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海外のケンタッキー・フライド・チキンは2015年から Wieden + Kennedy がブランディングを手掛けていて、カーネル・サンダースをキャラクターにしたCMなどが制作されているそうです。

このブランディングを手掛けるにあたって、まず Wieden + Kennedy のスタッフはKFCのアーカイブを訪れたて、カーネル・サンダースが白黒テレビに印象的に写るために白いスーツに黒いネクタイさらには白いヒゲにしていたり、ラジオやレコードやハロウィーンの衣装まで、フライドチキンを売るためには何でも取り入れていたことに感銘を受けたそうです。
経営者や創業者は、そういうことが自然とできるものなんでしょうか。

Wieden + Kennedy の手掛けたブランディングのポイントは「KFC」と略されていた名前に 「チキン」という言葉を取り戻すことだったそうです。
なるほどー。

W+K Brought Back Colonel Sanders After Discovering He Was a ‘Master Jedi of Branding’ for KFC >>

・・・という、インタラクション・デザイナーの John Zimmerman さんのインタビュー記事。
イームズ夫妻がプライウッド(合板)で試行錯誤して新しいデザイン手法を確立したように、AIをデザイナーが試行錯誤できるようなデザイン・ツールが望まれているとあります。(これはいずれAdobeからリリースされそう。)

AIによるデザインは、まずはUI/UXの分野からはじまりそう。
そのためのデザイン・ツールは意外に早く登場するかも。

また、デザインの学生はデータ・サイエンスの学生と共同で学ぶ機会があるべきだそうです。
これはとても良いことに思えます。
デザインの学生はデザインやアート以外の分野と共通言語を持ったほうがいいです。

これからのデザインの学生さんの勉強は、難しそうだけどおもしろそうです。

記事はこちら
Designers Aren’t Prepared To Make AI–Here’s How To Get Ready >>

2017年10月17日 UX / UI

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Foilco は英国の箔押し印刷の会社で創業30周年だそうです。
それを記念して、30人のデザイナーに「新人の頃の自分にアドバイスするとしたら?」というインタビューを集めて限定出版したそうです。
すてきなメッセージが並んでます。
ウェブサイトのレイアウトとモーションがいいです。

下記のサイトにもアドバイスが掲載されています。
Thirty years & thirty quotes from Foilco >>

元記事はこちら >>
https://www.creativereview.co.uk/designer-advice-younger-self/

新人の頃の自分にアドバイスとか、本気でやったら死にたくなりそう。

2017年10月16日 ウェブサイト

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美しいです。19世紀末頃に版画や水彩で描かれたようです。
本当の意味でマルチな人で、その思想や活動もかなり先鋭的だったようです。

エルンスト・ヘッケル について >>

新たに大型本として発売されるようです。
The Art and Science of Ernst Haeckel >>

元記事はこちら >>

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世界の果てで意味もなく美しい感じが、とてもいいです。
写真家 大橋英児 さんの作品。

モノクロのシリーズもあって、そちらもいいです。

写真集「Roadside Lights」>>

ウェブサイト EIJI OHASHI-Photographer >>

元記事はこちら >>

2017年10月10日 写真

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こちらのページにある プロフィールの作品解説が秀逸だったので見てきました。
アルベルト・ヨナタン「TERRENE」2017年10月7日(土)-11月5日(日) >>

こういうテーマのこういう作品のわりと多くが感傷的、懐古主義的、空想的なイメージがあるのですが、今回の展示作品はそういうのがないのが良かったです。

やや呪術的なイメージも魅力的で、丁寧に手を動かして制作した正直な作品という感じでした。
民芸と呼応しそうなイメージかも。

ほんとにひさしぶりに銀座で展示を見た。

2017年10月8日 アート

という、ライアン・ゴズリング主演のコメディ・ムービー。
サタデー・ナイト・ライブ という人気番組でオンエアされたそうです。

制作費3億ドルの映画のタイトルが、ダサいことで評判のフォントであることが許せない。
このグラフィックデザイナーは、フォントを選ぶドロップダウンメニューから、子供の遊びのように、なんとなくこのコミック・サンズの次にダサいフォントを選んで、ほとんど手を加えることなく使ったに違いない。・・・ということのようです。

おもしろいけど、このライアン・ゴズリングの気持ちも少しわかる気がする。

こんな記事もあったようです。

I Spent $300 Million on This Movie and All I Got Were These Lousy Papyrus Subtitles >>

Avatar is Papyrus? >>

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それにしても、YouTubeの動画埋め込みって、ほんとに使いにくくなった。

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20歳から70歳の156人のアメリカ人が、思い出しながら描いた有名ブランドのロゴだそうです。
30分かけて10個のロゴを思い出してもらったそうです。

だいぶ面白いことになってます。

ほとんど思い出せてないようにも見えますが、色は間違えないようです。
ブランドの認知には、形態よりの色彩のほうが大切なのかも。

元記事はこちら
Famous logos drawn from memory | Logo Design Love>>

Brand in Memory
10 iconic logos. 156 Americans. 80 hours of drawing from memory. >>

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どちらも「売る」というゴールに向かって「成功」と「信頼」のオーラを醸成すべく、創意工夫で人の目を惹き付ける努力を続けてます。

サンディエゴの Mingei International Museum で
「Kanban : Traditional Shop Signs of Japan」という展示をやっていて、現代のブランディングとの共通点についての記事です。

時代背景が違えばブランディングの文脈も違ってくるはずなので、現代と同じ視点で見るのは正しくないかも。それでも、江戸のブランディングにはみんなで楽しむ「他愛ないユーモア」があったような感じがします。
それに比べると現代のブランディングは社会問題の重責をひとりで背負って立ち、自画自賛してる感じかも。

サンディエゴの Mingei International Museum
Kanban : Traditional Shop Signs of Japan >>

元記事はこちら
The Forgotten Genius Of 17th Century Japanese Branding >>

「微妙な審美的問題に今後も囚われ続けていると、デザインは忘れ去られるだろう・・・。」

テクノロジー、ブランディング、UXデザイン、建築、都市計画、プロダクトデザインなどの分野の未来のビジョンだそうです。 勉強になります。

1. デザイナーは変化の起点になる。

バックミンスター・フラーの言葉を借りれば、デザイナーの職業は「ユートピアと忘却」の間にあると言えるそうで、マイナーな審美的問題に引き続き取り組んでいたら「忘却」になる。デザイナーが今日のメジャーな社会的問題に取り組めば「ユートピア」になる。

20世紀建築の自負に満ちたビジョンから、21世紀のデジタル主導型の協調的で包括的なプロセスへ変化してるそうです。
そこで、デザイナーは生物学の「突然変異誘発物質」と呼ばれるような役割で、分野間の相互作用を誘発させるべきだそうです。

2. システム思考がデザインの基礎になる。

センサー、ソフトウェア、などの多くの技術が導入された複雑なシステムで何が起こっているか、何が影響を及ぼしているか、人々が何をしているのか・・・これらを洞察して学習してデザインがより良くなっていくそうです。
そういう社会でデザイナーは、積極的に方法論を変えながら、領域外へ出て行く姿勢が望まれるようです。(英語が理解しきれずに意味が違ってるかもですが、やや納得できる感じです。)

3. デザイナーは資本主義のサイクルを中断する。

デザイナーが経済システムの一部として利益を上げる役割を果たすだけでなく、そのデザインされた製品を使うユーザーの「必要性」や「有用性」を自覚すべき、だそうです。
たしかに、そこから別のサイクルがはじまるかもです。

4. デザイナーは活動家になる。

今日の社会的問題であるところの、気候変動、社会不安、経済的不公正、がデザインにどのように影響を与えているかについて考えるべきだそうです。
そうして、意思決定の段階から(倫理観を持って)課題の発見、解決、コラボレーションに関わるデザイナーが役割を担うようになるべきだそうです。

5. 政治がデザインの新分野になる。

社会的な問題解決に、デザイナーの知識や問題解決能力が有効であることを政治家に理解してもらおう・・・ということのようです。

6. 倫理観を失わない。

不平等を永続化して利益を上げるようなシステムや、ユーザーを中毒にして判断基準を失わせるようなUXをデザインしない。
正直で善良なアプローチを取るべきだそうです。

まったく、その通りだと思います。

7. ブランディングはもっと純粋なものになる。

メディアとテクノロジーの融合によって、ブランディングは複雑に高度化して統合管理されて、人々の生活に浸透していきます。
でも、ユーザーから望まれるのは、単純で正直な、昔ながらのブランド・コミュニケーションになるだろう・・・とのことです。

8. デザイナーは謙遜しない。

デザイナーの名声ではなくそのアイデアによって影響力を持ち得るような、民主的な組織体制が望まれるそうです。
とくに、企業内の階層構造によってデザイナーは声を失うことが多いです。
企業内でデザイナーが自らの視点を提示するためにも、コミュニケーションスキルが必要で、デザイナーには自分たちの仕事を擁護する押しの強さと謙虚さのバランスが必要だそうです。

9. デザイナーは機械と一体化する。

クラウドコンピューティング、IoT、とくにAIがの普及は、あらゆる創造に関わる人を熱狂させるでしょう。でもまだデザインの分野はこの普及が遅れている。
その原因はデザインプロセスの変化を受け入れられないからだそうです。

ときに残酷でもあるデザインの変革に、前向きになる必要があるようです。

元記事はこちら
9 Ideas Shaping The Future Of Design, According To Ideo, Microsoft, Autodesk, MIT, And More >>