選択肢を減らすことを目的にした次世代デザインの重要なテーマ『予期デザイン』

人々は選択することに疲弊している。
どうでもいい選択に時間がかかったり、大切な事の選択に時間がなかったりして上手く選択できないこともある。

「悪い選択」に疲弊して「良い選択」を実行できないでいる。

テクノロジーの進歩で素早く簡単に選択できるようになり、選択肢は無限に増え続けてる。
デザインとテクノロジーの次の大きなブレイクスルーは、私たちの生活から不必要な選択肢を排除して、私たちが本当に気にすべきことのために私たちを開放してくれるような製品、サービス、体験を創造すること。

ANTICIPATORY DESIGN(「予期デザイン」とでも言うんでしょうか)では、ユーザーに代わって選択を決定する。
この目的は、ユーザーの意思決定を助けるためではなく、選択決定しないで済むエコシステムを創出させること。

ユーザーが得する選択が自動で判断されるように、データ、前行動、ロジックを活用する方法を見つけて、選択決定はユーザーの入力なしで、自動的に実行される。

すでにこうのようなシステムはGoogleやAmazonのパーソナライゼーションなどで始まっているが、これはまだ赤ちゃんのステップです。これから「予期デザイン」へのユーザーの期待が増していく。

予期デザインのためのデータは幅広く収集・分析されて、適切な選択のために再構成される。
あらゆる分野の選択決定についてのデータは爆発的に増えることになる。

あなたのブランドを「予期デザイン」にする5つのステップ

1.あなたのブランドサービスとして考えると、ユーザーは何が可能になるでしょうか?
2.デジタルであなたのサービスを利用可能にします。
3.あなたのサービスの配信を自動化するために何ができるか検討します。
4.自動化されたサービスを確立します。
5.「良い選択」と「悪い選択」を区別します。

・・・・・・・以上、英語がよく解らないので誤解もありそうですが、とても興味深いアイデアです。
ずっと前にもあったアイデアと思われますが、スマホがメインになりつつあってAIなどが脚光を浴びる今このタイミングでこの視点から語られると現実的で新鮮に感じられます。
個人としては全面的に賛成はできかねる部分もありますが、個人の素晴らしい人生のために必要なデザインかもしれません。

書いたのはデジタル・クリエイティブ・エージェンシー「HUGE」CEOのAARON SHAPIROさん。
このひと、おもしろそうです。

HUGE inc

元記事はこちら

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2015年4月20日 アイデア