このところずっと、こういう勉強を疎かにしてる気がして、もう一度やり直してみようかと。

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Making More with Material >>

2018年9月7日 UX / UI

バング&オルフセンの新しいアンプ内蔵スピーカー。
ミニマルすぎる円形のデザインに操作系のインターフェイスは見当たりません。
人が近づくとアルミの円筒部分にタッチセンサー式のインターフェイスが表示されて、音量はオーディオ全体を転がして調整できます。
この機器全体がボリュームのつまみをということのようです。

円筒の片側がL片側がRになっていて、壁に掛けられるようです。
(壁に掛けたら転がしてボリューム調整はできなさそう・・・)

手掛けたのはマイケル・アナスタシアデス。
Michael Anastassiades >>

くわしくはこちら。マイケル・アナスタシアデスさんによる説明がいいです。
B&Oのスピーカー「Beosound Edge」、そのミニマルで超現実的なデザインの理由 | WIRED >>

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だいぶまえの記事ですが、読み応えあっておもしろいです。
アメリカのデザイン会社経営者による記事ですが、シリコンバレーからはじまった新世代のデザイナーを「失われた世代」としてUX/UIデザインの社会的責任やデザイナーの資質・役割・環境について指摘してるようです。

以下はいくつか意訳と抜粋で・・・(間違ってるかもしれません。)

「・・・私たちの世代はヒッピーに育てられて、欲望に消費されて、市場原理に支配されてきました。・・・(クライアントに対して) ”なぜ” と ”No” という言葉を使うことによって、デザイナーとしての倫理的な枠組みを構築してきました。」

「デザイナーは ”ゲートキーパー” のように、門を通って世の中に出て行く製品・サービスについての倫理的な監視役でした。」

「いまの世代のデザイナーは、より速く、より速く作業する方法を学ぶためにキャリアを費やしました。 確かにスピードは大切ですが、過剰なスピードは目的をぼかす傾向があります。 ・・・スピードと並んで、スケールの麻薬にも対処しなければならなりません。」

「私たちは、私たちを最も必要とする人々(ユーザー)を危険にさらしています。そのことにデザイン業界は責任を負おうとしていません。 この状況に ”なぜ” と ”No” という言葉を使わなくてはならないのでは?」

「”正しいことをしたいが、仕事を失うことになるだろう” という反論がよくあります。・・・倫理的枠組みは、賃金水準とは独立している必要があります。・・・仕事を失うことに対する恐怖はあなたが疑問を投げかけて挑戦すべきことに取り組む可能性を低くします。 これでは仕事をしていないのと同じことです。・・・デザイナーの失われた世代は、それを正しくすることを望んでいません。 彼らは自分たちをゲートキーパーではなく、ベルボーイだと決めたのです 。」

「私たちは危険なソフトウェアが、どのように危険なのか理解しはじめています。・・・私たちは責任を負う必要があります。私たちは速く動いて物事を壊してきました。目的に沿って壊したときもあれば、無知だったために壊したこともあります。どちらも同じことです。・・・スピードを落として、考えるべきときに来ています。私たちが壊しているものは、あまりにも重要で貴重です。その多くは置き換えできないものです。」

「労働者のために立ち上がる唯一の人は他の労働者です。・・・正しいことに取り組もうとしているデザイナーが可能性を失わないために、これからの若い世代のデザイナーには職能だけでなく組合が必要です。」

「なぜデザイン教育を美術教育の一環としているのか?・・・既存のデザイン教育プログラムがとても重要なことに変わりはありませんが、現代のデザインはあまりにも重要で、あまりに広範囲になっています。」

「(デザインに公的なライセンスがあるとしたら) 規制当局が、デザイナーは無謀で自分自身を規制することができないと判断したときに設定されるでしょう。これはデザイナーのためではありません。ユーザーのためです。私たちはあまりに速く動いて、あまりにも多くのことを壊しました。アマチュアの時間は終わります。」

プロフェッショナルというのはどういうことかを考えさせられる記事でした。

元記事はこちら
Design’s Lost Generation >>

Mike Monteiro さんのほかの記事もおもしろそうです。

2018年9月2日 デザイン

Picular_prince

Picular_ferrari

Googleの画像検索の上位20件の画像の支配的な色をタイル表示してくれるサービス。
もちろん「coca-cola」だったら赤一色です。
HTMLのカラーコードと元画像がどんなものか確認できます。

なるほどそういう色だなー、と納得できる感じがあります。
デザイナーのためのカラーツールというよりも、キーワードと色の繋がりを集合知としてボンヤリ眺めてみるとおもしろいです。

色を説明のための語彙を増やすのにもいいかも。

Picular >>

制作したのはこちらの会社だそうです。
Future Memories >>

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あのジャガーEタイプが電気自動車の「E-Type Zero」として再販売されるようです。
デリバリーは2020年なので、再生産するということでしょうか。
(現代の安全基準をクリアできない気もするけど・・・)

オリジナルEタイプのオーナーには「E-Type Zero」としてEV化するサービスを提供するそうです。

オリジナルEタイプのエンジンとほぼ同じ重量/サイズの電動パワートレーンがオリジナルのエンジンと同じ位置に搭載されるようです。
そのため、車体、足回り、ブレーキはオリジナルEタイプのままにすることが可能になり、運転感覚はオリジナルEタイプから変わらないらしいです。

しかも、EV化した後でオリジナルのパワートレーンに戻すこともできるようです。

昔のクルマって自由自在。

くわしくはこちら
E-LECTRIC! JAGUAR CLASSIC WILL BUILD ZERO-EMISSIONS E-TYPES >>

Foujita_cafe

「カフェ」の絵を見てくて猛暑のなか行ってみました。
とにかく描線が美しく質感の描写がすばらしかったです。
初めて見ましたが、中南米での水彩画がとても良かったです。
学生時代から晩年まで時代ごとの展示構成で、藤田の人生を見る展示でした。

生涯にわたって、ほとんどブランクなく描き続けたこと。
時代ごとに作風を変えて生き抜いてきたこと。すごいことだと思います。

動乱の時代に作品を描いて生きてゆくことのしたたかさを見た気がしました。
強烈な作家性というよりも、コマーシャルな仕事にも情熱を傾ける器用な人だったのかも・・・という印象でした。

没後50年 藤田嗣治展
Foujita: A Retrospective ― Commemorating the 50th Anniversary of his Death >>

2018年8月26日 アート