残念なポルシェのNFTデビュー

まず価格が高すぎて批判されていますが、ラグジュアリーなイメージにしているのも失敗かもしれません。

ブランドがWeb2からweb3への転換してコミュニティを構築することの難しさ・・・
なにか少しだけわかったような気がします。

よくわからないので、詳しくは記事の末尾のリンクでどうぞ。
ブランドとしては酷い結果になった印象ですが、糧になる失敗であり、学ぶことが多いケースな気がします。いまはまだ、誰もこういうことのコンサルティングはできないかも。

批判だけでなく好評もあるようです。
NFTを購入した911(実車)オーナーのブログ記事からはポルシェ愛が感じられます。

ポルシェ、NFT発行を停止──価格設定などに批判 >>

ポルシェNFT、フロア価格が上昇──発行停止による供給減が後押し >>

残念なポルシェのNFTデビュー:Web3参入を目論む大手企業への教訓【コラム】 >>

ポルシェ911(992)増車 >>

続PORSCHE NFTの件 >>

Join Porsche’s journey into Web3. >>

Made in Contract 「Receipt」 01

Made in Contract 「Receipt」 02

Made in Contract 「TODAY」

Made in Contract 「HODL」

Made in Contract 「Memory Disc」

「NFTの持つ革新性として”スマートコントラクト”の存在に注目し、NFTをアートの新たなメディウムとして捉える3人の作家による展示。・・・画像や映像などの確定された出力のメディウムではなく、また、サーバーにアップロードされた動的なプログラムとも異なる、ブロックチェーン技術をベースにした新しいメディウム。」
ということで、おもしろい展示でした。
作品の成り立ち方と鑑賞の関係性に変化が起きていることがよくわかります。

以下は展示作品のキャプションにあった、気になった言葉です。

「NFTを使ったコンセプチュアルアート です。支払う金額によってビジュアルが決まります。・・・描画するコードは全てブロックチェーン上に保存されています。取引そのものがあなたのアートへの参加であることを示します。」

「新しいアートの価値は権威の働きかけではなく鑑賞者の関与にあることを伝えます。・・・これらの新しい価値観がデジタルな領域に留まらずこれからのアートの再生(Renaissance)となることを物理的な世界へと召喚する機会を通して祈ります。」

アート以外にもNFTがどのように利用されるようになるのかは興味があるテーマです。
こういったアイデアはいろいろな分野に急速に浸透していくのかも。
ずっと前にウェブが世の中に広がり始めた頃と少し似ている感じがしてます。

Made in Contract >>

2023年1月21日 アート

CNET Your guide to a better future

2022年11月から数ヶ月間、金融関係の記事や説明文をAIで書いて掲載していたそうです。
単純にbotがどこからかテキストをコピペしてきたものではなく、ChatGPTのように語彙と構造を持って生成された文章です。

CNETはこれを認めるコメントを出したようです。ありふれたトピックについてのコンテンツを生成するためにAIを使っているのはニュースサイトの既成事実になってるようです。ただし、CNETの編集方針に沿って「徹底的に事実確認して編集された」記事であることを明言しています。
この記事について、Google検索でペナルティが課された様子もないそうです。

この既成事実によって読者からの信頼は失われるでしょうか?
編集者の役割が重要になって、ライターの仕事はなくなるでしょうか?
私たちはニュースサイトの記事がAIによって書かれたことを識別できるでしょうか?

CNETの「Your guide to a better future」というブランドスローガンが、ディストピアっぽく響いて、とてもいいです。

元記事はこちら
Popular Tech Site Has Been Publishing AI-Written Articles For Months >><

ツイートはこちら
https://twitter.com/GaelBreton/status/1613110191029121024

詳しくはこちら
[Investigation] Has AI Already Replaced Human Writers? >>

クリスチャン・ディオール展01

クリスチャン・ディオール展02

クリスチャン・ディオール展03

クリスチャン・ディオール展04

クリスチャン・ディオール展05

過剰な演出が盛り沢山ですが、圧巻の展示でした。
何よりも点数がすごいし、歴代のクリエイティブ ディレクターの作品を一覧できるのがいいです。

トワル(仮縫い)のトルソーに着せ付けた白い展示が特に良かったですが、なぜか図録に掲載がなかったのが惜しいです。

クリスチャン・ディオールが、若い頃にアートギャラリー を運営していたのを初めて知りました。
そういうセンスをブランディングに発揮したような気もしました。

ファッションに疎くても楽しめる展示でした。

クリスチャン・ディオール、 夢のクチュリエ | 展覧会 | 東京都現代美術館 >>