長くウェブデザインに携わり、クリエイティブ・ディレクターでデザイン・システムのコンサルタント会社の経営者でもあるダン・モールさんのブログです。
ウェブデザインを取り巻く環境が変わってきたことについての記事です。共感できるものがあります。
以下はいくつか抜粋です。
「最近の数年間は、ウェブサイト制作に費やす時間はかなり減っている。ウェブサイトを制作するチームを管理するようになり、私自身の手仕事が減ったという意味だけではない。それもありますが、概してプロジェクト自体が小さくなっています。」
「デジタルデザインは常に刹那的だ。新し物好きの私は、そこに惹かれた(そして今も惹かれている)。しかし、誰かが0.5秒でスクロールして通り過ぎるようなアニメーションに6週間も費やすのは、何か違う気がする。」
「最初の頃は、ウェブデザインのミシュラン星付きシェフになろうと思っていた。・・・いくつかの食事はファーストフードであった。しかし、ほとんどの食事はシンプルでおいしい家庭料理だった。新聞の批評を書くようなものではないが、ほとんどのゲストは満腹で幸せだった。」
「ミシュランの星を獲得したウェブデザイナーの市場はあるのだろうか?私が間違っていることを願うが、市場は縮小していると思う。」
記事の最後は「楽しみのため、そして芸術のため。」と締め括られています。
たしかに、ウェブデザインは過渡期を迎えていると思います。これは市場が縮小しているのではなく、求められることが変わってきている気がします。
ウェブサイトが訴求や拡散の役割を担うことは少なくなったと思います。SNSがその役割を担ってきましたが、期待外れだったり、弊害もありました。
これからのウェブサイトは、ブランド、製品、サービスを中心にした、小さくて信頼の置けるコミュニティを形成する役割を担うのかもしれません。
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