instagran_and_contemporary_image

おもしろかったです。
インスタグラムにアップされている画像を写真論/メディア論として分析・考察してます。
知識と主観から始めるのではなく、膨大なデータからの定量的な分析からの論考。
インスタグラムユーザーの心理、ルック(意匠)、スタイル、美学、一貫性 などなど、わかりやすくて共感できる印象でした。

2012年にはFacebookに破格の高値で買収されたインスタグラムですが、つい最近、インスタグラム創業者の二人がそろってfacebookを辞職すると発表しました。いま起きていることはもう次のステージに向かいつつあるかも。

とくに広告のビジュアルデザインをしている人には参考になりそう。
SNS時代のコマーショルなビジュアル表現は旧来のメディア上にあるビジュアル表現と何が同じで何が違ってるのか、というのを考えるヒントになる気がしました。

インスタグラムと現代視覚文化論 レフ・マノヴィッチのカルチュラル・アナリティクスをめぐって|Amazon >>

2018年10月22日 デザイン理論

ひさしぶりにスマホを買い替えようとしてますが、iPhoneXSってすごい。

比較機種は EOS C200 のようです。
EOSのほうが階調が肉眼に近いようです。

元記事はこちら
https://designtaxi.com/news/401874/iPhone-XS-VS-Canon-s-US-10K-Cinematic-Cameras-Might-Woo-You-To-Get-The-Phone/

2018年10月18日 ツール

上の動画で話してる Marcus Engman は6年間IKEAのデザイン責任者で、IKEA製品のイメージを変えながらIKEA成功に導いてきた人。IKEAを退職して SKEWED というデザインコンサルティング会社を設立するそうですが、その会社のコンセプトが素晴らしいようです。

「私はデザインがマーケティングの代替になり得ることを示したいと思います。」

「デザインやコミュニケーションを正しく行えば、メディアを買うよりもよいマーケティングになるでしょう。」

「人々はモノをつくるプロセスに興味を持つようになっています。私は透明性を信じています。デザインプロセスの透明性が向上すれば、人々の関心が集まり、プロジェクトにも関心が寄せられます。」

「大企業でやる仕事の大半は、戦略を立てることと協力会社を見つけることでした。私はデザインにもっと近づくことを望んでいました。もう一度、自分でデザインすることができるようになりました。」

「我々は、良いデザインが無駄に死んで悪いデザインがその価値に相応しくない注目を集めるのを見てきました。 あなたが本当に変えたいのなら(もちろんそうしますが)マーケティングはこれ以上機能せず、デザインやデザイン・シンキングでは十分ではありません。
必要なのは、デザインとコミュニケーションを開発することです。これを行う唯一の方法は、個人の利益やスプレッドシート・シンキングを超えて、大きなアイデアを持ち、分野を超えて一緒に働いて、正しく始めることです。
そのために私たちは、オープンでコラボレーティブなコミュニケーションによってデザインの可能性を探求し開発するためにSKEWEDを設立しました。私たちは分け与えあいます。」

素晴らしい理想を掲げていると思います。
SKEWED では Marcus Engman がプロジェクトごとにチームを集めてプロジェクトごとの利益を共有するという体制にするようです。(日本でやったらうまくいかなそう。)
デザインの新しいワークスタイルを確立させてほしいです。

元記事はこちら
Design will kill marketing, says Ikea’s former design chief >>

SKEWED >>

2018年10月15日 デザイナー

google_office_1998

今年で20周年。いまでは世界を支配する勢いのGoogleの創業時の小さなオフィス。
アットホームでなかなか魅力的なオフィス。
アメリカンドリームって感じです。

1998年当時のオフィスの様子はYouTubeにも公開されてます。
撮影したのは、当時のGoogleの社員だそうです。

くわしくはこちら
Google Painstakingly Recreates Original 1998 Garage Office For 20th Anniversary >>

2018年10月11日 その他

水戸芸術館での展示、もう終了なので見てきました。
繊細で密やかで、思ってたより来場者が多かったです。

自然光の移り変わりによる作品の見え方の変化を観察して体験するような居心地よい展示でした。

できれば来乗客がほとんどいないガラガラの会場で、ひとりで2時間ほど見ていたい感じでした。

内藤 礼―明るい地上には あなたの姿が見える|水戸芸術館 >>
https://www.arttowermito.or.jp/gallery/gallery02.html?id=501

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いい描線。
伝統的な水の形だけの膨大なイラスト集。
1903 年に刊行された「波紋集」という図案集。
作者は森雄山(?)という日本画家のようです。
いい素材集。

archive.org で 上巻、中巻、下巻 が無料で閲覧・ダウンロードできます。
波紋集 上巻 >>
波紋集 中巻 >>
波紋集 下巻 >>

この動画がただのコンセプトムービーなのか実機デモなのかわかりませんが、既存のテンプレートやサンプルから選択するのではなく、人が描くイメージを認識してアウトプットするアプローチはデザイニングにおいて画期的だと思います。

アウトプットされるコードに意味のある構造ができているわけではなさそうですが、この技術が実現したら洗練されていくのは速いでしょう。

これが実現したら、WEBデザインの一部が終わる気がします。

2018年10月1日 デザイン

jeff_bezos_mail

2004年にはパワポは禁止になってるようです。

「会議では必ず、出席者の1人が6ページのメモを準備する。主題、文章、動詞がしっかりと使われた物語のような構成になっている。箇条書きだけのメモではない。議論のための、コンテキスト(文脈)を作り出すためのメモだ」
出席者全員が座って静かにメモを読む。それから、メモについて議論を始める。

アマゾンの企業としての判断力はスゴいと思ってます。
正しい判断のためには「わかりやすい」とか「効率がいい」とかが重要ではないということのようです。

まずはパワポを捨てて、この会議スタイルを見習ったほうがいいかも。

6ページの長文メモ、ベゾスも認めるアマゾンの「奇妙な会議ルール」 | BUSINESS INSIDER >>

アマゾンの会議は30分間の沈黙から始まる | ASCII.jp >>

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前回2016年のリニューアルは失敗だったようですが、今度はよさそう。

【関連記事】UBERのロゴが新しくなった >>

新しいロゴのデザインのポイントは大文字「U」の下のステム。
へんな形のモノグラムもなくなって、色もなくなって、まったくシンプルなアイデンティティになってます。
このシンプルさの狙いとしては、Uberを公共交通機関のように認識してほしいのかも。

シンプルなロゴは収まりよく使えそうだし、レイアウトのセオリーも今のメディアに相応しく考えられてます。
オリジナルのフォントによる文字組も好みです。

手掛けたのは、Wolff Olins とインハウス。
ちなみに前回のリニューアルはインハウスだけでデザインしていたようです。

くわしくはこちら
New Logo and Identity for Uber by Wolff Olins and In-house >>

Wolff Olins | Uber >>

Rebrand 2018 | Case studies | Design at Uber >>

いまのインターネットの主流はSNSやアプリですが、ブラウザへの回帰があってもいいと思ってます。
このTVCMではインターネットとブラウザが 知識、創作、生活 に利用されてきたことを思いださせてくれます。

セグメンテーションされてターゲティングされたSNSから見るよりも、広い世界が見えるのでは。

Chrome、誕生10周年でメジャーアップデート――v69ではタブが角丸になり、検索対象も拡大 >>
https://jp.techcrunch.com/2018/09/05/2018-09-04-chrome-gets-a-new-look-for-its-10th-birthday/