Cant_Unsee

2つのUIデザインが表示されて、どちらのUIデザインが「正しい」のかを選ぶゲーム。
わりと主観的な「正しさ」なのでここで紹介されているのがUIデザインの絶対ルールだと誤解しない方が良いですが、2つのデザインの違いを見極めるのはなかなか難易度高いものもあります。

視覚を鍛えて、精進します。

制作したのはソフトウェアエンジニアのAlex Kotliarskyiさん

Alex Kotliarskyi

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Test your UI design skills with this addicting game >>

2019年2月14日 UX / UI

2018年に公開されたディーター・ラムスのドキュメンタリー映画のオマケ映像らしいです。
ご本人のナレーション。音楽はドキュメンタリー映画と同じでブライアン・イーノのようです。

美しく、シンプルで、力強いメッセージの映像。
胸に刻んでおきたいです。

ディーター・ラムスのグッドデザインの10の原則 >>

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ドキュメンタリー映画『Rams』はこちら >>

2019年2月11日 デザイナー

matomo

海外では、ヨーロッパのGDPRにふさわしい分析方針が求められているようです。

「私は、個人データではなく集約データが必要だという結論に達しました。それは行われた行動の合計を追跡しますが、人については何もしません。」

「人、訪問者、またはブラウザのユーザーは、追跡されたくないと言うことができるはずです」

「Google がGoogle Analyticsをリリースしたとき、世界の一定の割合が同じテクノロジを望んでいるが、集中型の企業から提供されていない分散型のテクノロジであることが望ましいことは明らかでした」

国連、アムネスティ、NASA、欧州委員会、そしてその他約150万のWebサイトがMatomoを使用しているそうで、MatomoはGoogle Analyticsの約95%のことができるそうです。
オープンソースの分析プラットフォームの一部は有料サービスのようですが、無料の分析が無責任な振る舞いをしてるなら有料も検討すべきなのかも。

サイト分析で個別ユーザーの行動を細かく知りたいという考え方は昔の顧客管理システムから来ているのかも。
WEBの場合はユーザーを個別に追いかけるのではなくて、別の視点がある気がします。

Fathom Analytics >>

Simple Analytics >>

matomo >>

It’s time to ditch Google Analytics | fast company >>

2019年2月6日 ツール

英国の芸術大学 ロイヤルカレッジ オブ アート は、今後はテクノロジーのカリキュラムを拡大するそうです。
RCAにはいまも充実したエンジニアリングのカリキュラムがあるそうですが、さらに深く総合的な教育体系を構築する方針のようです。そこに英国政府が7100万ドルの資金を提供することになりました。

複雑になったこの世界で、こらからのデザイナーが取り組むべき課題のためには、テクノロジーやサイエンスの訓練を受けなければならないそうです。MITなどの工科大学がデザインのカリキュラムを取り入れるのではなく、伝統的な美術・芸術のRCAがテクノロジーのカリキュラムに取り入れるということが大きな変化だというわけです。

具体的には、都市計画とかデジタルストーリーテリングなどのカリキュラムが計画されてるようです。
そういうカリキュラムの美術大学ならぜひ勉強し直したい。

日本の美術大学もそういうカリキュラムになってるのかな?

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The design school of the future is nothing like the one you went to >>

why_love_generative_art

おもしろい記事です。よくまとめてくれて感謝です。
ジェネレイティブ・アートの概念が20世紀のアートのテーマに根差していることは、なんとなく解っていましたが、こうして説明されるとあらためて納得です。
ジェネレイティブ・アート鑑賞のためのガイドとしてもよい記事だと思います。

そして21世紀になって、デジタルとネットはすっかり身近になりました。

制作の敷居がずっと低くなったジェネレイティブ・アートの作品の価値が、これからさらに増すことはないかもしれませんが、はじめてデッサンの勉強を始めたときのような、あたらしい知識と技能を手探りするようなおもしろさがあります。

身に付くまで時間が掛かりそうですが、自由自在に使えたらとても楽しそうです。

Why Love Generative Art? — Artnome >>

2019年1月29日 アート

Google_Translate_design_process_02

Google翻訳をリニューアルするにあたって、ユーザー調査などのフィードバックを受けながらも安易な折衷主義にならないようにしていたようです。その過程が紹介されています。

とにかくユーザーのフィードバックやA/Bテストの結果に準じて段階的にデザインを進めたようですが、そこに新たな何かを盛り込もうとしなかったのは賢明だと思えます。

一方で、使われていない機能にユーザーを誘導しようとする試みについても紹介されています。
この試みではデザインはユーザーの同調を得られずに試行錯誤しながらも、小さな変更でユーザーを導こうとしているようです。

ずっと昔に、デザインをするときに大切なのは「最小の手数で最大の効果」を考えることだと教えられました。
そういう点でGoogle翻訳のUIのデザインプロセスは参考になりそうな気がします。

「アイスブレイカー」という身体のジェスチャーとウェブサービスの機能を関連づけるのは(あまり使うことはなさそうですが)いいヒントになりそう。

こういう機能だけのウェブサービスのUIデザインは、いつかやってみたいです。

A fish in your ear >>

3 UX Takeaways from Redesigning Google Translate >>

2019年1月22日 UX / UI

網膜で個人認証されてパーソナライズされた広告が名指しで呼びかけてくるような未来は、やっぱり訪れないようです。自分たちの生活環境を破壊してくるようなメッセージは逆効果だと誰もが気づきはじめているそうです。
いい未来かも。

自分の精神衛生のために普通の人たちがデジタルデバイスと距離を置くようになる・・・。
2019年はそういう行動が一般的になるのかも。

元記事はこちら
Why the Future of Marketing Doesn’t Look Like Minority Report | Muse by Clio >>

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2019年1月15日 UX / UI

3D空間にランダムに配置された点はそれぞれ引力を持っていて、お互いに引き寄せあってます。
見ていて飽きない偶然のおもしろい動き。

それにしても、ニュートンって天才。

ProcessingをP5jsに置き換えるのはjavascriptの勉強になりました。

p5js >>

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【関連記事】独学Processingの趣味的なたのしさ

2019年1月12日 その他

10年前の予想としては、なかなかいいのでは。

透明スクリーンのデバイスはまだしばらくなさそうですが、フラットなデザインの流行は当たったかも。
「デスクトップ」や「カード」というメタファーはiPhoneによって駆逐されましたが、大量のデータに囲まれた環境は実現されつつある気もします。

フィルターバブルやエコーチェンバーで、この予想よりもディストピアな環境になってるかも。

元記事はこちら
Here’s what 2009-era Microsoft thought life would be like in 2019 >>

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2019年1月9日 アイデア

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若い作家さんかと誤解していましたが、大阪万博のパビリオンも手掛けた50年近いキャリアのある方でした。
ロマンチックなモチーフの霧ではなくてノズルの技術開発などテクノロジーのチャレンジを伴う作品でした。ビデオ・アートやメディア・アートの先駆けの作家さんでした。
霧の風景を観賞するというよりも、霧に包まれる体験の楽しいインスタレーションでした。

最初の展示室では世界各地でのインスタレーションの美しい霧の映像が大きなスクリーンに映し出されていました。
おもしろかったのは設置されたスピーカーから「シュー」という噴霧ノズルの音が流されていて、たしかに、この音がないとこの展示の意味は違ってくると思われます。

後半の展示の《ユートピア Q & A 1981》(1971) では、1971年の10年後の未来がどうなっているのかを世界4都市をテレックス通信で繋いで討論した記録が展示されていました。そこには現代社会に繋がるビジョンがある気がしました。

別の機会があるなら、ぜひ夏の季節に自然のなかで見たいです。

水戸芸術館 『霧の抵抗 中谷芙二子』 >>

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