『現代美術のハードコアはじつは世界の宝である展』に思うこと。

こんなCMつくってたんですねー。
国立近代美術館がんばってるけど、う〜ん、このCMはどうでしょう・・・。

展示全体を意地悪な目で見れば、いかにもコレクターが悦びそうな下世話なゴマスリ解説をつけた感じでした(笑)でも、コレクターの所蔵だけあって、人気作家の人気作品が多くておもしろかったです。
個人的には、サイ・トゥオンブリーがよかった。ジェフ・クーンズとかあったら、もっとよかったかも。

なんだか、ずっと前に上野で見たバーンズコレクション展と、映画「ハーブ&ドロシー」が交互にフラッシュバックする感じでした。

市場の価値と作品のエコシステムがどういうものか、勝手に考えが巡ります。

目利きの誰かが見いだした作家の作品に、著名な誰かがお金を払ったという事実が、その作品の市場価値を担保して、次の誰かがまた購入してさらに市場価値をつけて、いつかどこかの美術館に寄贈される・・・または失われて保険金が支払われる。といったプロセスなんでしょうか?
だとしたら、美術館のコレクションはオワコンだってことなのかな。

『現代美術のハードコアはじつは世界の宝である展 ヤゲオ財団コレクションより』

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2014年7月7日 アート