しばらく忘れてたけど(苦笑) なるほど、これは名著。
1935年の出版なんだからもっと早く邦訳してほしかったー。
やや教条的で狭量な感じもしないではないけど、終盤の抽象絵画とタイポグラフィの関係とかは当時革新的な「ニュー・タイポグラフィ」の熱いコアの部分に触れる感じでした。
この本自体が、この本で書かれているロジックにできるだけ忠実にデザイン/製本しようとしている美しい本です。 なにより読みやすいです。
訳者による補足説明がほとんどない邦訳なので、解らないことはググりながら読み進めるのがオススメ。
最近のフラットデザインに通じるような箇所もあるし、現在のウェブにおいてもこの本で紹介されている理論は充分に有効だと思う。
ひとつのアイデンティティをつくるには、深いインサイトとチャレンジと検討の積み重ねが必要ですね。
なかなかキュートなロゴ。
ロゴとしては、いまどきのリブランディングらしく、スマホアプリとかの小さな画面での表示に最適化されたように見えます。
ふたつの「P」は人と人のつながりをシンボライズしているようです。
フォントもカラーリングも変更されてますが、濃いブルーはもう少しだけ明るくても良かった気も・・・どうでしょう。
手掛けたのは fuseproject
くわしい記事はこちら
デザイナーの「本気」の仕事と「真面目」の仕事の違いは何なのか?
デザインについての視点、デザイナーのキャリアとしても、おもしろいです。
よく「遊び心」というけど、「遊び心」は “真面目な仕事への気の利いた添え物” ではないようです。
遊びにこそ、本気になって取り組まないとダメなようです。
自分の興味関心に正直に情熱を傾け続けると、いずれそれが自身の仕事になるという経験は、デザイナーならば多かれ少なかれ経験があるかと思います。
たしかに残念なことに、本気の仕事はたいていの場合、未熟で未完成で気恥ずかしいことが多いように思いますが、本当の創造性は “知らない事に取り組んでいるとき” にだけ発揮されるのものかもしれません。
日本語字幕がありがたいです。
『Great design is serious, not solemn』
2分程度かと思ったら40分もある、ライカTのプロモーション映像。
アルミニウムの削り出しボディを手作業で磨き上げる工程。
凄まじく退屈な映像です(笑)
この退屈さこそがクオリティなんですね。
すばらしいです。
シンプルで、美しいカメラです。
http://www.yomiuri.co.jp/it/report/20140429-OYT8T50050.html?from=ytop_ylist
長い年月の経験による識見です。
『”シンプルということ” by Ken Rockwell を日本語に訳した』
・・・・・さらに悪いことに、複雑な写真機というものは、アマチュア写真家に対して、永遠にクズ写真を撮り続けさせる。本当にどうでもいい、余計な情報、懸念、気がかりを与え続けることによって。・・・・・
その通り、まったく同感です。
これは、クラウドにしたからとかUX/UIの改善とかとは違うお話。
「機材沼」「レンズ沼」「カメラ沼」という言葉は、言い換えればデザイナーのツールにも同じ事が言えそうです。
少し飛躍した話かもしれませんが・・・
デザイン制作全般がデジタル化されることでデザインの仕事はデザインに集中できるようになるはずでした。でも、そのためのツールはデザイナーが把握できないほど複雑になって手間も増えてデザインの制作環境はデザイン以外のことに気が散らされるようになりました。
これらのツールの登場によって世間一般に拡散された「だれでも、カンタンに」のイディオムが、デザイン制作全般にさらに大きな問題をもたらしたかも。
いい広告。音楽もいいです。
自分の持ってるiPhoneに何ができるのか限界まで使い倒してみたくなります。
多様で複雑で説明するのがムズカシイ製品を、その魅力にフォーカスして広告するっていうのは、できそうでできないことな気がします。
今どき珍しいリッチでオリジナルなコンテンツ。
海に沈まないようにするためには懸命にスクロールしなくてはなりませんが、それでも思っているより早く溺れてしまいます。
メッセージは真剣で、緊迫感のある演出になってます。
データを編んで作るコンテンツではなく、こういうメッセージのあるコンテンツもいいですね。
オリジナルな構造と演出があることもいいです。
つくるのは、大変だったと思う。
『Sortie en mer』
http://sortieenmer.com
毎日ひとつづつ積み重なっていくのがいいです。
忙しいときにこそ、こういうことを忘れないようにしたいものです。
『Daily Advice for a Creative Life』
http://advice.guimenga.com
ネーミングも秀逸ですが、このロゴがもたらしている効果は大きいでしょう。
このロゴ、Googleとほぼ同じタイミングでこの欠陥を発見したCodenomiconというセキュリティ会社のデザイナーのLeena Snidateさんがデザインしたそうです。
セキュリティ会社にもデザイナーが必要ですねー。
Leena Snidateさんが言うには、
「理解しやすい方法で世界中にこの情報を提供できた事を誇りに思います。私たちの仕事は人々のデジタル環境をもっと安全にする事ですから。」
とのことです。
セキュリティー・バグにキャッチーな名前をつけて、理解しやすいロゴを作って広く認識してもらうのは、素晴らしいアイデアに思えます。
グラフィックデザインがどういった役割を果たして、どう世の中の役に立つのかを示す好例かもしれません。
ただし、怖がらせるようなネーミングや恐怖心を煽るようなデザインは絶対にダメですね(笑)
くわしくはこちら
http://www.fastcodesign.com/3028982/why-the-security-bug-heartbleed-has-a-catchy-logo
シンプルで、うまいです。
「なんで眼鏡っていつもズレ落ちてくるんだろ。」
「契約書忘れて来たかな。シートの下に落ちたのかな。」
「道がすいているから、メールチェックしよう。」
「Audiプレセンス」という衝突しそうになると知らせたりする回避したりする装備の広告ようです。
日本のクルマにもよくありますが、日本のグラフィックだとシステムの図解に終始してしまいますね。システムはどのメーカーでもだいたい同じで、大差がないのですが。
あと、テレビCMだと壁にぶつかりそうになるクルマが自動ブレーキが作動して停まって、乗っているタレントの驚いた顔が映し出されるという、バラエティ番組みたいなイメージ(笑)
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