テイラー・スウィフトによる音楽業界の今と未来についての寄稿がせつなくておもしろい

Taylor_Swift

ソーシャル・プロモーションとか、(インターフェイスの操作感とかのことじゃなくて)全方位的なユーザーエクスペリエンスとかについて、なかなか示唆に富んだ寄稿に思えます。

同時に、ミュージシャンにとっては本当に厳しい時代なんだとも感じます。
この投稿も現状の音楽業界にとっての優等生的な内容だとも言えるでしょう。

・・・まぁ、すべてショービジネスということなんでしょうか。

以下、いくつか部分的に引用・・・・

音楽販売の「滅亡」やアルバムが経済的な存在意義を失うことを予測する人は非常に多い。私はその一人ではない。

近年、有力アーティストが何らかのプロモーションや独占契約のため楽曲を実質的に無料で提供するという報道を読んだことがあるだろう。これは音楽界のみならず私が出会うすべての若い女の子にも言えることだが、私が未来に期待するのは、それぞれが自らの価値を認識し、主張するようになることだ。

ユーチューブ時代のいま、昨年のスタジアムツアーではほぼすべてのファンがすでにショーをオンラインで視聴していることを念頭に置いて毎晩ステージに立った。彼らに今までに見たことのないものを示すために、私は十数人のスペシャルゲストを招いて彼らのヒット曲を一緒に歌った。私の世代は番組にあきたらチャンネルを変えることができる環境で育っており、気の短い時には本の最後のページだけを読む。われわれは予想外の事に喜び、驚くことを求めている。次世代のアーティストが観客をわくわくさせ続けるというチャレンジに挑み続けることを願っている。

将来的にアーティストはファンを得ていることでレコード契約を交わすようになり、その逆ではなくなる。

【WSJ125年特集】テイラー・スイフトにとって音楽の未来はラブストーリー

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2014年7月14日 音楽