『なぜサムスンのデザインはダサいのか』優れたデザインが生まれにくい企業文化について

Samsung Design Americaで製品戦略とユーザーエクスペリエンス・デザインのヘッドをしていたKevin Leeさんの記事。
愚痴っぽい記事ですが、日本の会社にも当てはまりそう。

英語でよく解らない部分もありますが・・・
サムスンとアップルの企業文化、韓国とシリコンバレーの文化の違い、お互いを尊重しあってプロジェクトを進めることができない原因・・・・
などのようです。

元記事はこちら
http://www.fastcodesign.com/3042408/why-samsung-design-stinks

以下抜粋です。

「韓国のビジネスは縦社会で儒教文化で個人主義よりも総意が重視される傾向があります。
サムスン本部では、管理職は上の管理職にレポートを提出して、その管理職はさらに上の経営者にレポートを提出します。
新しいデザインはこのプロセスを通過する過程で経営者たちの収益性を正当化できるようにする必要があります。」

「シリコンバレーのデザイン会社とはお互いを尊重することがありませんでした。お互いを尊重することは成功に不可欠です。一人ですべての知識を持ち合わせている人はどこにもいません。優れたデザイナーであっても同様です。」

「(サムスン社内で)市場に出たら他社を倒産させるような、素晴らしいコンセプトやプロトタイプをいくつも見ました。それらが発売に至らなかったのはアイデアが良くなかったわけでもなく、サムスンが良いデザイナーを採用しなかったわけでもありません。 文化的、経営的、構造的な問題が絡み合っていました。」

「サムスンの収益モデルは多種多様の製品バリエーションを価格帯ごとに提供する薄利多売に依存しています。
一方、アップルの製品は絶妙にデザインされた少ないバリエーションで総合的なユーザーエクスペリエンスを提供して支持されています。
2014年の第4四半期では、アップルもサムスンも売上高はおよそ450億ドルでしたがアップルの利益はサムスンの倍でした。」

「アップルの手法はシリコンバレーの他の成功例にも見受けられます。
それらの成功例を手掛けたシリコンバレーのデザイン会社はサムスンとの仕事も手掛けましたが、サムスンとは反りが合いませんでした。」

「シリコンバレーのデザイン会社はサムスンとの仕事をやりにくいと言っていました。」

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